3日の第17回川崎マイラーズ。
ルコルセールは外に向かうような発馬。逃げたのはアランバローズで2番手にムエックス。ギャルダルとコンシリエーレが3番手を併走し5番手にリンゾウチャネル。この5頭が先行集団を形成し8馬身くらい離れてフレールフィーユとオメガレインボー。さらに4馬身差でデルマルーヴルとデュードヴァン。また4馬身くらい離れてゴールドホイヤーとルコルセール。4馬身差の最後尾にホウオウルパンととても縦に長い隊列でレースが進捗しました。前半の800mは50秒3のミドルペース。
3コーナーからアランバローズとムエックスが2番手以下に3馬身くらいの差をつけていき,その3番手には内からギャルダル。直線の入口ではムエックスがアランバローズの前に。そのまま楽に抜け出して快勝。アランバローズの外にギャルダルが出てくると,その外からリンゾウチャネルとコンシリエーレが並んで追い上げ,一杯になったアランバローズを捌いて内からはオメガレインボーが追ってきて4頭で2着争い。先に2番手に上がっていたギャルダルがその位置を守り切り,5馬身差で2着。リンゾウチャネルがクビ差の3着でコンシリエーレがハナ差で4着。オメガレインボーはアタマ差の5着。
優勝したムエックスは南関東重賞初勝利。JRAで3勝し,一昨年の暮れから南関東に転入。転入後は8勝,2着2回,3着1回とほぼ完璧な成績で,前走のマイルグランプリも2着に入っていました。このレースは縦長の隊列ではありましたが,アランバローズはそれほど速いペースで逃げたというわけではなく,その2番手で楽についていけたことで快勝になりました。もう7歳ではありますが,今後の活躍も決定づけられたような結果であると思います。父はアジアエクスプレス。母の父はアドマイヤマックス。6代母のスウヰイスーは1952年に桜花賞やオークスを勝った名牝で,日本で古来より続く母系が出自です。Moueixはフランスのワイン会社の創業者の名前。
騎乗した船橋の張田昂騎手は東京2歳優駿牝馬に続いての南関東重賞8勝目。川崎マイラーズは初勝利。管理している船橋の張田京調教師は南関東重賞17勝目。川崎マイラーズは初勝利。
不完全である人間の精神mens humanaのうちにも完全なものの観念ideaがあるということは,人間の精神がその観念を形成したからではなく,完全なもの自身が形成した観念が不完全である人間の精神のうちに含まれているからだとデカルトRené Descartesは考えます。したがって完全なものは存在するのであって,この完全なものは神Deusといわれるから神は存在するとデカルトは結論します。
吉田はこの論証Demonstratioは突っ込みどころが満載だといっていますので,一言を付しておけば,スピノザの哲学の枠内でということならともかく,デカルトの哲学のうちではこの論証は成立するようになっています。ここでデカルトの論証について詳しく説明しても仕方がないのでそれは省略しますが,『デカルトの哲学原理Renati des Cartes principiorum philosophiae pars Ⅰ,et Ⅱ, more geometrico demonstratae』では第一部定理六に該当するものなので,その部分を理解すれば,このことがデカルト哲学の中で成立することも分かる筈です。なお,第一部定理六はその論証の過程で第一部公理九に訴求しています。この公理九というのはスピノザがそこでもいっているように,きわめて誤用されやすい内容を有しています。僕の考えでいえばこの公理Axiomaが必要であったというようには思えず,公理八に訴求すれば定理六も同じように結論が出せるようになっていると思うのですが,スピノザにも何か意図があって,公理九を挿入したのではないかと思います。とはいえ『デカルトの哲学原理』はあくまでもデカルトの哲学の解説書ですから,デカルトが示した公理をそのまま用いただけであったかもしれません。とにかく第一部定理六が証明できないというようにはなっていないことは間違いありません。
さらにもうひとついうと,この論証は,デカルトの哲学の中で神が存在するということを論証するための唯一の手段というわけでもありません。ほかの方法methodusを採用しても神が存在するということを証明することができるようになっています。これは『エチカ』でいえば第一部定理一一にはいくつかの論証があるのと同じことです。なので各自が最も納得できる論証を用いるのがよいでしょう。
ルコルセールは外に向かうような発馬。逃げたのはアランバローズで2番手にムエックス。ギャルダルとコンシリエーレが3番手を併走し5番手にリンゾウチャネル。この5頭が先行集団を形成し8馬身くらい離れてフレールフィーユとオメガレインボー。さらに4馬身差でデルマルーヴルとデュードヴァン。また4馬身くらい離れてゴールドホイヤーとルコルセール。4馬身差の最後尾にホウオウルパンととても縦に長い隊列でレースが進捗しました。前半の800mは50秒3のミドルペース。
3コーナーからアランバローズとムエックスが2番手以下に3馬身くらいの差をつけていき,その3番手には内からギャルダル。直線の入口ではムエックスがアランバローズの前に。そのまま楽に抜け出して快勝。アランバローズの外にギャルダルが出てくると,その外からリンゾウチャネルとコンシリエーレが並んで追い上げ,一杯になったアランバローズを捌いて内からはオメガレインボーが追ってきて4頭で2着争い。先に2番手に上がっていたギャルダルがその位置を守り切り,5馬身差で2着。リンゾウチャネルがクビ差の3着でコンシリエーレがハナ差で4着。オメガレインボーはアタマ差の5着。
優勝したムエックスは南関東重賞初勝利。JRAで3勝し,一昨年の暮れから南関東に転入。転入後は8勝,2着2回,3着1回とほぼ完璧な成績で,前走のマイルグランプリも2着に入っていました。このレースは縦長の隊列ではありましたが,アランバローズはそれほど速いペースで逃げたというわけではなく,その2番手で楽についていけたことで快勝になりました。もう7歳ではありますが,今後の活躍も決定づけられたような結果であると思います。父はアジアエクスプレス。母の父はアドマイヤマックス。6代母のスウヰイスーは1952年に桜花賞やオークスを勝った名牝で,日本で古来より続く母系が出自です。Moueixはフランスのワイン会社の創業者の名前。
騎乗した船橋の張田昂騎手は東京2歳優駿牝馬に続いての南関東重賞8勝目。川崎マイラーズは初勝利。管理している船橋の張田京調教師は南関東重賞17勝目。川崎マイラーズは初勝利。
不完全である人間の精神mens humanaのうちにも完全なものの観念ideaがあるということは,人間の精神がその観念を形成したからではなく,完全なもの自身が形成した観念が不完全である人間の精神のうちに含まれているからだとデカルトRené Descartesは考えます。したがって完全なものは存在するのであって,この完全なものは神Deusといわれるから神は存在するとデカルトは結論します。
吉田はこの論証Demonstratioは突っ込みどころが満載だといっていますので,一言を付しておけば,スピノザの哲学の枠内でということならともかく,デカルトの哲学のうちではこの論証は成立するようになっています。ここでデカルトの論証について詳しく説明しても仕方がないのでそれは省略しますが,『デカルトの哲学原理Renati des Cartes principiorum philosophiae pars Ⅰ,et Ⅱ, more geometrico demonstratae』では第一部定理六に該当するものなので,その部分を理解すれば,このことがデカルト哲学の中で成立することも分かる筈です。なお,第一部定理六はその論証の過程で第一部公理九に訴求しています。この公理九というのはスピノザがそこでもいっているように,きわめて誤用されやすい内容を有しています。僕の考えでいえばこの公理Axiomaが必要であったというようには思えず,公理八に訴求すれば定理六も同じように結論が出せるようになっていると思うのですが,スピノザにも何か意図があって,公理九を挿入したのではないかと思います。とはいえ『デカルトの哲学原理』はあくまでもデカルトの哲学の解説書ですから,デカルトが示した公理をそのまま用いただけであったかもしれません。とにかく第一部定理六が証明できないというようにはなっていないことは間違いありません。
さらにもうひとついうと,この論証は,デカルトの哲学の中で神が存在するということを論証するための唯一の手段というわけでもありません。ほかの方法methodusを採用しても神が存在するということを証明することができるようになっています。これは『エチカ』でいえば第一部定理一一にはいくつかの論証があるのと同じことです。なので各自が最も納得できる論証を用いるのがよいでしょう。
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