書き逃げアンドロイド。

副交感神経が優位になるような写真が好き。

キチガイの惑星

2021年03月16日 12時04分24秒 | 意識論関連

耐性菌への「進化」が促されるためには 単に耐性を持った菌株が発生しただけでは「進化」は促されることはなく

耐性を持った菌株以外の大量死滅という淘汰圧力が必要である

耐性菌への進化が促されるためには 耐性の低い個体から大量に死滅し 且つ 耐性の高い個体が生き残るという環境条件が必要となる

抗生物質を処方された際に「必ず飲みきって下さい」と言われるのは 中途半端に「耐性の高い個体が生き残ってしまう環境条件」を作らないための警告であり 症状が改善したからといって処方された抗生物質を途中でやめてしまうことによって 耐性菌の発生進化を促してしまうことになるのである

ある種の菌にとって 抗生物質の投与された体内というのは一種の極限環境であり 大半は死滅を余儀なくされるのだが 世代交代サイクルの短い菌類にとっては数日あれば進化を引き起こすには充分な変異を促すことが可能なのである

 


新型コロナウイルスにおいても 既に弱毒株への変異自体は起きている可能性はあるが 単に弱毒株が発生しただけでは宿主(ヒト)との共存に進化するわけではない

弱毒株以外が死滅するような強力な淘汰圧力がなければ弱毒化への遺伝的進化は促されることはない

そうした淘汰圧力とは どのようなものかと言えば 豪州のアナウサギのように当初95%もの死滅を伴う密の解消条件が必須となる

現状のようにダラダラと感染を続けている状態が続けば むしろ感染力の強い株への淘汰が生じ「進化」を促す条件の方が整っていると言えるのである

 

様々な変異と淘汰圧力の結果として 最終的に環境調和に達する可能性がないとは言えないが その環境調和という「結果」の中にヒトが残れるのかと言えば 何の保証もないのである

ヒトという種の生物が絶滅をしても 地球環境自体にとっては「どうでも良い」ことであって そうした大絶滅というのは生物進化史において何度も生じているのである

ヒトという種の生物が絶滅する可能性は決して低くはない

地球環境すら維持できないヒトが火星をテラフォーミング(地球環境化)して移住することなんぞできるわけがないのだが

ヒトの多くはバカなので 都合の良い結末だけを信じ込んで主観的に安心満足することばかりを優先する習性がある

何でもかんでも遺伝的進化任せにしておけば必ず都合良い結果が得られるとでも思っているのであれば 医学的治療も何もせず 自然環境下での強力な淘汰圧力に曝され続ける必要性がある

遺伝的進化を万能だと信じているからこそ 優生学的な発想で弱者切り捨てという非人道的行為が正当化されてしまうのであり

まるで「自分だけは先天的に優秀な遺伝子を持っているから死滅は免れることができる」とでも勝手に妄想して気分的に安心満足して思考停止に陥ることばかりをしたがるバカが大半である

フリードリヒ:ニーチェのゾロアスター教のように ヒトを超越した「超人」にでも進化するはずだから安心して思考停止に陥ることも簡単であり だからこそ「ニーチェはナチスを支えた」と言われるのである

抗生物質の使用など 医学的治療の全ては自然淘汰圧力に対する逆方向の働きであり むしろ遺伝的進化に対しては妨げる方向にしか働かず むしろ感染力を強める淘汰圧力環境にしかならない

もし 新型コロナウイルスの弱毒化への遺伝的進化を促すというのであれば 一切の治療も対策もせずに大量に死滅して弱毒株以外を淘汰する必要がある

そんなもん 阿鼻叫喚の地獄絵図でしかないだろ

遺伝的進化というものは そういう過酷なものなのである

 


豪州のアナウサギがミクソーマウイルスの弱毒化によって致死率が50%にまで低下したというが

ヒトでそれやるか?

弱毒化しても半数は死ぬんだぞ

それでも「進化万能」だと言い張るなら キチガイとしか言いようがないだろ

その意味において 「ヒトの大半はキチガイである」と言える

リチャード:ドーキンスのお伽話を鵜呑みにし

山極寿一や松沢哲郎の非科学的デマを信じ込み

養老孟司だのマイケル:サンデルだのマルクス:ガブリエルだのを哲学か何かと勘違いし

大学ではニーチェやカントを教えて金を徴収しているのである

 


こうした現実を マスコミも大衆も誰も理解していない

 


Ende;

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お伽話

2021年03月16日 10時44分39秒 | 意識論関連

オーストラリアでは1950年にアナウサギを駆除するためにミクソーマウイルスを導入する。 1950年当時は、兎粘液腫によるアナウサギの致死率は99%であった。 しかし数年後にはミクソーマウイルスが変化して弱毒化し、またアナウサギもミクソーマウイルスに対する耐性を獲得するようになったため致死率は50%まで下がる。

兎粘液腫 Wikipedia

 

毒性ウイルスが弱毒化する過程を考えると 変異によって弱毒株が生じただけでは弱毒化への「進化」は起きず

あくまで弱毒化していない株に感染した大多数の宿主と共に強毒株の淘汰による密の解消が必要条件である

しかし 今回の新型コロナウイルスに関しては強毒株に対する淘汰圧力は充分に働いていおらず

むしろダラダラと感染を続けてしまうことによって より感染力の強い株への進化を促してしまう可能性の方が高い

多剤耐性菌の発生の発現条件を考えてみればわかるが 遺伝的進化というものは膨大な死滅を伴う強力な淘汰圧力によって偶発的に死なずに残った個体の遺伝的性質(結果)を述べているに過ぎず

「ウイルスは必ず都合よく弱毒化して宿主と共存できるようになる」などという話は科学を逸脱したお伽話に過ぎない

遺伝子というものには意図や「目的」のようなものはなく あくまで遺伝的進化というものはシーケンシャルな「結果」以上の何ももたらすことはない

 

 

ところが 「学者」として大学や研究所に勤めている職員であっても遺伝的進化というものには目的のようなものがあって 必ず都合よく進化するはずだという非科学的妄想観念に囚われているバカは多い

免疫を持たないウサギが大量に死亡したというところから話が始まるので、ヒトとウサギは同列には扱えないが、ウイルスの目的は自己複製それ自体であって、宿主を殺すのは、逆に失敗である。だから、長い目でみれば、毒性が弱く、感染力が強いウイルスが宿主と共進化(coevolution)していく(→「ウイルス進化論」)。

ウイルスの弱毒化

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