書き逃げアンドロイド。

副交感神経が優位になるような写真が好き。

ジオラマ効果、ミニチュア効果。

2011年05月16日 16時14分04秒 | 写真
 ジオラマ効果とかミニチュア効果と呼ばれる写真加工処理のソフトウエアを自作したことがあるんですが、開発環境が古くてWin95用のアプリケーションしかコンパイルできず、また、ネット自体が今年の2月から始めたばかりで、配布するには何をどうすればいいのかさっぱりわからないため、死蔵しています。

 一般的にはコンピュータでのボカシ処理には正規分布が用いられるのですが、これは写真用レンズにおけるアウトフォーカスとは異なります。

 私の作ったソフトウエアでは、ボケの輪郭を円形にし、なをかつ輝度に応じた重み付けを行うことにより、写真用レンズのボケを再現しました。画素の明るい部分に重み付けをすることによって、夜景における明かりなどがキラキラと輝いている状態を再現することができます。

 ボケに円形などの輪郭のハッキリした形状を用いると、そのままでは輪郭部分にジャギーが発生してしまうために、高密度計算によるアンチエイリアス処理が必要となるため、デジタルカメラ本体内部で処理を行うのが困難であり、実装できないらしく、カメラメーカー各社は興味を示しません。

 また、カメラ実装のアルゴリズムの場合。キヤノンやオリンパスはボケの大きさがリニアに増加する本来の処理を行っていますが、NコンやPンタックスの場合は一定以上はボケない手抜き処理をしており、手抜き感抜群の仕上がりとなっています。「どうせ素人にはわからないだろう。」的なユーザーをバカにした開発思想が見えています。「処理速度を優先した。」などというのは言い訳にもならないでしょう。実際キヤノンやオリンパスは実装しているのですから(◇追記:EOS M10では手抜き処理に変更されてしまっている 画素数が大き過ぎて処理が重くなってしまったためではなかろか)。おそらくファームウエアの書き換えによって既存機種においても変更可能なはずですから、是非改善してもらいたいものです。

 *画像はクリックすると拡大表示します。




 アンチエイリアス処理を行うことによって、円形以外のボケ形状を実装することも可能となります。

 厳密には、絞りの部分に星型マスクを組み込むと、ピントの合った部分を境にボケの形状が反転します。




 ディスプレイ輝度を上げてもらうと綺麗に見えると思います。線路の写真などでは、バラスト(砂利)のわずかな輝き感も再現することができます。


 追記:「ジオラマ効果。」とかでググると、結構上位に入るんだけど。使いたいと思った人がいたらメーカーとかに要望するとか、賛同コメントするとか、何かアクションしてくれないと何にも進まないんだけど。gooのコメント欄って面倒臭いのかな。

 何年か前にこのネタを女子カメラ編集部に送ったら、知らない間にゲームの広告に使われてしまっていて、問い合わせたら「知らない。」の一言でごまかされてしまった。確か「A列車。」とかいうゲームだったかな。

 そのうち誰かが作ったiPhoneアプリで人気が出て、おいらはおいてきぼり。誰を信用したらいいのかね。最初からネット上で公開できればよかったんだけど、そん時はネットやってなかったのよね。

 処理が重たいからPC用のアプリは公開したいんだけど、どうすればいいのかわらない。

 ソネットブログの同じページだと毎月400PVくらいはあるらしいんだけど、これはネット上では「ない。」のと同じなのかな。



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