犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

ゲゲゲの調布発信
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下り方面発車します

2020年11月20日 | 犬と暮らす
[あらまし] 飼い犬ウーゴくん去勢オス4歳、ウチに来て6週間。
風の音や飼い主の足音にもビクつくほどだったが、
車や原付が通ることにも慣れてきて、
今週はドッグランで会う人にちやほやと撫でてもらうことを憶え、
ある犬とはお相撲をとることもできた。

前の飼い犬ジーロくんが使っていたマットを、気に入っている。
保護団体から車に乗って移動して、家に着いて、
玄関から入ったらまっすぐ奥へ奥へ進んで、
アルミサッシが閉まっていて出られないのが分かると、
部屋の真ん中に置いておいたマットを自分の居場所とした。

それ以来、ひたすらそのマットの上で過ごしている。
直径90㎝の円形のマット。
これだけで過ごしているので、6週間でずいぶんマットがぺちゃんこになった。

マットを気に入ってくれたのは良かったが、
まったくもってそこまでであり、それ以上のことは無い。
他の部屋はおろか、部屋の隅にも行こうとしない。
起きて半畳、寝て半畳。
質素である。



部屋の隅に行かないのは、部屋の隅には物が有るからだろうか。
壁際には本棚か棚が有る。
何か、物が怖いような様子だ。

ウーゴのいる居間と続きのダイニングキッチンの食卓で、
相棒やまちゃんと練習したい。

ためしに、私一人で歌ってみた。
ソプラノウクレレをやさしく弾くところから始めた。
様子を見ながら、日々ちょいとづつ調子を上げていった。
そして、ガンガンに皮張りバリトンウクレレを弾き鳴らして、
大声で歌ってみた。
大丈夫だ。

これならベースの音も大丈夫だろうか。
低音はまた響きが違って、怖がったりするだろうか。
ベースアンプを持って来て、置いた。

結論から申しますとね、音は平気なんだが、
ベースアンプという物の存在は非常に気にした。

食卓に向かう私にやっと近付けるようになってきていたのが、
途中の壁際にベースアンプを置いたら、
それ以上こっちに来なくなってしまった。



冬は、部屋の真ん中に薪ストーブを置く予定である。
大きな鉄の箱で、扉の金属音がしたり、
中で薪がパチパチと爆ぜたり、乗せたヤカンがシューシュー鳴ったり、
ウーゴにとっては恐怖の対象がやまほど待ち構えている。

今は、部屋の真ん中に敷いたマットでいつも寝ている。
はて困った。
そこにはストーブを出したいのだ。

試しに、マットの位置を変えてみた。
すると、マットに寝た。
マットが有れば安心なのか。
それなら、マットを部屋の隅に移動すれば良いだけだ。
あとはストーブの存在に慣れてもらえば。



ドッグランで他の飼い主さんたちに撫でてもらった日から、
少し雰囲気が変わった。
大きな一歩だったようだ。

前ほどビクついていないように見える。
外を眺めるようになった。
(まだアルミサッシの近くまでは行かないけれど。)



ベースアンプにも少しづつ慣れた。
慣れた頃には、ベースアンプは別の場所に移した。

代わりに、その向い側の壁の前に石油ストーブを置いた。
これもしばらく気にしていたが、
わりとすぐにストーブの前を通過できるようになった。

この石油ストーブも結局、別の場所に置くことにした。



薪ストーブを部屋に入れた。
実際に使うより前に慣らしておいたほうが良いだろう。
ひとまず、部屋の隅に置いた。

近付いたりはしないが、
そのせいで特に落ち着きが無くなったりなどということも無い。



まったく吠えない。
いや、寝言で吠えているのを聞いたことが有る。
ただ、寝言は本気の吠え声にならない。
「アウアウアウ」とか小声で言うだけだ。

普段は妙な鳴き声で私にたまに何かを伝えようとする。
「フーン ヒュー」
まことに控え目である。

そして、「散歩行きたい」だの「お腹空いた」だの「もっとかまって」だのといった
要求なのだろうけれど、長くは続けない。
たいへん諦めが早いのだ。

非常に扱いやすい。



保護団体のスタッフに聞いたら、
「牛のひづめが好きです。」と言っていた。
犬のオヤツ用に売っている、ごっつい蹄である。

買って与えてみた。
何日もかけてかじる。
与えて三日目の朝、便がゆるくなった。

午後、何かソワソワしている。
落ち着きが無い様子だ。
いつもは私が散歩の準備をしない限りは居間を出ないのだが、
自分で玄関と居間を行ったり来たりしている。
「フーン スピ―」
ちょっと鳴き声を出したりする。

ははーん。さては
と思い、散歩に出してやると、
10分近く歩いた先でやっとウンチをした。
かなりゆるい。

便意が差し迫って「ウンチ出たい、散歩連れてって」って
言ってんなら、家を出てすぐのところで排便せえよ。
と思うのだが、
排便場所も非常に慎重に選ぶのである。



繊細さとおとなしさはセットだ。
それが飼いやすさと出るか、なかなかたいへんなのか。

まあ、付き合うぜ。
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