[あらまし] 飼い犬ウーゴくん去勢オス4歳、ウチに来て6週間。
風の音や飼い主の足音にもビクつくほどだったが、
車や原付が通ることにも慣れてきて、
今週はドッグランで会う人にちやほやと撫でてもらうことを憶え、
ある犬とはお相撲をとることもできた。
前の飼い犬ジーロくんが使っていたマットを、気に入っている。
保護団体から車に乗って移動して、家に着いて、
玄関から入ったらまっすぐ奥へ奥へ進んで、
アルミサッシが閉まっていて出られないのが分かると、
部屋の真ん中に置いておいたマットを自分の居場所とした。
それ以来、ひたすらそのマットの上で過ごしている。
直径90㎝の円形のマット。
これだけで過ごしているので、6週間でずいぶんマットがぺちゃんこになった。
マットを気に入ってくれたのは良かったが、
まったくもってそこまでであり、それ以上のことは無い。
他の部屋はおろか、部屋の隅にも行こうとしない。
起きて半畳、寝て半畳。
質素である。
※
部屋の隅に行かないのは、部屋の隅には物が有るからだろうか。
壁際には本棚か棚が有る。
何か、物が怖いような様子だ。
ウーゴのいる居間と続きのダイニングキッチンの食卓で、
相棒やまちゃんと練習したい。
ためしに、私一人で歌ってみた。
ソプラノウクレレをやさしく弾くところから始めた。
様子を見ながら、日々ちょいとづつ調子を上げていった。
そして、ガンガンに皮張りバリトンウクレレを弾き鳴らして、
大声で歌ってみた。
大丈夫だ。
これならベースの音も大丈夫だろうか。
低音はまた響きが違って、怖がったりするだろうか。
ベースアンプを持って来て、置いた。
結論から申しますとね、音は平気なんだが、
ベースアンプという物の存在は非常に気にした。
食卓に向かう私にやっと近付けるようになってきていたのが、
途中の壁際にベースアンプを置いたら、
それ以上こっちに来なくなってしまった。
※
冬は、部屋の真ん中に薪ストーブを置く予定である。
大きな鉄の箱で、扉の金属音がしたり、
中で薪がパチパチと爆ぜたり、乗せたヤカンがシューシュー鳴ったり、
ウーゴにとっては恐怖の対象がやまほど待ち構えている。
今は、部屋の真ん中に敷いたマットでいつも寝ている。
はて困った。
そこにはストーブを出したいのだ。
試しに、マットの位置を変えてみた。
すると、マットに寝た。
マットが有れば安心なのか。
それなら、マットを部屋の隅に移動すれば良いだけだ。
あとはストーブの存在に慣れてもらえば。
※
ドッグランで他の飼い主さんたちに撫でてもらった日から、
少し雰囲気が変わった。
大きな一歩だったようだ。
前ほどビクついていないように見える。
外を眺めるようになった。
(まだアルミサッシの近くまでは行かないけれど。)
※
ベースアンプにも少しづつ慣れた。
慣れた頃には、ベースアンプは別の場所に移した。
代わりに、その向い側の壁の前に石油ストーブを置いた。
これもしばらく気にしていたが、
わりとすぐにストーブの前を通過できるようになった。
この石油ストーブも結局、別の場所に置くことにした。
※
薪ストーブを部屋に入れた。
実際に使うより前に慣らしておいたほうが良いだろう。
ひとまず、部屋の隅に置いた。
近付いたりはしないが、
そのせいで特に落ち着きが無くなったりなどということも無い。
※
まったく吠えない。
いや、寝言で吠えているのを聞いたことが有る。
ただ、寝言は本気の吠え声にならない。
「アウアウアウ」とか小声で言うだけだ。
普段は妙な鳴き声で私にたまに何かを伝えようとする。
「フーン ヒュー」
まことに控え目である。
そして、「散歩行きたい」だの「お腹空いた」だの「もっとかまって」だのといった
要求なのだろうけれど、長くは続けない。
たいへん諦めが早いのだ。
非常に扱いやすい。
※
保護団体のスタッフに聞いたら、
「牛のひづめが好きです。」と言っていた。
犬のオヤツ用に売っている、ごっつい蹄である。
買って与えてみた。
何日もかけてかじる。
与えて三日目の朝、便がゆるくなった。
午後、何かソワソワしている。
落ち着きが無い様子だ。
いつもは私が散歩の準備をしない限りは居間を出ないのだが、
自分で玄関と居間を行ったり来たりしている。
「フーン スピ―」
ちょっと鳴き声を出したりする。
ははーん。さては
と思い、散歩に出してやると、
10分近く歩いた先でやっとウンチをした。
かなりゆるい。
便意が差し迫って「ウンチ出たい、散歩連れてって」って
言ってんなら、家を出てすぐのところで排便せえよ。
と思うのだが、
排便場所も非常に慎重に選ぶのである。
※
繊細さとおとなしさはセットだ。
それが飼いやすさと出るか、なかなかたいへんなのか。
まあ、付き合うぜ。
風の音や飼い主の足音にもビクつくほどだったが、
車や原付が通ることにも慣れてきて、
今週はドッグランで会う人にちやほやと撫でてもらうことを憶え、
ある犬とはお相撲をとることもできた。
前の飼い犬ジーロくんが使っていたマットを、気に入っている。
保護団体から車に乗って移動して、家に着いて、
玄関から入ったらまっすぐ奥へ奥へ進んで、
アルミサッシが閉まっていて出られないのが分かると、
部屋の真ん中に置いておいたマットを自分の居場所とした。
それ以来、ひたすらそのマットの上で過ごしている。
直径90㎝の円形のマット。
これだけで過ごしているので、6週間でずいぶんマットがぺちゃんこになった。
マットを気に入ってくれたのは良かったが、
まったくもってそこまでであり、それ以上のことは無い。
他の部屋はおろか、部屋の隅にも行こうとしない。
起きて半畳、寝て半畳。
質素である。
※
部屋の隅に行かないのは、部屋の隅には物が有るからだろうか。
壁際には本棚か棚が有る。
何か、物が怖いような様子だ。
ウーゴのいる居間と続きのダイニングキッチンの食卓で、
相棒やまちゃんと練習したい。
ためしに、私一人で歌ってみた。
ソプラノウクレレをやさしく弾くところから始めた。
様子を見ながら、日々ちょいとづつ調子を上げていった。
そして、ガンガンに皮張りバリトンウクレレを弾き鳴らして、
大声で歌ってみた。
大丈夫だ。
これならベースの音も大丈夫だろうか。
低音はまた響きが違って、怖がったりするだろうか。
ベースアンプを持って来て、置いた。
結論から申しますとね、音は平気なんだが、
ベースアンプという物の存在は非常に気にした。
食卓に向かう私にやっと近付けるようになってきていたのが、
途中の壁際にベースアンプを置いたら、
それ以上こっちに来なくなってしまった。
※
冬は、部屋の真ん中に薪ストーブを置く予定である。
大きな鉄の箱で、扉の金属音がしたり、
中で薪がパチパチと爆ぜたり、乗せたヤカンがシューシュー鳴ったり、
ウーゴにとっては恐怖の対象がやまほど待ち構えている。
今は、部屋の真ん中に敷いたマットでいつも寝ている。
はて困った。
そこにはストーブを出したいのだ。
試しに、マットの位置を変えてみた。
すると、マットに寝た。
マットが有れば安心なのか。
それなら、マットを部屋の隅に移動すれば良いだけだ。
あとはストーブの存在に慣れてもらえば。
※
ドッグランで他の飼い主さんたちに撫でてもらった日から、
少し雰囲気が変わった。
大きな一歩だったようだ。
前ほどビクついていないように見える。
外を眺めるようになった。
(まだアルミサッシの近くまでは行かないけれど。)
※
ベースアンプにも少しづつ慣れた。
慣れた頃には、ベースアンプは別の場所に移した。
代わりに、その向い側の壁の前に石油ストーブを置いた。
これもしばらく気にしていたが、
わりとすぐにストーブの前を通過できるようになった。
この石油ストーブも結局、別の場所に置くことにした。
※
薪ストーブを部屋に入れた。
実際に使うより前に慣らしておいたほうが良いだろう。
ひとまず、部屋の隅に置いた。
近付いたりはしないが、
そのせいで特に落ち着きが無くなったりなどということも無い。
※
まったく吠えない。
いや、寝言で吠えているのを聞いたことが有る。
ただ、寝言は本気の吠え声にならない。
「アウアウアウ」とか小声で言うだけだ。
普段は妙な鳴き声で私にたまに何かを伝えようとする。
「フーン ヒュー」
まことに控え目である。
そして、「散歩行きたい」だの「お腹空いた」だの「もっとかまって」だのといった
要求なのだろうけれど、長くは続けない。
たいへん諦めが早いのだ。
非常に扱いやすい。
※
保護団体のスタッフに聞いたら、
「牛のひづめが好きです。」と言っていた。
犬のオヤツ用に売っている、ごっつい蹄である。
買って与えてみた。
何日もかけてかじる。
与えて三日目の朝、便がゆるくなった。
午後、何かソワソワしている。
落ち着きが無い様子だ。
いつもは私が散歩の準備をしない限りは居間を出ないのだが、
自分で玄関と居間を行ったり来たりしている。
「フーン スピ―」
ちょっと鳴き声を出したりする。
ははーん。さては
と思い、散歩に出してやると、
10分近く歩いた先でやっとウンチをした。
かなりゆるい。
便意が差し迫って「ウンチ出たい、散歩連れてって」って
言ってんなら、家を出てすぐのところで排便せえよ。
と思うのだが、
排便場所も非常に慎重に選ぶのである。
※
繊細さとおとなしさはセットだ。
それが飼いやすさと出るか、なかなかたいへんなのか。
まあ、付き合うぜ。
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