犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

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呼吸で自律神経を整える

2022年11月13日 | からだ
[あらすじ] 人体の状態を一定に保つために、自律神経は
自分の意志に関わらず、自動的に働く。
自分では意識しないうちに、体温や血圧などを調整してくれている。
ただし、自分の意志で自律神経を動かす方法が一つだけ有る。
呼吸だ。


私たちが意識しない陰で、自律神経は常に働いてくれている。
そんな自律神経も、緊張が続いたりすると、
調子が悪くなって、反応が鈍くなったり、過剰に働いてしまったりする時が有る。

そういう時は、意識的に呼吸をすることによって、
自律神経を整えることができる。

という話をしてきた。
今日は、具体的な方法を少し書くよ。

こういうことは、とにかく人それぞれの状態によって、
何をどうやるべきか、ということが異なる。
だから、どんな状態の誰が読むかも分からないインターネットのブログという場では、
何をどこまで書くか、難しいところが有る。

あんまりちょっとしか書かなかったら、
読んでくれている人に当てはまらなかったり、
誤解を招いてしまったりしかねない。
かと言って、詳しく書いたら、
部分的に読んで当てはまらなかったり、
最後まで読んでもらえなかったりするかもしれない。

だから、
簡単な所から書いていく。
んなこたわかってら、という方は読み飛ばせばいいじゃないの。





呼吸を使って自律神経を整えるために、
最初にやると良いこと。

まず、「呼吸」という言葉に表れているとおり、
呼吸は、「吐く」のが先である。

ここまでは、通例よく聞くように「吸ってーーー、吐いてーーー」と書いたけれど、
これは間違いと言って良いと思う。
人間、いきなり息を吸うのは難しい。

肺というのは、息を吐いた時に負圧になることで、
次の息が入る、という仕組みになっているからだ。
だから、「吐いてーーー」が先である。

吐ききれば、自然と吸う動きが始まる。



ところで、普段の呼吸では、肺は使いきられていない。
肺には3割だかなんだか、息が残っているそうだ。

吐ききらない息が、肺の底にずっと溜まっている・・・
想像しただけで、こきたねえ感じがする。

これを吐ききる。
意志を持って吐ききる。
「ふーーーーーーーーー」ってね。

吐ききったぜ、と思っても、吐ききれていないのがフツウである。
吐ききった、と思ったところで一旦、息を止めて、
もう一度吐いてみる。
すると、
「ふっ」
と、少し出るもんだ。

そうでもしないと、吐ききらないものなんであるよ。



吐ききる感覚をおぼえたら、
今度は、数を数えながらゆっくり吐いて、吐ききってみる。
その数で吐ききる、というのを繰り返しやっていく。

慣れてくると、吐く拍数を増やすことができる。
細く長く、そして吐ききることがポイント。



ついでに、腹の底まで呼吸する感覚を知ろう。

立って、おへその下、手の幅分くらい下の位置を意識する。
今そこを「おなか」と呼ぶことにする。
息を吐きながら、おなかを引っ込めていく。
吐ききるまで引っ込める。

そして、吸う時も、おなかを引っ込めたまま吸う。

また、息を吐きながらおなかを引っ込める。
吸う時にもおなかを引っ込めていたはずなのに、
息を吐くとおなかが引っ込んでいく。あらら。

というのを繰り返す。
慣れてくると、息を吸う時にもおなかが出てこなくなる。

この時、肩や胸が上がってしまわないほうが良い。
肩や胸が上がると、肩に力が入ってしまう。

どうしても肩に力が入ってしまう場合、
いっぺん、肩を耳に付けるようにグーッと上げて、
そっからストン!と落とす。と同時に「プハーッ!」と息をつく。
何度かやっていると、肩に力が入らないクセが付いてくる。
肩こりの人にもおススメであるよ。

そんでも力が上がってしまう人は、
少し膝を曲げて立つと良い。



思い出した時にでもちびちびとやってみて。
3ヶ月も経つ頃には、体が変わってくる。
注意深く自分の心身を見ていれば、
2週間や1ヶ月くらいでも変化は感じ取れるはず。
楽しんでください。

みんな元気でね。
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