犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

ゲゲゲの調布発信
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雷電力

2023年07月05日 | からだ
昨日、『東京リベンジャーズ』を読み始めた。
すると、冒頭のタイムリープの場面は、なんと、
ちょうど7月4日だったのだ。

2017年の7月4日から2005年の7月4日にタイムリープする話を
2023年の7月4日に読んでいる。
臨場感というか、臨時感というか。
まるで2017年の7月4日にタイムリープして、
その場に居合わせたかのような感覚で漫画を読んだ。



作品を読んでいるのが作中の時期とほぼ同じ、
という経験が多いと感じている。
ということを昨日、書いた。

5月から、『ラグ・ヴァンシャ』を読んでいる。
5世紀頃のインドの詩人による、ラグ王家の叙事詩だ。
(こっちのほうがよっぽど時空旅行)

昨日は、第一章の第36偈を読んだ。
こんな詩である。

स्निग्धगम्भीरनिर्घोषमेकं स्यन्दनमास्थितौ ।
प्रावृषेण्यं पयोवाहं व्द्युदैरावताविव ॥ ३६॥

こんなって言われても。
デーヴァナーガリーという文字である。
卒塔婆に使われている悉曇文字と兄弟分だ。
こんなふうに読む。

snigdhagambhīranirghoṣamekaṃ syandanamāsthitau /
prāvṛṣeṇyaṃ payovāhaṃ vdyudairāvatāviva // 36 //

正確に訳す力は、私にはまだ無い。
けどやってみようそうしよう。

どうやら、子どもに恵まれないディリ―パ王とその妻スダクシナーが
仙人に会いに行くのに心地良く低い音を立てる馬車に乗った。
ほんで、それはインドラ神の乗るアイラーヴァタという象が、
雨季の雷雲に乗ってすばやく空を駆けるのに似ているねえ、
ということのようだ。

馬車が道を走る「ごろごろ」という音を、
移動の速い雷雲の「ごろごろ」鳴る音に喩えているのではないか。

と、思う。

インドラ神というのは、日本では帝釈天と呼ばれている。
仏像も、象さんに乗っている。



と、これを読んだ昨日7月4日。
その未明は雷電が凄まじかった。

「雷すごかったねー。」と、
朝のドッグランでも話題になった。
家の中でしっかり寝ている人は、雨には気付かなかったようだ。

私は外気を感じながら寝るのが好きなので、
頭を窓際にして寝ている。

この夜の雷は、凄かった。
今まで見た中で一番明るく光った。
目が焼けるかと思った。

仰向けに寝て目の前、つまり、
今いる所の真上で光る。
しかし、音は遅れて聞こえてくる。

高い高い積乱雲の中で雷電が走っているのだ。

色は薄赤から黄色に見えた。
1000℃くらいなんだろうか。



雷のエネルギーが、
「7月4日ちょうどの作品を読む」という事を招く
力となったかもしれない。

そう言えば、
タイムマシンを起動させるエネルギー源に落雷を使う、
って映画も有ったよね。

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