犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

ゲゲゲの調布発信
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ザ・ぎっくり腰

2023年03月26日 | からだ
[あらすじ] 数年ぶりに腰が痛かったよ。


15年ほど前から10年近く、腰が痛かった。
痛みの強い時期には、仰向けに寝ていられないような痛みだった。
休む姿勢で休めない、眠れない、というのはしんどいものだ。

それが、『サーノ博士のヒーリング・バックペイン: 腰痛・肩こりの原因と治療 』という本を
読んだら治った。
痛みが消えたのである。

潜在意識まで抑え込まれた幼少の頃からの怒りといった
深い心の問題から目を逸らすために、
脳が身体に痛みをでっち上げている。
この仕組みを知ることで、脳のこの手口に騙されないで済む、
つまり、痛みが消える。

しっかり読んで、「騙されないぞ」と心に繰り返し思ったら、
十年苦しんだ腰痛が数日で消えていった。

ちょっとぶり返した時も有ったが、そういう時は
「これは作り出された痛みであって、実態は無い。騙されないぞ」と
繰り返した。



腰痛が消えてからは、
腰や背中が痛むことが有ってもそれは単なる筋肉痛であった。
一日二日もすりゃ引くのだ。

素晴らしい。
庭仕事で屈んでも何も痛まないし、
へんな姿勢を取ってもへいちゃらだし、
重い物はじゃんじゃん持てるし、
なんつったって、仰向けでぐっすり眠れる。

怖いもん無しである。
けっこう多くの人が、ぎっくり腰への恐怖とともに生きておるようだけれど、
自分には起きないことのように思えた。



ちょっと調子に乗っていたな、と思う。
調子に乗る私に、脳がお灸を据えた、とも言えそうだ。

一日二日で痛みが引かず、3日が5日になり、一週間続く頃になると、
ああ、また腰痛と伴に生きていかなければいけないのかな、
という気持ちになった。



ただ、強みだったことが有る。

それは、
物理的に問題が無い所にも痛みを感じることが有る、
ということを知っていることだ。

重ねて、
動かしたほうが動かさないほうが治りが良い、
ということも事実である。

両方を知っていないと、
動かすと痛いから、痛いってことはそこに何か有るわけで、
動かすと余計に故障が進むんじゃないか、
という不安に襲われる。

それが無かった。

だから、
腰が痛いなりに、屈んだりもしたし、
庭仕事もしたし、
重い物を持ち上げたりもした。

それによって悪化するもんではない、という類の痛みだな、
という判断ができたからだ。



とは言え、今回の痛みは、世に言う「ぎっくり腰」に他ならない
と、過ぎ去った今、思う。

さらに、ぎっくり腰もそんなに怖いもんでもない、
と、過ぎ去った今、思う。

それはただの「喉元過ぎれば熱さを忘れる」じゃないの?と言われそうな気もするが。

あまり調子に乗ると、
反省を促すためにまた痛みが出るかもしれない。
浮かれず、しかし不要に不安がらず、暮らそう。

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