[あらすじ] 「東京ブギウギ」をバリトンウクレレ弾き語りした。
https://www.youtube.com/watch?v=N97Y7_-bQsY
この後、何曲も「ブギ」をアップする予定で準備中ナリ。
「ブギ」という言葉を最初に知ったのは「東京ブギウギ」だった。
次に出会った「ブギ」はイギリスの国民的バンド、ステイタス・クオーや
https://www.youtube.com/watch?v=YVUaKrnQ9wY
チープ・トリックの「clock strikes ten」
https://www.youtube.com/watch?v=x1bzkzUJ92w
の中での、ロックのギターリフだった。
よく聴けばセックス・ピストルズの「Holidays in the sun」もやっぱりブギーのリフだ。
https://www.youtube.com/watch?v=UyfCFA2lizg
同じ「ブギ」でもまるで違うじゃないか。
その疑問に迫る。
というのがあらすじ。
さて。
ブギウギだってブギだってロックだって、アメリカ生まれの音楽だ。
けれど、私の好きなステイタス・クオーはイギリスのバンドだ。
アメリカ生まれの音楽をイギリス人が真似しているわけだが、
ただの真似じゃあイギリスでも評価はされない。
そこに何か、独特のものが漂うと、人気が出る。
もともとブルースが有って、ジャズからバップの流れに乗って、
ブギ・ウギが有り、
カントリー&ウエスタンからヒルビリーの流れも合流して、
ロックンロール誕生に至る、
というようなふうに私は理解している。
ロックが完成してからも、ルーツの一つであるブルースへの憧れは強く、
そこからまたジミー・ペイジ(レッド・ツェッペリン)
エリック・クラプトン(クリーム)
が出て来たりするわけだ。
ジョン・レノンにしろ、ストーンズのメンバーやクラプトンにしろ、
すっかりアメリ化しているように見える。日本人から見ると、の話だが。
東洋の果ての日本の子どもの私にとって、
チャック・ベリーはあまりにも遠い。
イギリス人によって少し洗練したくらいがちょうど食べやすい。
逆に、イギリスで独特の発展をしたロックが
逆輸入されて、エアロスミスのようなサウンドが完成したりもする。
※
もうちょいと黒っぽいほうの話だと、
ブルースが有って、ジャズからバップの流れも有って、
教会音楽ゴスペルの形ができて、
リズム&ブルースが有って、ソウルが有って、
一方で生まれたロックが合流してファンクが生まれ、
カリブでアメリカのポップスがスカの形を取って、
そこから育ったレゲエのストリート文化が逆輸入されて、
ラップしてヒップホップなのね。
それがまたロックとミクスチャーてな次第。
※
さて、イギリスで飛びきりの発展を遂げても、
アメリカにさほど大きくは受け入れられないものも有るようで。
セックス・ピストルズやクラッシュやラモーンズといったパンク・ムーブメントは
ロックの歴史を塗り替えたけれど、それは英国の文化と言えると思う。
もちろん、アメリカにもパンクバンドはいるのだけれど、
これまた何か逆輸入的なにおいがして、そこにもうひと味加わらないと売れないようだ。
私は、土着の黒人音楽と言えるようなところから、
アメリカの商業音楽的な部分も含め、
イギリスらしい雰囲気のロックもパンクも、
どれもこれも好きだ。
いっしょくたに好きというより、それぞれに好きだ。
パンクを聴いている時に、ファンクをやっている時のグルーブへのこだわりなんかは
すっかり忘れている。
ただし、セックス・ピストルズのギターだってブギーのボトムリフを使っている。
そういうのが聞こえてくると、全ては根っこっから繋がっているのだという
感動を覚える。
※
ブギーロックのギターリフについて調べていたら、
「チャック・ベリーは全てをダウンストロークで弾いていた。
一方、ビートルズやステイタス・クオーなどはダウンアップで弾いている。
英国流の省エネ奏法だ。」と書いている記事が有った。
ほんまかいな。
ビートルズが演奏している映像をねちねち観た。
確かに、レノンの手もハリスンの手も、ジャカジャカと四分で上下している。
ステイタス・クオーの映像もさんざん観た。
ちゃんと全部ダウンストロークで弾いている。
なんの記事も鵜呑みにしちゃいかんと思った。
クオーのようなスタイルのブギーを弾く時も、
全部ダウンストロークで弾きたいと思った。
※
ブギウギは、ピアノでの演奏スタイルの名前だと言って良いと思う。
左手でランニングベースを倍テンで弾く。
八分音符8個、たとえば「ソシレミファミレシ」とかで一小節だ。
リズムはスイングしている。
https://www.youtube.com/watch?v=QylChSbp1_A
あ、いけね、これはスイングはしてねえな。ストンプはしてるけど。
https://www.youtube.com/watch?v=tDuLezFRMNU
この感じが後にチャック・ベリーのボトムリフに繋がるのだろう。
「ギターブギ」というジャンルも有るからややこしい。
このピアノでのブギウギと同じように、
低い弦でランニングして高い弦でメロディやアクセントを弾く。
https://www.youtube.com/watch?v=sV1e-iSo5As
ブギウギピアノもギターブギも、名人芸と言われるような物が数有る。
こういったブギウギを元にして、ブギーロックのギターリフを作ったのが
チャック・ベリーだという。
ほんとのほんとに本当なのか?
調べる。
つづく
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます