[あらすじ] 「東京ブギウギ」をバリトンウクレレ弾き語りした。
https://www.youtube.com/watch?v=N97Y7_-bQsY
この後、何曲も「ブギ」をアップする予定で準備中ナリ。
「ブギ」という言葉を最初に知ったのは「東京ブギウギ」だった。
次に出会った「ブギ」はイギリスの国民的バンド、ステイタス・クオーや
https://www.youtube.com/watch?v=YVUaKrnQ9wY
チープ・トリックの「clock strikes ten」
https://www.youtube.com/watch?v=x1bzkzUJ92w
の中での、ロックのギターリフだった。
同じ「ブギ」でもまるで違うじゃないか。
どうやらこのリフはチャック・ベリーが作ったものらしい。本当か?
というところまでが、あらすじ。
私が「Music Life」のグラビアの中で惹かれてそしてラジオで聴いて好きになった
もう一つのバンドは、ハノイロックスだった。
こう書くとなんだかミーハーだな。
そう言えばミーハーという言葉も「Music Life」の中で知ったんだっけ。
ライブの映像を見たのはいつどこでだったのか、憶えていないが、見た。
リードギターのアンディ・マッコイが、ソロの時に奇妙な動きをしていた。
腰を低く下げ、片脚は前にまっすぐ伸ばし、ギターのネックも前方に向け
そしてピョコピョコと跳ねるようにステージを左右に移動する。
妙かっこいい。
これが実は、ブギーの答えに繋がっていく。
記憶があやふやだが、それより後に映画「バックトゥザフューチャー」を観たのか。
劇場に行った記憶は無いから、テレビ放送で見たのだろう。
マーティが学校のダンスパーティーで「ジョニー・B・グッド」を演奏する有名なシーンが有るが、
ギターソロの時に、片足ピョコピョコをやる。
あれ?アンディ・マッコイがやってたヤツだ。
なぬ?
実はこの動きは、’ロックンロールの父’ チャック・ベリーが編み出した動きで、
ダック・ウォークと呼ばれている。
アヒルはそんな歩き方しないと思うが。
※
今回、ブギーロックのギターリフは誰が発明したのか、調べた。
もしかしてチャック・ベリーではないか、と思って調べてみたら、
アタリだった。
本当かよ。
※
二十代後半の頃、映画『ヘイル!ヘイル!ロックンロール』を観た。
チャック・ベリーを中心に、かなりなロックスターたちがゲストに集まり、
コンサートを作っていく様子のドキュメンタリー映画だ。
エリック・クラプトンだのエタ・ジェイムスだのといったゲスト陣をまとめる
バンドマスターがローリングストーンズのキース・リチャーズだ。
ジョン・レノンは「ロックンロールって言えないなら、
”チャック・ベリー”って呼べばいいじゃない」って言ったとか。
"If you had to give Rock 'n' Roll another name, you might call it Chuck Berry"
1986年、チャック還暦のお祝いである。
ジョン・レノンはあの世で参加できずに悔しかったことだろう。
リハーサルを通じて、それぞれ一癖も二癖も有るミュージシャンを、
これまた癖の塊のようなキースがバンドマスターとしてまとめていく。
日頃、他のミュージシャンをくさしているその口が言うかと思うくらい、
名言を吐いていたりして感動ものである。ほめている。
豪華4枚組だと、色々なインタビューがたっぷり見られるらしい。
欲しいけど高い。買わない。
探してみたら、you tubeに映像が有った。
※
ザ・バンドのロビー・ロバートソンが、
古いアルバムをめくりながらチャック・ベリーとおしゃべりする。
ロビー・ロバートソンのとろんとした目や諸見里かと思うようなシャシュショな発音、
思い出話をするチャック・ベリー。
爺ぃの酒飲み話にしか見えない。
https://youtu.be/w2XDo8PAFL8?t=822
「この、いろんな曲でやってるこのリフ、
僕もガキの頃、一生懸命練習したこのリフ、
これって、どこから来たの?
ギターでこれを誰かがやってるのを聞いたの?」
「ピアノでやってるのは聞いたよ。」
「じゃなくって、ギターでやったのはあなたが最初かって質問してんの。」
「高校生の頃、恋愛なんか疎くってさ・・・
ナットキングコールの云々かんぬん・・・」
「なんの話?どこへ行く?」
みたいな会話が延々と続く。
結局のところ、チャック・ベリーは「yes」と答えるのだけれど、
スッと返事せずにまるではぐらかすように色々な話をするせいで、
どうもその「yes」がなぁんだかウソっぽく聞こえてしまう。
※
いづれにしろ、ピアノの左手で演奏されるものだったブギウギのパターンを、
ギターの低いほうの弦で演奏するリフとして使ってヒットを飛ばし、
以後のロックの一つの典型を築いたのはチャック・ベリーで間違い無い。
ブギーロックのギターリフのもとを辿る探究は、
ひとまずこれで良かろうということにする。
明日は「ブギ」2曲目をアップしまっせ!
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます