犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

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キイロシリアゲアリ祭

2021年09月11日 | イキモノタチ
久々の虫虫日記だよ。



毎朝行くドッグランで、羽虫にたかられた。



ドッグランからバス通りを挟んで向かい側に時間貸し駐車場が有る。
深大寺のだるま市とか大晦日とか神代植物公園のバラフェスタなど、
お客さんの多い時期には、更に奥の砂利敷きの駐車場も開く。

その、砂利敷きの駐車場の更に奥に、溝で区切られたスペースが有る。
夏になるとここにブヨがいる。
どうやら、溝には水が有るらしい。
ブヨは水の有るところに暮らす。

私は夏場はここに近寄らないようにしている。

なのに、今年の夏は2回ばかりブヨに咬まれた。
なぜだ。

ブヨは咬まれると厄介だ。
広く腫れて熱をもち、強い痒みが何日もぶり返す。
皮膚を咬み破るので、痕も残りがちだ。
憎い。



だから、ドッグランで羽虫が身の周りに飛んできたとき、
ブヨかっ
と思って慌ててやっつけた。

しかしどうもブヨよりもずんぐりしていない。
色もちょっと薄いようだ。

以前より視力が落ちたので、こういう時に歯がゆい。



その日、久しぶりに日中の気温が上がった。
前日までの冷えた空気を室内に大事に保って、ひっそり過ごした。
それでも午後には室内もムッと暑くなってくる。

夕方、外気温の下がってきたのを確かめて、
窓を開けて風を通した。
気持ちいい。

網戸を取り付けて良かった。
しみじみ思う。
風呂に入っても蚊に刺されることも無い。



風呂から出て、灯りをつけて部屋にいると、
羽虫がいる。
一匹。
あれ、犬の散歩から帰って来た時に、
玄関から一緒に入ってしまったのだろうか。

と思うと、
もう一匹。
気付けば、あっちに一匹こっちに一匹、
コップの麦茶に溺れる者が一匹、
パソコンのキーボードに一匹また一匹。

増えている。
どこからどんどん入って来ているのか。

自分で取り付けた網戸には、
ちょっと隙間が有る。
こんくらいならいいだろう、と思っていた穴だ。
たしかにそんくらいなら良かったのだが、
大量発生の羽虫が相手では良くなかったようだ。

最も疑わしい経路の窓だけ閉めたら、
その後は入って来なくなった。



あくる朝、食卓の上で絶命している何匹かを、
先端の細いピンセットで慎重に摘まんで集めた。

究極の接写、10㎜まで近付いて撮れて
しかも複数の写真を合成して全身にピントが合った写真を撮れる
オリンパスのTG-4で撮影する。


拡大して見れば、蟻だと分かる。
そうですか。
婚姻飛行だったんですね。おめでとうさようなら。



ドッグランに行くと、またあの羽虫にたかられた。

ドッグランの中の木に近付いてみると、
幹がモヤモヤするくらい羽虫がたかっている。うわあ。
そして私に移ってくる。

「私は木じゃない!!!」と、朝5時のドッグランで叫びながら
腕を振り回して走って木から逃げる。
ご乱心。



インターネットで調べてみると、キイロシリアゲアリらしいことが分かった。
「これはなんですか?」なんて質問も、何年も前でも日付は今日だったりする。

雨の後の蒸し暑い日に婚姻飛行をするという。
6月末にやる蟻はまた別の種類だ。

シリアゲアリは、尻を上げているわけではない。
蟻の身体は頭部、胸部があって、腹柄で腹部が繋がっている。
腹部の腹側で腹柄に接続しているものだが、
シリアゲアリの場合、腹部の背側で腹柄に接続している。
図中、赤い矢印で示している箇所のことだ。


そのため、腹部の角度が上向きになる。
それで尻上がりに見えるのだ。



日頃は樹木にお住まいのようである。

灯りに惹かれて室内にウジャウジャと入って来るので、
夕食時に邪魔で鬱陶しい。

尻上がりの婚姻飛行だから、縁起が良いってことでご勘弁を。
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