犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

ゲゲゲの調布発信
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不携帯

2012年06月22日 | 流民の窓
昨日は、叔父師匠(師匠のおとうと弟子)の鍼灸院に、初めて行った。やっと行った。
http://www.terashima-hari9.com/

私は携帯でネットしないので、PCで地図を表示して画面を携帯で撮って、
これでバッチリ、と準備した。
それにいつ頃から症状が出たかも、携帯のカレンダーに記録してあるから
問診票に詳しく答えられるもんね、バッチリ。

目的の駅に近付いてそう思って、ポケットに触れると、無いのよ。
忘れたのよ。
地図もカレンダーも、携帯ごと無いってわけよ。

しかし!シャッターを切る瞬間に私のまなこにも地図が焼き付いた。
写真不要!ビバ記憶力!ビバ海馬!


春から庭のヤブカラシの根を毎日のように掘り続け、
腰は固く張って痛んでいた。
が、丁寧な治療によって、ぐぐっと軽減。
久しぶりに柔らかくなった腰で、歩きやすい。

恵比寿から代々木八幡まで歩き、そこでやっとバスに乗った。

しかしここで悔しいのは、携帯。
私にとって携帯は、通話よりメールより、万歩計。
万歩計機能の搭載により、外出に携帯を忘れることは激減したのだ。


バスを降りたのは、代田橋。
甲州街道から、環七外回りに入ったところだ。

京王線の代田橋駅へ向かうべく、歩くと
甲州街道の北に並行して一本裏道がまっすぐ伸びている。
両側はちょいと古びた低い家並。
畳屋とか、水道屋とかいった職種が多いようだが、
今も営業しているかはわからないような雰囲気。

ひょいと辻を覗くと、それぞれの家の勝手口が奥にある様子、
家の裏にまた道がある様子、たぶんそれは水路だったであろう。
一軒ごとに井戸があるようだ。

現在の地名は杉並区和泉。
甲州街道沿いで、水が良く、栄えた土地だったのだろう。
さびれた中に往時をしのばせる潤いがかすかに残っている。


馬鹿にぶっとくなってしまった甲州街道は、
今ではむしろ生活圏を分断する。
以前は駅前から続いていたであろう商店街は寂れてはいるが、
なにやらリトル沖縄で売っているようで、沖縄ものの店が数軒ある。
また寄り道したいのう。おみやげビール。

駅前にも古い商店が残る一角がある。
お稲荷さんの下、永く生きていってほしいものだ~

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