ワタクシは、1969年生まれだ。
7月15日に、帝王切開でご誕生となっている。
ナースコールを押しても、
みんなテレビにへばり付いていてすぐに来てくれなかった、
なんて母は言っていた。
アポロ11号の、おそらく打ち上げの時だろう。
そう、
君らが生まれてくるずっとずっと前にはもう
私は生まれていたのだ。
(ポルノグラフィティ「アポロ」より)
※
YouTubeを観ていた。
著名な廃墟探訪者がしゃべっている。
その人は心霊現象というものは信じないけれど、
どうにも説明の付かないできごとというものは
いくつも経験している、と言う。
どうにも説明の付かないことを
「心霊現象」と言って片付けるのは安易だ
と、私も思う。
同時に、「何でも科学で説明できる」と言い切ってしまうのも
同様に安易だと思う。
現在知られていない科学が、
今の「物理」という言葉ではカバーできていない「物」の「理」が、
この世界に在るのかもしれない。
この世じゃなくてあの世なのかもしれないけど。
※
もう15年以上前のこと、
その人は、廃墟マニアとしての興味から、
閉鎖された東大分院の敷地に入ったと言う。
真っ暗闇の中、一迅の風が吹き、
枯れ葉を踏む足音がし始めた。
カサ、カサ、カサ、ガサ、ガサ、ズガ、
足音はこちらに近付きながら、その重みを増した。
二足歩行の足音だが、どんどん重みを増して、
人間だとしてもかなりの大きさと分かるくらいになって近付いて来る。
後も見ずにただただ走って逃げた、と言う。
ふーむ。
なんか天狗様のようだね。
※
私は全く霊感が無い。
※
というか、
東大分院って、ワタクシがお生まれなさった病院じゃないの。
母子手帳を確認する。
うむ。
文京区目白台3-28-6
東京大学付属病院分院(音羽分院)
と、裏表紙の欄に母の字で記録してある。
※
「心霊スポット 東大分院」
なんつって検索すると、その手のブログや掲示板がヒットする。
霊感の有る人が行くと、物音がすごいとか線香の匂いがするとかなんとか書いてある。
古い建築物のデザインを見るのは好きだ。
自分の生まれた場所でもあるし、見てみたいと思ったが、
残念ながら現存しない。
2001年に病院としては閉鎖され、
2009年から2010年頃に取り壊されたという。
※
ということは、見られるかもしれない。
Google mapのストリートビューは、2009年のものまで遡って見ることができる。
ギリギリ在るんじゃないだろうか。
行ってみる。
1969年生まれ、2009年ストリートビューの旅。
まずは現在のビュー。
今はまったく別の建物が建っているが、
煉瓦の塀と守衛室が遺されており、往時を偲ばせる。
そして、写真の中、指をさしているところに、
[他の日付を見る]という青字が有る。
これをクリックすると、画面下部にサムネイルが並ぶ。
右へ遡っていくと、2013年からは毎年撮影していることが分かる。
さすが都心。
2019年には現在の建物が完成している。
2018年より前は更地の写真が並ぶ。
しかし、
2009年には音羽分院の建物が写っている。ワーイ
残念ながら、建物の解体工事が始まっているため、
塀を上回る高さに防壁が組まれており、
中は見えない。
※
街を歩いていて更地が有ると、
「ここなんだったっけ?」となる。
無くなってしまうと、よほど特徴や馴染みの有ったものでない限り、
思い出せないことが多い。
去るものは日々に疎し、
目の前に無いもののことはじゃんじゃん忘れるもんだ。
Google mapストリートビューによって、2009年までは小さな時間旅行ができる。
7月15日に、帝王切開でご誕生となっている。
ナースコールを押しても、
みんなテレビにへばり付いていてすぐに来てくれなかった、
なんて母は言っていた。
アポロ11号の、おそらく打ち上げの時だろう。
そう、
君らが生まれてくるずっとずっと前にはもう
私は生まれていたのだ。
(ポルノグラフィティ「アポロ」より)
※
YouTubeを観ていた。
著名な廃墟探訪者がしゃべっている。
その人は心霊現象というものは信じないけれど、
どうにも説明の付かないできごとというものは
いくつも経験している、と言う。
どうにも説明の付かないことを
「心霊現象」と言って片付けるのは安易だ
と、私も思う。
同時に、「何でも科学で説明できる」と言い切ってしまうのも
同様に安易だと思う。
現在知られていない科学が、
今の「物理」という言葉ではカバーできていない「物」の「理」が、
この世界に在るのかもしれない。
この世じゃなくてあの世なのかもしれないけど。
※
もう15年以上前のこと、
その人は、廃墟マニアとしての興味から、
閉鎖された東大分院の敷地に入ったと言う。
真っ暗闇の中、一迅の風が吹き、
枯れ葉を踏む足音がし始めた。
カサ、カサ、カサ、ガサ、ガサ、ズガ、
足音はこちらに近付きながら、その重みを増した。
二足歩行の足音だが、どんどん重みを増して、
人間だとしてもかなりの大きさと分かるくらいになって近付いて来る。
後も見ずにただただ走って逃げた、と言う。
ふーむ。
なんか天狗様のようだね。
※
私は全く霊感が無い。
※
というか、
東大分院って、ワタクシがお生まれなさった病院じゃないの。
母子手帳を確認する。
うむ。
文京区目白台3-28-6
東京大学付属病院分院(音羽分院)
と、裏表紙の欄に母の字で記録してある。
※
「心霊スポット 東大分院」
なんつって検索すると、その手のブログや掲示板がヒットする。
霊感の有る人が行くと、物音がすごいとか線香の匂いがするとかなんとか書いてある。
古い建築物のデザインを見るのは好きだ。
自分の生まれた場所でもあるし、見てみたいと思ったが、
残念ながら現存しない。
2001年に病院としては閉鎖され、
2009年から2010年頃に取り壊されたという。
※
ということは、見られるかもしれない。
Google mapのストリートビューは、2009年のものまで遡って見ることができる。
ギリギリ在るんじゃないだろうか。
行ってみる。
1969年生まれ、2009年ストリートビューの旅。
まずは現在のビュー。
今はまったく別の建物が建っているが、
煉瓦の塀と守衛室が遺されており、往時を偲ばせる。
そして、写真の中、指をさしているところに、
[他の日付を見る]という青字が有る。
これをクリックすると、画面下部にサムネイルが並ぶ。
右へ遡っていくと、2013年からは毎年撮影していることが分かる。
さすが都心。
2019年には現在の建物が完成している。
2018年より前は更地の写真が並ぶ。
しかし、
2009年には音羽分院の建物が写っている。ワーイ
残念ながら、建物の解体工事が始まっているため、
塀を上回る高さに防壁が組まれており、
中は見えない。
※
街を歩いていて更地が有ると、
「ここなんだったっけ?」となる。
無くなってしまうと、よほど特徴や馴染みの有ったものでない限り、
思い出せないことが多い。
去るものは日々に疎し、
目の前に無いもののことはじゃんじゃん忘れるもんだ。
Google mapストリートビューによって、2009年までは小さな時間旅行ができる。
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