犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

ゲゲゲの調布発信
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全人臭

2017年12月27日 | からだ
「うちの息子のうんこは全然くさくないのよ!」
と自慢している友人がいた。
うんこはくさい、と決めてかかったら、間違いだ。



新鮮なうんこは、においが様々だ。
人によって違う。
時間が経ったうんこは、みんな似たようなにおいになる。
公衆便所が良い例だ。
そんなふうに感じている。



糖分をなるべく摂らないような食生活にしていると、
体臭が変わる。
汗のにおい、わきがのにおい、唾液のにおいが変わる。
くさくなくなる。

体臭は、食生活によって変わる。
異人種の体臭が違う、とよく言うけれど、それは食習慣の違いによるところが
大きいのではないだろうか。



うんこのにおいの成分の中にある、インドールやスカトールも、
薄ければ芳香と感じる。
花の香りの成分でもある。



ってことは、においの薄いうんこは花の香りと言えるのか?



ヤギで一番強く思うのだが、
うんこも、体臭も、内臓(ホルモン)も、肉も、においは共通している。
動物のにおいは、トータルだと思う。

つまり、人間もそうで、自分もそうだと思う。



老母は便秘がちで、それはパーキンソン病の一症状というよりは、
若い頃からのことであった。
便秘があると、薬の効きを妨げるので、便通を良くすべく、便秘薬を処方されている。
便秘の調子との兼ね合いで、薬の量のコントロールは非常に難しい。
ちょっと薬効が過ぎると、下ってしまう。



トイレや、床や、体についた便をきれいに拭いてあげて、
洗濯を済ませて、手を洗って。
でも、かすかに手ににおいが残っている気がする。
よく嗅いでみる。

あれ?
これは
何か、懐かしい、
幼い頃に嗅いだ、温かい母のにおいではないか。



やっぱり、人間のにおいはトータルだと思う。

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