[あらすじ] とても内向的な幼少と思春期を過ごした私、一人で外を回る仕事だからメーター検針員になってみた。
みんなとキャッキャやるより、一人でお絵かきをしていたと思う。
何かを言い返すより、自分の中で反芻していたと思う。
小学生の頃に、「ひとりずき」とはやされた。
ひとりが好きなわけじゃないのよ
と歌ったのは中島みゆきだが、私はひとりが好きだ。
おばはんになった分、ズケズケとしゃべれるようにはなったが、
それでも根っこは、群れの中にいるよりも流れの外を行く手合いだ。
そんな輩が、ある日ふと気付いた。
仕事から帰って、その日はなんだかものすごく疲れていた。
体は固くこわばり、重たい疲労感があり、次の予定に出かける気になれない。
特に仕事量の多い日ではなかった。
それに、どこのメーターもスムーズに見られる地区だった。
一昨日も書いたように、メーターが敷地の中にあるから家の人を呼んで鍵をあけてもらうとか、
ガレージの中にメーターがあるから車を移動してもらわなきゃならないとか、
一人では移動できないような物が上に置いてあるとか、
そういう問題箇所があると、仕事は厄介だ。
その日はそんな所が無く、すいすいと仕事がはかどる地区だったし、件数も多くなかった。
なのに、ガチガチに疲れているのだ。
いつもより何をしたというのだろう。
いや、何かをたくさんした、ということは無い。
気付いた。
何かをしたのではなくて、しなかったことがあるのだ。
これは問題にしましょ。
さて、私がその日しなかったことは、なーんだ?
みんなとキャッキャやるより、一人でお絵かきをしていたと思う。
何かを言い返すより、自分の中で反芻していたと思う。
小学生の頃に、「ひとりずき」とはやされた。
ひとりが好きなわけじゃないのよ
と歌ったのは中島みゆきだが、私はひとりが好きだ。
おばはんになった分、ズケズケとしゃべれるようにはなったが、
それでも根っこは、群れの中にいるよりも流れの外を行く手合いだ。
そんな輩が、ある日ふと気付いた。
仕事から帰って、その日はなんだかものすごく疲れていた。
体は固くこわばり、重たい疲労感があり、次の予定に出かける気になれない。
特に仕事量の多い日ではなかった。
それに、どこのメーターもスムーズに見られる地区だった。
一昨日も書いたように、メーターが敷地の中にあるから家の人を呼んで鍵をあけてもらうとか、
ガレージの中にメーターがあるから車を移動してもらわなきゃならないとか、
一人では移動できないような物が上に置いてあるとか、
そういう問題箇所があると、仕事は厄介だ。
その日はそんな所が無く、すいすいと仕事がはかどる地区だったし、件数も多くなかった。
なのに、ガチガチに疲れているのだ。
いつもより何をしたというのだろう。
いや、何かをたくさんした、ということは無い。
気付いた。
何かをしたのではなくて、しなかったことがあるのだ。
これは問題にしましょ。
さて、私がその日しなかったことは、なーんだ?
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