犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

ゲゲゲの調布発信
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ひとんちの木を伐る

2023年04月09日 | うつろい
草どもの春の勢いに、我が胃袋の消化力が追い付かない。
まったく追い付かない。

今年もまた、
やわらかい葉っぱが旨い旨いと毎日食っていたら、
胃が壊れてしまった。

毎朝、胃がもたれる。
今朝の吐く息の臭さなんかひどいもんだった。
胃袋の悲鳴である。



喰いきれない春の恵みは、輸出する。

芹をとにかく採って採って、朝の犬の散歩のときに持って行った。
ドッグランで毎朝のように会う人たちに差し上げる。
なんだか喜んでいただけた。

芹は、横倒しに伸びる茎が有って、
そいつの途中の節のところで根っこを出す。
そうやって、どんどん広がる。
すごいんであるよ。

我が家ではほぼ雑草認定なのだが、
買えば高い野草だ。



それ以上に我が庭で幅をきかせているのが、蕗だ。

減らそうと思って地下茎を掘り出したりしたのだが、
そんでも殖える。
私が掘るのに上回って伸びているのだ。

もとはと言えば、
10年くらい前に、やはり犬の散歩で知り合った人の庭から
株分けしてもらったものだ。
「庭で蕗が採れたらいいなー。」なんて夢想したものだったが、
今では蕗を採ることに追われている。

片っぱしから切る。
畑にしたい場所は、根っから掘り出す。

これまたドッグランで知り合ったご近所さんに分ける。



すると、その人が言う。
「キンモクセイが伸びて困ってて。」
ほうほう。なになに。じゃあ見に行きましょう。

何年か前に、やはり知り合いに頼んで切ってもらったが、
また伸びてしまって手に負えない、と言う。
私からすると、「じゃあ切ればいいじゃん」である。
木を伐るということも、やらない人にとってみたら、できないことなのだ。
じゃ、やりますよ。植木屋さんに頼むよりは格安で。



とかくキンモクセイというのは、繁る。
我が家も、玄関の脇にキンモクセイを植えてあった。
昨年の冬に伐って、根こそぎやっつけた。

キンモクセイは、節から四方に枝分かれする。
四方じゃないな。
六方くらい。
そのうち、3~4本くらいが残って、太く成長してゆく。

だから繁る。
枝がどんどん詰まる。
葉も多くなる。

そして、家が暗くなる。



梯子をかけて登ってみると、何年か前に切った部分が見える。
なるほど。
一階の屋根の高さくらいで切ってある。

切ったところから木は伸びる。
一階の屋根の高さで切れば、二階に届く高さに伸びる。
だから、
「これくらいの高さにしたい」という高さの、さらに下のほうで切ると良い。



以前参加していたバンドのギタリストさんも今、
たまに知人宅の木の手入れを頼まれるらしい。
その出発の姿を満面の笑みで撮影し、SNSにアップしている。
私も真似をして、梯子と撮影するとしよう。
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