犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

ゲゲゲの調布発信
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ふきみそまつり

2022年03月09日 | うつろい
庭にヤブランが殖えて殖えて、覆い尽くそうとしている。

と以前書いたが、それはかなり日陰の部分の話だ。
もう少し明るい域は、フキである。
蕗が殖えて殖えて、庭を覆い尽くそうとしている。

私が蕗を採って食う勢いよりも、蕗が殖える勢いのほうが強い。
私には「あく抜きするのがめんどくさいな」というハンデが有るのだ。
くそう

根茎で殖える連中は強い。という印象が有る。
もちろん、種で殖えるヤツらも球根の輩もランナーの徒もみんな強いのだが。

蕗は根茎で拡がる。
そのくせ、花も咲かす。

花が咲く前に、採って食う。
それがフキノトウってわけだ。

今日で今季最後かもしれない。
バンドの相方やまちゃんと二人で、
庭の蕗の薹を刈り尽くす。
一つ残さず刈り尽くす。



先週、私の蕗味噌をおかずにやまちゃんとご飯を食べた。
「おいしいおいしい」と言って食べている。
やまちゃんは蕗味噌が好物だから。

うわべの言葉に騙されてしまう性質だ。
口先の上手な人を評価してしまう。
感じの良いことを言う人を信頼してしまう。

私はお世辞と本音の区別をつけることができない。

お世辞を言っていても本音と思ってしまうのだから、
本音を言っている場合もお世辞かと思ってしまう。
やまちゃんは蕗味噌が好物だから「おいしい」と言っているのであって、
私の作った蕗味噌が特においしいわけでもない、と受け取るのである。

しかし後日、作り方を聞かれた。
こ、これはホンモノだ。
本当においしかったから、何か作り方にコツが有ると思って
聞いてくるのだろう。

ああしかし、
本当にお世辞の上手な人は
「おいしい!これレシピ教えてくださーい」
と言うだろうな。



半分こして、120グラム有った。
刻んで刻んで炒めて炒めて和えて和えて
蕗味噌に料り尽くす。

おいしく作って食い尽くしてやるわ。
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