桃栗三年柿八年
この続きはいろいろ有るようだが、私の気になるのは
枇杷は九年でなりかねる。
九年経てもなかなか生らない。
じゃあ何年なのさ!
五歳まで住んでいた家は、大正時代に建てられた木造の家屋だった。
湯船はほんとに桶で、ガス化されてはいたけれど横の釜で焚いていた。
コンクリの床の上にすのこでね。
その風呂場には、裏口が有った。
外から直接風呂場に入れる。
これは実に便利だった。
庭仕事して汚れた人や、泥遊びした子どもが、そのまんま風呂場に直行できる。
風呂場の裏口の前に、枇杷の木が有った。
子どもの記憶だからサイズは定かでないが、実を付けていたと思う。
多くの童謡をつくっているまどみちおさんに、ずばり「びわ」という詩がある。
びわはやさしい木の実だから だっこしあってうれている
うすい虹ある ろばさんの お耳みたいな 葉のかげに
磯部俶さんのメロディーと相まって、なんともやさしい歌になっている。
果物として枇杷が好きだし、歌も好きだ。
けれど、いかんせん、店頭に並ぶものは高価で。
めったに買わない。
深大寺あたりは農家の生産者直売所がちょこちょこ有る。
ここで買った枇杷の、種を蒔いてみたらヒョイヒョイと芽が出た。
それが三年前。
九年でならんのだから、あと七年以上…。
待ち遠し過ぎる。
と思っていたら、庭の隅にいつの間にか枇杷の木が育っていた。
つつじの植え込みの中から、去年、頭を出した。
頭を出した後の成長はなかなかに速い。
すいすいと背を伸ばし、枝を広げ、葉を繁らす。
いいぞ、いいぞ。
それにしても、これでせいぜい五年くらいだろう。
あまり期待しないようにしている。
ところが、気付いてしまった。
一箇所だけだが、つぼみを付けている。
いや、もうほころび始めている。
わはは!
ピンボケだが、写真のとおり。
花から実までって、半年以上かかる。
木はなんてずっとずっと実を育てているのだろう。
この続きはいろいろ有るようだが、私の気になるのは
枇杷は九年でなりかねる。
九年経てもなかなか生らない。
じゃあ何年なのさ!
五歳まで住んでいた家は、大正時代に建てられた木造の家屋だった。
湯船はほんとに桶で、ガス化されてはいたけれど横の釜で焚いていた。
コンクリの床の上にすのこでね。
その風呂場には、裏口が有った。
外から直接風呂場に入れる。
これは実に便利だった。
庭仕事して汚れた人や、泥遊びした子どもが、そのまんま風呂場に直行できる。
風呂場の裏口の前に、枇杷の木が有った。
子どもの記憶だからサイズは定かでないが、実を付けていたと思う。
多くの童謡をつくっているまどみちおさんに、ずばり「びわ」という詩がある。
びわはやさしい木の実だから だっこしあってうれている
うすい虹ある ろばさんの お耳みたいな 葉のかげに
磯部俶さんのメロディーと相まって、なんともやさしい歌になっている。
果物として枇杷が好きだし、歌も好きだ。
けれど、いかんせん、店頭に並ぶものは高価で。
めったに買わない。
深大寺あたりは農家の生産者直売所がちょこちょこ有る。
ここで買った枇杷の、種を蒔いてみたらヒョイヒョイと芽が出た。
それが三年前。
九年でならんのだから、あと七年以上…。
待ち遠し過ぎる。
と思っていたら、庭の隅にいつの間にか枇杷の木が育っていた。
つつじの植え込みの中から、去年、頭を出した。
頭を出した後の成長はなかなかに速い。
すいすいと背を伸ばし、枝を広げ、葉を繁らす。
いいぞ、いいぞ。
それにしても、これでせいぜい五年くらいだろう。
あまり期待しないようにしている。
ところが、気付いてしまった。
一箇所だけだが、つぼみを付けている。
いや、もうほころび始めている。
わはは!
ピンボケだが、写真のとおり。
花から実までって、半年以上かかる。
木はなんてずっとずっと実を育てているのだろう。
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