犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

ゲゲゲの調布発信
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長岡弘樹『教場』

2019年01月05日 | よみものみもの

図書館に若手コント師でもいるのだろうか。
一番よく行く分館、入って正面に本マグロの漁場が有ることは先日書いた。
https://blog.goo.ne.jp/su-san43/e/c9af1febf76eacba2ea24d4b4e239970

今度は、貸し出しカウンターの横に、鳥居ができている。
賽銭箱も有る。空っぽの様子だが。
そして、おみくじが有る。

「みんなで作ったんですよー。」
おみくじのことだろうか、鳥居のことだろうか。両方のことだろうけど。
顔なじみの嘱託員さんがニコニコと言う。

何ヶ月か前に異動になってきた若い職員さんがアイディアを出してきているのだろうか。
昨年度までとはだいぶ雰囲気が変わってきた。



図書館には「展示」が有る。
何かのテーマに沿って選ばれた本が並んでいる。
そこに、ちょいと雰囲気を作るための工作を飾っていたりする。
これは、職員さんが手作りしている。家で作業していたりする。
サービス残業とか持ち帰りとか、いまどき流行りませんが。

分館のホームページに「展示」というページが有るのに、最近やっと気付いた。
記録の写真が見られる。
せっかく作ってんだもんね。



乗せられるべし。
鳥居に向かってちゃんと合掌し、(拍手はしなかった。図書館だから静粛に。)
おみくじを引いた。

大吉だぜ。



あなたのラッキープレイス

学校

学校が吉。
学生じゃない人は 今年は学食を 食べに行って吉。

おすすめ本

教場 長岡弘樹著 小学館

桐島、部活やめるってよ 朝井リョウ著 集英社

がっこうだってどきどきしてる アダム・レックス文 WAVE出版

わたしもがっこうにいきたいな アストリッド・リンドグレーン文 徳間書店



学食は、散歩の食事にたまに使う。
先日は、近所の医科大学のキャンパスで銀杏を拾って、
ついでに学食で食べた。

安いのは良いが、内容がやはり若者向けだ。
どうせ定食を食べるなら、煮魚とか食べたいお年頃になっちゃったのだ。
とか言いつつ、チキンカツをもりもりと食らった。



こども室に行く。
こ汚いズボンに黒のジャンパーでニット帽の、男か女かわかんないのが
ずるりとこども室に行って、真剣に本を探す。

リンドグレーンの絵本はすぐに見つかった。
ちびの妹を連れて小学校に行って一日過ごした、という
予想通りの内容に安心する。



教場?
学校と言っても、普通の学校ではなさそうだ。
短編集か。

気楽な小説を読みたいけれど、何を読んだら良いものやら、決めかねていた。
こういう時に、おみくじに頼るのはいい。
頼るためにおみくじは有るのだ。

警察学校の話だった。

不条理な、閉鎖的な、縦社会。
ものすごく胸糞悪い。

おかげで、まだ最初の一話しか読んでいない。
けれど、現実のストレスをいっとき忘れるくらい、
作品の中の小さな社会が、胸糞悪い。
ある意味ファンタジックなので、貸し出し手続きをした。



対極的な二冊を読めて、めでたしめでたし。


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