犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

ゲゲゲの調布発信
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安全ハイブリッドカー登場

2017年07月01日 | 毎月馬鹿

駅構内でのスマホ歩きが問題になっているが、
そんなの駅構内に限ったことじゃない。
そこいらの道を歩いている時も、正面からただただ直進してくる歩行者がいる。

スマホをいじって注意が手元に集中していて、周囲のことに気付いていない。
うつむいた視野は自分の一歩先までなので、
何かにぶつかりそうになったその直前の瞬間でやっと気付く。
ぶつかりそうになった対象が動いていなければ回避できるが、
動く物だったら衝突する。

衝突したのが歩行者同士、体格もそこそこ似通った同士なら
「ごめんなさい」で済むけれど、
相手が自動車だったら、怪我も軽く済むかどうか。
しかも相手を加害者にする。

スマホは目を閉ざしていると言えるが、
耳を閉ざすものもある。
小っこい端末にたくさんの曲を登録して、耳ん中にイヤホンを突っ込んで
こっそり一人で聴きながら歩いている。

周囲から接近する物の音が聞こえない。
聴覚は、視野に入らない物の存在も知らせてくれる。
背後から接近する速い足音があれば、人は道を譲ったり、
夜道だったら逃げ出したりするかもしれない。
イヤホンをしていたら、気付かない。

そんな物が発達している中、自動車の方も低騒音化が進んだ。
ガソリンエンジンと電気モーターが切り替わる、ハイブリッドカーだ。
街中や住宅街といった、歩行者がいそうな道だと、低速走行なので、
電気での走行に切り替わる。
これが、非常に静かである。

スマホをしていなくても、イヤホンで何かを聴いていなくても、
気付かないうちに歩いている自分のすぐ横に自動車が迫っていることがある。
止まっているハイブリッドカーはエンジンが停止しているので、
一時停止しているのか、駐車しているのか、耳では判断できない。
運転席に人がいて、ハンドルを握っていざ発進ってな姿勢でいるかどうか、
ガラス越しに覗き見ないとわからない。

つまり、怖い。
音も無く接近しているので、危ない。

ここ数年、そんなことを思っていたら、
実際に事故件数も多いようだ。
やはり、電気走行中の、軽微な事故が多い。
軽微なら問題にならないかと言っていられるような件数ではないらしい。

ついにメーカーが対策をとった。
車の先端から、音が出せるようにしたのである。

低騒音化に逆行するようで、そこは苦しい判断だったろうと思う。
しかし交通安全には代えられない。

車の先端にスピーカーを取り付けて、
音楽やアナウンスが流せるようにした。
トラックのような「右へ曲がります」「左へ曲がります」はもちろん、
「発車します」「車が接近しています」といったものから、
「おさきにどうぞ」という声まで選択して鳴らすことができる。

「車が接近しています」というアナウンスが聞こえたところで、
実際に車が接近していることに気付いたときに驚くのと
同じくらい驚く。
それではなんにもならないということで、
走行中に音楽を鳴らすという機能もある。
音が近付いてくることで、車が近付いてくることに歩行者が気付きやすい。
灯油の販売か、ちり紙交換か、石焼いもか。

いや、そんなに大きな音ではない。
狭い道で、歩いている人に聞こえる程度の音量である。
音楽は、300種類から選択できるそうだ。
オルゴール風、インストゥルメンタル、ピアノ曲。
さらにJポップ、ジャズ、ロック、演歌。
民謡やお囃子やちんどん屋もあるという。
軍歌は無いそうだ。

音楽以外にも、
単なる機械的な発信音のパターンというのもあったり、
蒸気機関車の走行音や、大型船の汽笛などというのもある。
自動車のエンジン音は、もちろん無い。


詳しくはメーカーのホームページで。
http://blog.goo.ne.jp/su-san43/e/9b0ce229efda5f7bce01eea5e04d7093


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