犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

ゲゲゲの調布発信
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斜陽

2022年07月06日 | Do it myself
玄関を掃除する。



だいぶ長い間ほったらかしていた。
汚れている。
掃き掃除しかしていなかった。

土間がレンガ敷きである。あらステキ。
それもあって、隙間風がひどい。あらフテキ。

玄関の外も、一坪足らず、屋根のあるスペースになっている。
そこも、玄関の土間からレンガ敷きが続いている。



子どもの頃から、ここを掃除するのは私の役目だったように記憶している。
水を撒いて、ブラシぼうきでガシガシやる。
バケツの水を流すと、サーッとレンガの明るい色が出て、気持ちいい。

気持ちいい。

おおう。

ブラシを使った掃除が久しぶり過ぎて、
磨いても磨いてもきれいにならない。
水を流しても、なんだかどんよりとシミだらけである。



老母は2年前に老人ホームに入居した。
要介護5がついていた。

掃除に追われる毎日だった。
玄関の土間まで手が回らなかった。
老母のための踏み台や、歩行器などが置いてあった。

たまのショートステイの間にあれこれ大掃除したのだが、
玄関は後回しだった。



入居から2年も経っている。
もう、介護の時期のことも言い訳にならない。
あの頃に蓄積してしまった汚れを落としたい。

バケツに水を汲んで、ブラシぼうきでガシガシやる。

何度も何度もガシガシやるが、
いくらでも水は濁る。
その水がすぐに引いてしまう。
汚れを流すには水を流しっぱなしにでもしないとならないか。

レンガはステキだけれど、素焼きだし多孔質なので、
水も汚れも吸い込んでしまうのだ。



ひととおり磨いてみたが、納得いくほど明るくならない。
あちこちに、落ちないシミが有る。

いっそのこと、レンガの表面を少し削るくらいのことをしようか。
柔らかいから削れるだろう。



排水のために、わづかに傾斜が付いている。
いや、
それ以上に傾斜している。

西に向かった玄関の外に、一坪足らずのスペースが続いている。
その、西の端っこの、
壁とレンガの地面の間に、2㎝くらい隙間ができている。



建築士の友人Mに話した。
―どうやら、ウチの西側が沈んでいってるようなんだよね。
M「それか、壁のほうが上に伸びていってるか、だね。

伸びるのか。家って成長するのか。そうか。
いやそんなわけない。

我が家は西へ沈んでいっているのである。
没落。



さてここで一昨日書いた話に戻る。
風呂場のコーキングを打ち直している、という話だ。

なぜそんなことをしているかと言えば、
湯舟の周囲のコーキングに、隙間ができているからだ。
他にも、壁のタイルのあちこちに隙間ができているし、
何ヶ所か、ヒビが入っている。



壁は、西側である。
風呂場は、トイレを挟んで玄関の並びである。

やっぱり、家が西に沈んでいっている。
西の端っこは2㎝。
風呂場の辺りで2㎜くらい。



何年後かにはもっとあからさまに傾いて沈んでいるかもなあ。
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