犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

ゲゲゲの調布発信
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立ち居振る舞い

2013年10月25日 | からだ
[あらすじ] だらしない動作をしていると、体もだらけてくる。
普段の動きをきれいにコントロールしていれば、適度に筋力は付く。


たとえば電車の中で。

○吊革や手すりにつかまらないで立つ。

揺れる電車の中で立つと、バランスを取り続けるので
無意識の運動神経が鍛えられる。

○シートにはそっと腰掛ける。

ストンと尻を落とすように腰掛けると、隣の人に振動が伝わってしまう。
シートを揺らさないように、体重移動をコントロールする。
人に不快感を与えない動きは見えない筋肉を鍛える。

○椅子には深く腰掛け、足を引く。

浅く腰掛けて足を前に投げ出し、背を深くシートに沈めている若者をよく見る。
姿勢を保つ筋力が育たないので、立っても自転車に乗っても姿勢が悪い。
姿勢をきれいにすることは、もっとも静的な無意識の運動コントロールだ。
ただ、「良い姿勢」は誤解が多いので、これはあらためて詳しく述べたい。

たとえば駅や、家の中で。

○階段を静かに昇降する。

どうすると静かにできるか分からない場合は、逆に大きな音を立てて
昇り降りしてみるといい。
その反対を考えれば、静かにできる。
これも後日詳しく述べたい。

○足音を立てずに歩く。

戸外ならカツカツ!と、室内ならベタンベタンと、あるいはズルズルと
音を立てて歩くのは、動きに無駄が有ったり、逆に必要な動きができていない証拠。
これも後日詳しく述べたい。

食卓で。

○テーブルに手や肘を置くときは、静かに。

厳密には肘なんか置いちゃいけないわけだが。
しかし友達と話す時などはかまわないだろう。
カウンター席などは、肘を置くための高さになっている。
ただ、コントロールせずに肘を突けば、並びの客に不快感を与える。
テーブルにドンと肘を突くのは、汁物がこぼれそうになることすらある。


しつこく並べてみた。
無意識の働きなので、気付きにくいことだ。
しかし、そういう視点をもってみると、チャンスは絶えず有るということが分かるだろう。
少しずつ配慮するか否かで、身体がずいぶん変わるに違いない。

静かな、周囲に影響しない、立ち居振る舞いというものが
身体のまとまりを育てる。
伝統的な作法や、行儀とかしつけといったものは、
実はとても基礎的な健康法と言えると思う。

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