道端に、蝉の抜け殻が落ちている。
蝉の抜け殻は、ふつう、道に落ちていない。
抜けた場所にしっかりしがみ着いて、少々のことでは外れない。
だから、妙だなと思って見ると、
蛹の背中の裂け目から、ちらりと緑色が見えている。
どうやら、羽化に失敗して落ちたものらしい。
いや、落ちてしまったから羽化に失敗したのだろうか。
いづれにせよ、失敗は死を意味する。
※
中学生くらいの頃から、虫を飼うのが楽しみのひとつだった。
幼虫を取って来て、毎日新鮮な葉を与え、変態を見る。
脱皮は命がけの仕事だ。
何回か脱皮を繰り返す中、蛹に変わる時の脱皮は
ひときわ大変そうだ。
そして、最後の脱皮と言える羽化がやはり一番の大仕事のようで、
失敗が多い。
蛹からいつまで経っても出て来ない場合もある。
羽化してもうまく翅が伸びない場合もある。
飛べない虫は生きられない。
※
夏は、そんな生死がうじゃうじゃしている。
蝉の抜け殻は、ふつう、道に落ちていない。
抜けた場所にしっかりしがみ着いて、少々のことでは外れない。
だから、妙だなと思って見ると、
蛹の背中の裂け目から、ちらりと緑色が見えている。
どうやら、羽化に失敗して落ちたものらしい。
いや、落ちてしまったから羽化に失敗したのだろうか。
いづれにせよ、失敗は死を意味する。
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中学生くらいの頃から、虫を飼うのが楽しみのひとつだった。
幼虫を取って来て、毎日新鮮な葉を与え、変態を見る。
脱皮は命がけの仕事だ。
何回か脱皮を繰り返す中、蛹に変わる時の脱皮は
ひときわ大変そうだ。
そして、最後の脱皮と言える羽化がやはり一番の大仕事のようで、
失敗が多い。
蛹からいつまで経っても出て来ない場合もある。
羽化してもうまく翅が伸びない場合もある。
飛べない虫は生きられない。
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夏は、そんな生死がうじゃうじゃしている。
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