消える魔球を知ってるかい?
マンガアニメ『巨人の星』で、
星飛雄馬が編み出した魔球だ。
飛雄馬の投げたボールが、バッターの手前まで来ると、消えるのだ。
しかし、
その謎を解いた好敵手・花形満が打ち取る。
んじゃなかったっけっかなー?
私は1969年生まれ。
『巨人の星』の放送は1968年から1971年のことだというから、
私が見たのは再放送だ。
野球なんか興味の無かった私も見るくらい、
人気が高かったということか。
※
ボールが好きな犬は多い。
ボールを投げてやると走って行って、咥えて飼い主のもとに帰って来る。
また投げてやると走って取って帰って投げての繰り返し。
我が犬ウーゴくんもボールは好きだ。
投げれば追い駆けて、はしゃいで両前足を上げて飛び付くように取る。
そして、すぐに置いて別のことを始める。
おお。残念。
保護団体から2年半前に引き取った。
一時期は、ボールを取ると執拗にかじっていた。
中空のボールだとすぐにボロボロにバラしてしまうので、
今は壊れないボールを使っている。
しかし、いつの頃からか、かじらなくなってしまった。
バラせないからだろうか。
※
ボールに対する執着は、犬によって違う。
自分のボールよりも、他の犬が遊んでいるボールを横取りするのが好きな犬は
とても多い。
隣の芝生は青いのだろうか。
飼い主はやっとのことで取り上げて、持主に返す。
ボールをかじってバラバラにするのがご趣味の犬も
とても多い。
「他の犬のボールのほうが好き」と「かじってバラバラにするのが好き」は
どちらも多いので、
両方の特性を兼ね備えている犬も
とても多い。
つまり、
「他の犬の遊んでいるボールを横取りして、かじってバラバラにしてしまった」
という事件も
とても多い。
多くの飼い主さんは、それは犬の特性として自然なことだと理解しているので、
平謝りの飼い主さんに対して「いいですよ」と言うことが多い。とても多い。
※
だからってね、そればっかりじゃいけないと思う。
いたんですよ。
他の犬のボールを取ってかじって壊してばっかりの犬が。
で、飼い主さんは、慌てて取り上げもしない。
フツウは「いいですよ」と言われても、どうにかして取り返して持主に返すものだが。
さらに、
バラバラにしてしまっても、弁償もしない。
太いな。
私がこの人に腹が立つ理由は、
このようでありながら、自分の犬のためのボールを自分で持参しない
という点だ。
なんなんだ。
※
自分のボールというものを強く意識している犬もいる。
そういう犬は、横取りされると、怒る。
怒られたらすぐに降参すれば良いのだが、
アホの犬は、怒られても降参しなかったり、
怒られていることが分からなかったり、
受けて立ってしまったりする。
そうすると、喧嘩になってしまう。
地元である深大寺のドッグランでは、
ボールはトラブルの元になるから禁止、ということになっている。
こういう回避の方法を私は好きでない。
※
都立公園に付属しているドッグランはいくつか有る。
設備やルールはそれぞれで異なる。
ボールやオヤツなど、トラブルの原因になりがちな物を禁じていない所も有る。
そういう場所のほうがむしろ、利用者同士のコミュニケーションや配慮が進みそうな気がする。
ボールだオヤツだといった個別のものを禁じたとしても、
トラブルなんてどんな原因でも起こり得る。
大事なのは、犬同士の間で何か起きた時に飼い主がどう対応するか。
それが、トラブルが本当にトラブルになってしまうかどうかのポイントだと思う。
※
で、まあ、
一つ問題点の有る飼い主さんていうのは、
往々にして他にも問題点が有るわけで。
ほんじゃ翻って自分を見た場合にどうかと言うと、
自分から自分を見てもよく分かんなくて、
他人様から見てどうかという所が問題なわけで。
などと考えると、
「あいつ問題だな」と思うのも
お互い様なのかもしれない、とも思えてきて、
なんも文句言う気がしなくなる。
※
さて
我が犬ウーゴくんは、
自分のボールを追い駆けることは追い駆けるが、
この頃は、一回追い駆けて一瞬かじって終了。
その場にボールを放置して、トコトコとどこかへ行ってしまう。
そのわりには、他の犬の遊んでいるボールには興味を持って、
横取りしてかじることも有る。
やっぱり、かじり心地の柔らかいボールを使ったほうがいいかな、
と考えている。
ボロボロに咬みちぎられてしまうのはムナシい。
買い替えるのも忙しい。
丈夫なボールをねちねち咬んでくれるのが都合良いが、
まあ飼い主の思い通りになんかならないものだ。
※
ふと目を離したら、ボールをどこかに置いて
トコトコと歩き回っている。
仕方ないので、探し回る。
「ボールどこに置いてきたー」と文句を言いながら、
ドッグランを歩き回る。
ほぼ毎朝ドッグランで会う人が、
さりげなく一緒に探してくれている。
「何色ですか?」と聞かれた。
「黄緑色です。元は。」
「ははは。ウチのボールもピンクとは思えない色になってる。」
お犬のお口で咥えては地面を転がるので、
ヨダレと埃で土色になるものなのだ。
だから、
見付からない。
※
これだ!
花形満は気付く。
ボールに土をまぶして地面と同じ色にしているから、
見えなくなるのだ。
独特の投球フォームで土を蹴り上げてボールにまぶす。
バッターはボールが近付いたら足を踏み出すので埃が上がる。
そこで、ボールが消える。
これが消える魔球の謎だったのだ!
※
んなこた毎朝のドッグランで繰り広げられている。
マンガアニメ『巨人の星』で、
星飛雄馬が編み出した魔球だ。
飛雄馬の投げたボールが、バッターの手前まで来ると、消えるのだ。
しかし、
その謎を解いた好敵手・花形満が打ち取る。
んじゃなかったっけっかなー?
私は1969年生まれ。
『巨人の星』の放送は1968年から1971年のことだというから、
私が見たのは再放送だ。
野球なんか興味の無かった私も見るくらい、
人気が高かったということか。
※
ボールが好きな犬は多い。
ボールを投げてやると走って行って、咥えて飼い主のもとに帰って来る。
また投げてやると走って取って帰って投げての繰り返し。
我が犬ウーゴくんもボールは好きだ。
投げれば追い駆けて、はしゃいで両前足を上げて飛び付くように取る。
そして、すぐに置いて別のことを始める。
おお。残念。
保護団体から2年半前に引き取った。
一時期は、ボールを取ると執拗にかじっていた。
中空のボールだとすぐにボロボロにバラしてしまうので、
今は壊れないボールを使っている。
しかし、いつの頃からか、かじらなくなってしまった。
バラせないからだろうか。
※
ボールに対する執着は、犬によって違う。
自分のボールよりも、他の犬が遊んでいるボールを横取りするのが好きな犬は
とても多い。
隣の芝生は青いのだろうか。
飼い主はやっとのことで取り上げて、持主に返す。
ボールをかじってバラバラにするのがご趣味の犬も
とても多い。
「他の犬のボールのほうが好き」と「かじってバラバラにするのが好き」は
どちらも多いので、
両方の特性を兼ね備えている犬も
とても多い。
つまり、
「他の犬の遊んでいるボールを横取りして、かじってバラバラにしてしまった」
という事件も
とても多い。
多くの飼い主さんは、それは犬の特性として自然なことだと理解しているので、
平謝りの飼い主さんに対して「いいですよ」と言うことが多い。とても多い。
※
だからってね、そればっかりじゃいけないと思う。
いたんですよ。
他の犬のボールを取ってかじって壊してばっかりの犬が。
で、飼い主さんは、慌てて取り上げもしない。
フツウは「いいですよ」と言われても、どうにかして取り返して持主に返すものだが。
さらに、
バラバラにしてしまっても、弁償もしない。
太いな。
私がこの人に腹が立つ理由は、
このようでありながら、自分の犬のためのボールを自分で持参しない
という点だ。
なんなんだ。
※
自分のボールというものを強く意識している犬もいる。
そういう犬は、横取りされると、怒る。
怒られたらすぐに降参すれば良いのだが、
アホの犬は、怒られても降参しなかったり、
怒られていることが分からなかったり、
受けて立ってしまったりする。
そうすると、喧嘩になってしまう。
地元である深大寺のドッグランでは、
ボールはトラブルの元になるから禁止、ということになっている。
こういう回避の方法を私は好きでない。
※
都立公園に付属しているドッグランはいくつか有る。
設備やルールはそれぞれで異なる。
ボールやオヤツなど、トラブルの原因になりがちな物を禁じていない所も有る。
そういう場所のほうがむしろ、利用者同士のコミュニケーションや配慮が進みそうな気がする。
ボールだオヤツだといった個別のものを禁じたとしても、
トラブルなんてどんな原因でも起こり得る。
大事なのは、犬同士の間で何か起きた時に飼い主がどう対応するか。
それが、トラブルが本当にトラブルになってしまうかどうかのポイントだと思う。
※
で、まあ、
一つ問題点の有る飼い主さんていうのは、
往々にして他にも問題点が有るわけで。
ほんじゃ翻って自分を見た場合にどうかと言うと、
自分から自分を見てもよく分かんなくて、
他人様から見てどうかという所が問題なわけで。
などと考えると、
「あいつ問題だな」と思うのも
お互い様なのかもしれない、とも思えてきて、
なんも文句言う気がしなくなる。
※
さて
我が犬ウーゴくんは、
自分のボールを追い駆けることは追い駆けるが、
この頃は、一回追い駆けて一瞬かじって終了。
その場にボールを放置して、トコトコとどこかへ行ってしまう。
そのわりには、他の犬の遊んでいるボールには興味を持って、
横取りしてかじることも有る。
やっぱり、かじり心地の柔らかいボールを使ったほうがいいかな、
と考えている。
ボロボロに咬みちぎられてしまうのはムナシい。
買い替えるのも忙しい。
丈夫なボールをねちねち咬んでくれるのが都合良いが、
まあ飼い主の思い通りになんかならないものだ。
※
ふと目を離したら、ボールをどこかに置いて
トコトコと歩き回っている。
仕方ないので、探し回る。
「ボールどこに置いてきたー」と文句を言いながら、
ドッグランを歩き回る。
ほぼ毎朝ドッグランで会う人が、
さりげなく一緒に探してくれている。
「何色ですか?」と聞かれた。
「黄緑色です。元は。」
「ははは。ウチのボールもピンクとは思えない色になってる。」
お犬のお口で咥えては地面を転がるので、
ヨダレと埃で土色になるものなのだ。
だから、
見付からない。
※
これだ!
花形満は気付く。
ボールに土をまぶして地面と同じ色にしているから、
見えなくなるのだ。
独特の投球フォームで土を蹴り上げてボールにまぶす。
バッターはボールが近付いたら足を踏み出すので埃が上がる。
そこで、ボールが消える。
これが消える魔球の謎だったのだ!
※
んなこた毎朝のドッグランで繰り広げられている。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます