犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

ゲゲゲの調布発信
犬のこと、人の心身のこと、音楽や自作のいろいろなものについて

犬と人と勇気

2013年12月30日 | 犬と暮らす
[あらすじ] オスの飼い犬、ジーロと奥多摩の瀧を見に行ったものの、
橋の上が凍っていて滑って渡れず、引き返した。


ジーロ君、一度滑ったら、凍った橋がちょっと怖くなったようだ。
帰りはへっぴり腰で、しかも、怖い時間は短い方がいいということなのか、
小走りで渡って行く。

それは返って怖くないかね?
私は走れない。
後ろから熊が追っかけてきたら走るかもしれないけど。

おもしろいもので、帰りは行きほど緊張せずに渡れた。
どの橋も、行きに滑ったりはしなかったのだ。
行きに渡れた橋が帰りに渡れないわけはない、という理屈だろうか。
行きよりもスイスイと渡れた。

犬と人と、それぞれ違った理由で、帰り道は速かった。


凍った橋を器用に渡る犬の様子を写真に収めたかったが、
そんなわけでジーロはサッサと先へ行ってしまう。
どうしても撮りたいので、橋を渡る手前でしゃがんで、呼んでみた。

ジーロ。

振り返る。立ち止まる。

ジーロ、おいで。

固まる。

ジーロ、こっちへおいで。

せっかく渡ったのに、せっかく駆け抜けたのに、もう一度戻れって言うの??

ジーロ、ジロジロジーロ。

悪い飼い主である。
たかが写真を撮りたいだけのために、犬の「呼ばれたらすぐに行く」という
しつけられた性質を利用している。
忠実な犬は、気の毒なくらい忠実だ。

何度も呼んだら、来てくれた。
写真を見ると、後足が浮いているので走っているのがわかる。

ごめんね~

彼は私より2回多く凍った橋を渡っているわけだ。



後日、4本爪アイゼンを購入した。
また、再チャレンジしようと思う。
しかも、雪が降ったら行こうかな。

もう一度、ジーロ君を連れて。

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