犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

ゲゲゲの調布発信
犬のこと、人の心身のこと、音楽や自作のいろいろなものについて

自己治癒力

2013年09月10日 | からだ
自然治癒力、という言葉をよく聞くが、あの言葉が嫌いだ。

なんだか、ほっといたら自然に治る、というふうに聞こえるからだ。

出血すれば、血液が凝固してかさぶたができる。
免疫機構が働いて、常に外敵を排除して身を守っている。
古い細胞は死に、常に新しい細胞が生まれている。
肌も胃腸の粘膜も、常に傷つき衰え、常に再生している。

ほっといてなんか、いない。
体は常にせっせと働いて、全体としての機能を維持している。
それを、自然治癒力なんてノホホ~ンとした言われ方したら、
全細胞が「ふざけるな!こちとら必死で働いてんだ!」
と憤慨するのではないかと思う。

必死で働く全細胞の総体が、自分自身だ。
自分自身が懸命に再生し続けているのに、
本人が喫煙だの酒の飲み過ぎだの運動不足だの過労だので
体の活動を妨げて、病気になる。

細胞たちの無念たるや。

体のことを体だけに任せっぱなしにするのではなく、
本人も体と協力する態勢であると、病気も治りやすい。

だから私は、自然治癒力ではなくて、自己治癒力と言いたい。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« そんなんしとるバヤイか | トップ | むくげのいろいろ »

コメントを投稿

からだ」カテゴリの最新記事