![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/ea/93ba2bf170b98c5865bfc242a6fbd410.jpg)
写真は、花留めとして作った陶製の作品である。
「鬼の手」と名付けた。
早めに書かないと、不気味でいけない。
※
2年程前に、いけばなの大規模な展覧会に行った。
久しぶりのいけばな展だった。
様々な流派が集まったものだったので、
それはそれは色々な作風のものを観ることができた。
いけばなと言ったら、鉢の中に剣山を置いて花を挿すものばかりだと思っていた。
それは、進んだ手法なのだと知った。
まあ、それだけの道具を使うのだから、
そりゃそうか。
古流ではそういう物は使わない。
言われてみれば、投げ入れ花なんてな言葉は聞いたことが有る。
剣山のようなトゲトゲに挿すのではなく、
花を留める道具も様々に有ることを知った。
剣山は見えてはいけないものだが、
そういった花留めは、それ自体が作品となり得るものだった。
馬の轡を使ってみたりといった、
他の道具を流用する工夫も楽しい。
陶芸をちょっとやるので、これは作りたい、と思った。
人の手を作ってみたいと考えていたのと、花留めとが
頭の中で合わさった。
ザラリとした仕上がりになる釉薬を手の甲側に掛けた、
爪にはヌラリと光る釉薬を掛けた。
無骨な鬼が花を手にしているという絵にしたかった。
※
地面から出て来た彼岸花の蕾が開く前に
この指の中に茎を通して、
地中から出た鬼の手が彼岸花を掴んでいる、
という展示方法を思い付いた。
説明を読んで想像しただけでおそろしい。
庭に彼岸花が咲き始めたので、
蕾を通して地面に鬼の手を置いてみた。
恐怖。
写真を撮ってアップしようと思っていたが、
先にこの解説を書くことにした。
知らないで写真を見たら、怖過ぎる。
毎月一日に法螺を書いているが、
今度ばかりは配慮する。
この作品は怖いわ。
どうせならもっと大きく作るとか、
もっと妙な色調にするとか、
手の形や指の曲がり方や
指の位置や数を、人間と違うようにするとか、
そうすれば、人の手と見えてしまうことは回避できたかもしれない。
しかし、
もっと怖くなるだけかもな。
※
とにかく、これは「鬼の手」という陶器の花留めの作品で、
それを持っているのは生身の私の左手です。
「鬼の手」と名付けた。
早めに書かないと、不気味でいけない。
※
2年程前に、いけばなの大規模な展覧会に行った。
久しぶりのいけばな展だった。
様々な流派が集まったものだったので、
それはそれは色々な作風のものを観ることができた。
いけばなと言ったら、鉢の中に剣山を置いて花を挿すものばかりだと思っていた。
それは、進んだ手法なのだと知った。
まあ、それだけの道具を使うのだから、
そりゃそうか。
古流ではそういう物は使わない。
言われてみれば、投げ入れ花なんてな言葉は聞いたことが有る。
剣山のようなトゲトゲに挿すのではなく、
花を留める道具も様々に有ることを知った。
剣山は見えてはいけないものだが、
そういった花留めは、それ自体が作品となり得るものだった。
馬の轡を使ってみたりといった、
他の道具を流用する工夫も楽しい。
陶芸をちょっとやるので、これは作りたい、と思った。
人の手を作ってみたいと考えていたのと、花留めとが
頭の中で合わさった。
ザラリとした仕上がりになる釉薬を手の甲側に掛けた、
爪にはヌラリと光る釉薬を掛けた。
無骨な鬼が花を手にしているという絵にしたかった。
※
地面から出て来た彼岸花の蕾が開く前に
この指の中に茎を通して、
地中から出た鬼の手が彼岸花を掴んでいる、
という展示方法を思い付いた。
説明を読んで想像しただけでおそろしい。
庭に彼岸花が咲き始めたので、
蕾を通して地面に鬼の手を置いてみた。
恐怖。
写真を撮ってアップしようと思っていたが、
先にこの解説を書くことにした。
知らないで写真を見たら、怖過ぎる。
毎月一日に法螺を書いているが、
今度ばかりは配慮する。
この作品は怖いわ。
どうせならもっと大きく作るとか、
もっと妙な色調にするとか、
手の形や指の曲がり方や
指の位置や数を、人間と違うようにするとか、
そうすれば、人の手と見えてしまうことは回避できたかもしれない。
しかし、
もっと怖くなるだけかもな。
※
とにかく、これは「鬼の手」という陶器の花留めの作品で、
それを持っているのは生身の私の左手です。
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