![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/67/a5/58730ae20fb4000af573a3fa40463015.jpg)
[あらすじ] 新しく薪小屋を作って、たくさん貰った薪を屋根の下に片付けたい。
薪小屋を作る場所の外壁の前に、まずは二階の外壁から始める。
破風板に手が届かないと思い込んで諦めていたが、
介護用風呂椅子を踏み台に、ローラー刷毛を長い柄に取り付けたら
塗れるじゃないの。
破風板が塗れたら、その下の外壁なんか余裕なんである。
届くことは分かっているから気が楽だ。
窓枠の周囲や、電線の留め具が付いている所など
細かい所だけ刷毛で塗る。
それから、上の端をローラー刷毛で塗り、
最後に面を塗ったら楽だろう。
しかし、高い所の作業ばかり続けると、
首や腕がくたびれる。
くたびれてしまうと作業自体がイヤんなる。
それは避けたい。
それぞれの作業をまとめたほうが進めやすい面も有るが、
同じ作業が続くと疲れるという側面も有る。
自分の性格や疲労度や陽射しの強さなどを考え合わせて
作業を組み立てる。
と言うと計画的っぽいが、
実際はその場その場の行き当りばったりなんである。
やっぱこっちを先にやったほうがいいか
疲れたーもうやめたい
お、涼しい風が吹いてきた
あれ?いやに冷たい風が吹いてくる、にわか雨が来なけりゃいいが
あー!踏み台がまだ必要だった、ここは後回しっ
などなど
※
北側の外壁は乾きにくい。
湿気が残るので、汚れも付く。
湿気と汚れが有れば、カビも苔も生える。
塗装面が傷み、水が壁に入ればモルタルも傷み
モルタルに亀裂が入ったら中の木材まで浸透する。
木材が水分で伸びたらヒビは更に広がる。
といった具合で、放置してロクなこたあ無い。
そう分かっていても、家の中で老母の介護度が進み
介護の関係者が毎日何度も家に出入りする状況では、
他のことで業者を家に入れることまで気が回らなかった。
というのは言い訳かもしれない。
雨漏りの問題はそこまで介護問題が膨らむ以前から有ったからだ。
まあ、過去の経緯はいいのだ。
塗るべし塗るべし。
※
自宅の外壁の色は明るいベージュという認識であったが、
アイボリーのペンキを塗ってみると、差が激しい。
汚れ果てていたのだ。
自宅に帰る時は大概この北の外壁を見上げる形になる。
帰宅する度に汚れた外壁を見上げていたのだから、
家に入る時点で気が重くもなっていたと思う。
去年、ヒビにコーキングして貰った時は
外壁と実に近い色のコーキング剤を使ってくれて
目立たなくていいわー、と喜んだものだ。
しかし、塗り進んでみるとやっぱり、
ヒビの補修箇所は目立っていたと思わされる。
※
外壁の塗装だとか屋根の補修だとかは
飛び込みの営業が多い業種だと思う。
見回っていりゃ外から見てニーズが分かるのだから、
飛び込みもしやすいわけだ。
あからさまに傷んだ外壁を曝していたが、
この一年、玄関先にそういった業者が来ることは無かった。
なぜだろう。
こんな、鴨が葱背負ってくたびれて座り込んでいるような家なのに。
※
この時期、屋根の上は暑い。
というより、熱い。
朝の涼しいうちに、と思って6時台から作業を始めても、
太陽が横から照らしつけてくる。
なんせ、一年で一番日の出の早い時期だ。
日の出の方角も東よりぐっと北に寄っている。
北壁にも日の射す時期なんである。
じゃあ太陽が壁の向こうに行った時間が良いかというと
そうでもなくてずいぶん高い所から照らしつけてくる。
塗装しようと壁を見上げれば、うっかりすると太陽を直接見るはめになる。
ほんじゃあもっと日が傾いてからがいいかというと
今度は西日が照らしつけてくる。
それでも風が吹くと涼しい。
屋根の上は風通しだけはいいね。
と思ったら、妙に風が冷たい。
水性ペンキ塗りたてのところに俄か雨が降って
屋根の上を白く流れちゃったらもう笑うしかないあはは
降られずに済んだ。良かった。
※
塗りあがると、キリリと引き締まる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6c/d5/a64ff58698042ca6ae5a61b05e71df91.jpg)
ざまあ見やがれ。
かかってこい梅雨の野郎め
しかしまだ、薪小屋を作る場所の一階の外壁が残っている。
そこは、ガスメーターだの電話線だのが這っていて、
非常に塗りにくそうだ。
広くはないけれど2時間はかかるだろう。
やれやれ。
つづく
薪小屋を作る場所の外壁の前に、まずは二階の外壁から始める。
破風板に手が届かないと思い込んで諦めていたが、
介護用風呂椅子を踏み台に、ローラー刷毛を長い柄に取り付けたら
塗れるじゃないの。
破風板が塗れたら、その下の外壁なんか余裕なんである。
届くことは分かっているから気が楽だ。
窓枠の周囲や、電線の留め具が付いている所など
細かい所だけ刷毛で塗る。
それから、上の端をローラー刷毛で塗り、
最後に面を塗ったら楽だろう。
しかし、高い所の作業ばかり続けると、
首や腕がくたびれる。
くたびれてしまうと作業自体がイヤんなる。
それは避けたい。
それぞれの作業をまとめたほうが進めやすい面も有るが、
同じ作業が続くと疲れるという側面も有る。
自分の性格や疲労度や陽射しの強さなどを考え合わせて
作業を組み立てる。
と言うと計画的っぽいが、
実際はその場その場の行き当りばったりなんである。
やっぱこっちを先にやったほうがいいか
疲れたーもうやめたい
お、涼しい風が吹いてきた
あれ?いやに冷たい風が吹いてくる、にわか雨が来なけりゃいいが
あー!踏み台がまだ必要だった、ここは後回しっ
などなど
※
北側の外壁は乾きにくい。
湿気が残るので、汚れも付く。
湿気と汚れが有れば、カビも苔も生える。
塗装面が傷み、水が壁に入ればモルタルも傷み
モルタルに亀裂が入ったら中の木材まで浸透する。
木材が水分で伸びたらヒビは更に広がる。
といった具合で、放置してロクなこたあ無い。
そう分かっていても、家の中で老母の介護度が進み
介護の関係者が毎日何度も家に出入りする状況では、
他のことで業者を家に入れることまで気が回らなかった。
というのは言い訳かもしれない。
雨漏りの問題はそこまで介護問題が膨らむ以前から有ったからだ。
まあ、過去の経緯はいいのだ。
塗るべし塗るべし。
※
自宅の外壁の色は明るいベージュという認識であったが、
アイボリーのペンキを塗ってみると、差が激しい。
汚れ果てていたのだ。
自宅に帰る時は大概この北の外壁を見上げる形になる。
帰宅する度に汚れた外壁を見上げていたのだから、
家に入る時点で気が重くもなっていたと思う。
去年、ヒビにコーキングして貰った時は
外壁と実に近い色のコーキング剤を使ってくれて
目立たなくていいわー、と喜んだものだ。
しかし、塗り進んでみるとやっぱり、
ヒビの補修箇所は目立っていたと思わされる。
※
外壁の塗装だとか屋根の補修だとかは
飛び込みの営業が多い業種だと思う。
見回っていりゃ外から見てニーズが分かるのだから、
飛び込みもしやすいわけだ。
あからさまに傷んだ外壁を曝していたが、
この一年、玄関先にそういった業者が来ることは無かった。
なぜだろう。
こんな、鴨が葱背負ってくたびれて座り込んでいるような家なのに。
※
この時期、屋根の上は暑い。
というより、熱い。
朝の涼しいうちに、と思って6時台から作業を始めても、
太陽が横から照らしつけてくる。
なんせ、一年で一番日の出の早い時期だ。
日の出の方角も東よりぐっと北に寄っている。
北壁にも日の射す時期なんである。
じゃあ太陽が壁の向こうに行った時間が良いかというと
そうでもなくてずいぶん高い所から照らしつけてくる。
塗装しようと壁を見上げれば、うっかりすると太陽を直接見るはめになる。
ほんじゃあもっと日が傾いてからがいいかというと
今度は西日が照らしつけてくる。
それでも風が吹くと涼しい。
屋根の上は風通しだけはいいね。
と思ったら、妙に風が冷たい。
水性ペンキ塗りたてのところに俄か雨が降って
屋根の上を白く流れちゃったらもう笑うしかないあはは
降られずに済んだ。良かった。
※
塗りあがると、キリリと引き締まる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6c/d5/a64ff58698042ca6ae5a61b05e71df91.jpg)
ざまあ見やがれ。
かかってこい梅雨の野郎め
しかしまだ、薪小屋を作る場所の一階の外壁が残っている。
そこは、ガスメーターだの電話線だのが這っていて、
非常に塗りにくそうだ。
広くはないけれど2時間はかかるだろう。
やれやれ。
つづく
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