犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

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富士見登山部 愛鷹連峰越前岳篇

2013年11月04日 | 流民の窓
久々の富士見登山部活動である。

昨年は富士の西側の毛無山(1945.5m)に登った。
富士の外輪山を巡ろうと考えたのだが、いきなりその中で一番高い山に
登ったのだ。
だんだん高い山を選んだ方が先の楽しみがある、ってもんじゃないだろうか。

久しぶりの登山なのにそんなハードな山を選んでしまい、
翌日はまともに歩けないほど脚が痛かった。
その上、その頃から無理をすると膝に痛みが出るようになってしまった。
なんでも急に激しいことをするのはいかんね。

去年は西側をやったということで、今年は南側。
子どもの頃から登ってみたかった、愛鷹連峰の中の一番高い
越前岳(1504.2m)に登った。

愛鷹山、位牌岳、越前岳と、頂が連なっているが、その中で
やっぱり今年も一番高いのを選んでいる。
どうせ登るなら高いとこ。という馬鹿なのだ。

数日前から天気予報は良くない。
前日になっても、午後から雨30%などと言っていて、
たいへん気乗りがしない。
誰とも約束していない単独行だったら、やめてしまっていたかもしれない。

中央道を走っていると、「トンネル先雨」なんつって、
重く雲が垂れ込める。
富士見登山部としては、眺望の無い山なんて登ってもつまらない。
すっかりやる気を無くしてひたすら運転する。

しかし、大月分岐を過ぎて都留の辺りにさしかかると、
ドカンと正面に富士が現れた。
てっぺんに笠をかぶっているから、雨になるだろうけれど、
今はすっきり見える。
途端にやる気が出る。単純。

話をすっ飛ばしてコースを書くと、須山の側の山神社の駐車場から登り、
富士見峠から一旦黒岳に寄り、鋸岳展望台、富士見台を経て
越前岳山頂。わーい。
十里木のコースから分岐してガレ場を降り、人のいない尾根コースを行き
富士ひのきの森へ降りた。

朝、友達の車を下山側に置き、私の車で別の登山口に回ったのだ。
せっかく友達と別々に車で現場へ行くのだから、単独行の時にはできない
これをやんなきゃ。
午前に東から登り、午後は西へ降る。

北側の富士はスカッと見え、他の方角は低い雲が覆っていたので、
平地の街のゴミゴミした建物はよく見えない。
愛鷹はごく低い辺りしか植林されていないおかげで、
紅葉がほんとにきれい。ちょうど良い時期だった。

雲の上に伊豆半島の山々、西伊豆の海岸線、駿河湾の長い海岸線、
三保の松原、竜爪山や日本平、身延や南アルプスなどが見えた。

つまり、最高の景観だったのです。

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