[あらすじ?] 筆者は生物学的には女性だが、
性別の自認は女性でも男性でもなく、且つ恋愛対象は女性。
30数年前、私がはっきりと、女性が好きと思った頃には
まだ性同一性障害なんて言葉は聞こえてこなかった。
それもあって、私は自分のことは女性の同性愛者だと思っていた。
今ではこれは自分には当てはまらないと感じている。
適当でないカテゴリーに自分を嵌めると、落ち着きが良いわけはなく、
あちこちが窮屈で、精神的靴ずれが起こる。
歩くたびにどこかが痛む。
わかさといたみのせいで、私はその頃、'理解者'が欲しかった。
恋人よりも、自分を'わかってくれる'人を求めていた。
性的マイノリティのお気の毒様なところは、
性的マイノリティから産まれてはこない、というところだ。
親はたいていの場合、異性愛者であり、簡単には'わかって'くれない。
'わかってもらえ'ない感じを、家庭の中で感じ続けている。
その不満が、私の場合は強かった。
それを、恋愛と分けていたところが、少し、おもしろい。
同士と思える人を探したっていいと思うが、もう一歩、
自分と違う者に受け入れて欲しかったのだろうか。
※
他者に自分を分かって欲しい。
幼い欲求だ。
他者は自分を分かりっこないし、同様に、
自分は他者を分かりっこない。
これを理解していないと、むしろ他者を誤解する。
分かったような気になることが危ない。
分かりっこない、と考えている人のほうがむしろ
近付くもののようだ。
自分の思い込みに拠らず、対象そのものをそのままに捉えるからだろう。
※
分かって欲しい。
そう熱望していた頃を懐かしく思う。
最初の恋愛は、そのぶつかり合いだった。
お互い、分かって欲しくて、分かって欲しい。
相手が、分かって欲しがっていることに気付かないくらいに。
性別の自認は女性でも男性でもなく、且つ恋愛対象は女性。
30数年前、私がはっきりと、女性が好きと思った頃には
まだ性同一性障害なんて言葉は聞こえてこなかった。
それもあって、私は自分のことは女性の同性愛者だと思っていた。
今ではこれは自分には当てはまらないと感じている。
適当でないカテゴリーに自分を嵌めると、落ち着きが良いわけはなく、
あちこちが窮屈で、精神的靴ずれが起こる。
歩くたびにどこかが痛む。
わかさといたみのせいで、私はその頃、'理解者'が欲しかった。
恋人よりも、自分を'わかってくれる'人を求めていた。
性的マイノリティのお気の毒様なところは、
性的マイノリティから産まれてはこない、というところだ。
親はたいていの場合、異性愛者であり、簡単には'わかって'くれない。
'わかってもらえ'ない感じを、家庭の中で感じ続けている。
その不満が、私の場合は強かった。
それを、恋愛と分けていたところが、少し、おもしろい。
同士と思える人を探したっていいと思うが、もう一歩、
自分と違う者に受け入れて欲しかったのだろうか。
※
他者に自分を分かって欲しい。
幼い欲求だ。
他者は自分を分かりっこないし、同様に、
自分は他者を分かりっこない。
これを理解していないと、むしろ他者を誤解する。
分かったような気になることが危ない。
分かりっこない、と考えている人のほうがむしろ
近付くもののようだ。
自分の思い込みに拠らず、対象そのものをそのままに捉えるからだろう。
※
分かって欲しい。
そう熱望していた頃を懐かしく思う。
最初の恋愛は、そのぶつかり合いだった。
お互い、分かって欲しくて、分かって欲しい。
相手が、分かって欲しがっていることに気付かないくらいに。
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