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犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

ゲゲゲの調布発信
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定期巡回丸一年

2019年01月14日 | 介護ウチのバヤイ
[あらまし] 同居母85歳パーキンソン病要介護2認知症状少々。

一昨年末、つまり一年少し前に、夜、室内で転倒し、
朝に発見された。
年明けにも転倒した。

この事を受けて、介護度の変更申請をケアマネさんがしてくれた。
調査は月末だった。

定期巡回サービスは、変更に先立って、1月12日に開始した。
9日にケアマネさんが訪問してくれ、11日に急遽、介護担当者会議を開いた。
とても素早い対応だった。



定期巡回の介護は、当初、朝6時と夕16時に来てもらうことで始めた。
最初、母は介護士さんが来ることに緊張して、きちんと待ち構えていた。
今では眠っている日も有るし、昼間や夕方は好きな事をしている。

1月12日朝、初回の記録に
「ベッドに端座位でおられました。」と書いてある。
6時に向けてきちんと座って待っていたのだろう。

数日後の記録に
「まだ何をしていただけばいいのか分からない、とおっしゃる。」とある。
着替えやオムツの交換を手伝ってもらうのだ、ということ、
それが必要なのだ、ということが、理解できていない。

理解できていないので、介護士さんが来る前に着替えて待っていたりする。
加えて、自分の欲求や要求を他人に言葉で伝えるのが苦手である。
そういうことを言うのはわがままを言うことになる、という刷り込みが強い。
結局、言わないで分かってもらう、という、もっと厄介なことになる。
どっちがわがままか分かりゃしない。

世話してもらうことに慣れるのに、半年以上はかかったか。
それは、「今どうしたいですか?」「次に何をしましょうか?」
「寝たいですか?」「どれが着たいですか?」「冷たくないですか?」などの
質問をされること、質問に答えることに慣れていくということだった。

だいぶ、自分のしたいことを返事できるようになった。



今の母にとって、必須のサービスである。

しかし、市内でもサービスの供給は不足しているようだ。
うちはたいへんタイミング良く始めることができたのだ。



一昨日、昼間に転倒した。
今までの転倒は夜半だった。
パーキンソン病の薬が切れて、ふらつきの副作用のある薬を飲んでいる時間帯のことだった。

今回は、薬もしっかり飲んでいる時間帯だった。
床に落とした物を拾おうとして、前のめりに倒れたと言う。

物を落としても拾わないように、ということは、
転倒の始まった一年前の頃から繰り返し言っている。
それでも、できる気がして拾おうとしてしまう。

見ていると、片手でどこかにつかまって、
膝は伸ばしたまま、
腰から上体を曲げて、
腕を伸ばして、
床の物を拾おうとしている。

立位体前屈の要領だ。
非常に不自然な動きだ。
倒れるのも無理はない、と思う。



コール機のボタンを押すと、定期巡回サービスが飛んで来てくれる。
「物を落としたら自分で拾わないで、ボタンを押してくださいねー。」
と、みなさん言ってくれる。
「ボタンを押す練習もしてみましょうね。」
とも言ってくれる。

倒れても、ボタンを押せたことはまだ無い。

このへんが次のステップになるかな。


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