犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

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ヒロヘリアオイラガ駆除

2024年06月01日 | イキモノタチ

毎朝、近所のドッグランに散歩に行っている。
我が犬ウーゴくんは、ここで排便するのを習慣としているのだ。

中大型犬用の広いエリアには、2本の植木が有る。
中央辺りの木は、多分シラカシだ。

この木に毎年、ヒロヘリアオイラガが発生する。
鮮やかな黄緑色の幼虫である。
背面がトゲだらけで、これに触れてしまうと電撃の痛みが走り、
あとはミミズ腫れになるという。

まあ、体質によってアレルギー反応の激しさには
人それぞれ程度の差は有るらしい。

私はわりとアレルギー体質なので、怖いから
触れないように気を付けて生きている。
我が家の庭のブルーベリーや柿の木やチャンチンにも発生したことが有る。
桜にはクロイラガが付く。

見付けたら、枝ごと切って、
土に埋めたり、分厚い紙袋に入れて踏み潰したりする。

今年は、我が庭ではまだ見ない。
去年の駆除が功を奏したのか。



ドッグランの植木にイラガの幼虫が発生すると、
毎年、近寄れないように周囲に柵が設けられたりしていた。
そんだけ。
積極的な駆除をしないので、毎年その繰り返しになる。

蛾の幼虫は、種類によって食べる葉の種類が限られている。
例えば、オオスカシバならクチナシとか、アオスジアゲハならクスノキとか。

成虫は、我が子が生まれてすぐに腹いっぱい葉が食えるように、
自分たちが食べられる木に産卵する。
限られた種類の木を、あちこち飛び回って探していては、
短い命に間に合わない。
ヒロヘリアオイラガの成虫なんて、
ほんの数日の命だという。
自分が幼虫時代を過ごした木に戻って産卵するのが確実だ。

この木から巣立った成虫は、この木に戻って産卵すると考えて、
まあ、いい。

裏を返せば、
この木から羽化させなければ、次の産卵はストップさせることができる。



ドッグランの利用者が、管理事務所に苦情の電話を入れて、
手配された業者がやって来て枝を剪定する頃には、
そこに虫はいない。
私に言わせれば、まったく無駄な行為だ。

今!そこで!葉っぱを食っている!幼虫がいる!
その葉を切って、袋に詰めて、南無三!踏み潰す。

葉っぱを食って、何回か脱皮して、その都度大きくなり、充分に成長したら、
幼虫たちは梢の葉から枝、枝から幹へと移動し、
木の根元に降りてくる。
そして、そこで繭を作る。

高い枝葉を切るのはひと苦労だが、
幼虫みずから木を降りて来てくれるのだから、これも駆除のチャンスである。

木の根元や、。支柱の組んである陰や、木を囲んでいる柵の根元をよく探す。
すると、雑草の若葉より鮮やかな幼虫が見付かる。
こいつを集めて、袋に詰めて、南無以下同文。



多い日には40匹とか。
次第に少なくなっていって、
見付けられなくなるまで1週間か10日くらいだったろうか。

去年の5月はそんなふうに
毎朝、常連の数人で協力して、駆除した。

そして今年。
もう6月を迎えた。
現時点で、ヒロヘリアオイラガの幼虫の発生は見られない。

やった。
勝利。



毎月一日は法螺を書いているが、
今日は本当の話。
事実。

去年の今頃のブログを見ても、
駆除の闘いの記録は書いていない。
なぜ書かなかったのだろう。
駆除がうまくいかなかったら悔し過ぎるから、
書かなかったような記憶が有る。
あ、あと、
公園の木の枝を勝手に切ってはいけない、と言われたので
黙っておいたのだ。
アホクサ
ちゃんと管理しないくせに禁止だけはすんのかよ。ムカ

去年の私よ聞け。
お前は間違っていないぞ!
成功するぞ!





イラガの繭は、羽化の後も遺る。
その写真がこちら↓
https://blog.goo.ne.jp/su-san43/e/25de3db76d26562d9d62b9ee7e10a1f5

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