犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

ゲゲゲの調布発信
犬のこと、人の心身のこと、音楽や自作のいろいろなものについて

読書ノートを捨てる

2022年12月21日 | 日々
アメリカ文学の翻訳などをしていた亡父の蔵書と
万葉集をはじめ奄美琉球方言などの研究をしていた老母の蔵書を
整理している。

私はまるで読む気にならない、洋書の数々。
私猫にはまったく小判の、専門書の数々。

万葉集の注釈書などは一組で十何巻というのが、
何種類も有る。



ある時、本を蔵していた2階の部屋の、
壁と床の間に1cmほど隙間ができているのに気付いた。
本の重みで2階が落っこち始めていたのである。マジか!?

この後、庭の下に地下室を作った。
20畳以上ありそうなその地下室は、あっという間に書架で埋まった。

その後、十年二十年と年を重ねるうちに、
書架の間の通路にも、本が積み重なるようになった。



これは我が家の蔵書の一部分の話なんである。
この他に、もう一回り小さい地下室を作ってそこも本で一杯だったし、
そもそも一階の部屋も壁面はほぼ本棚ばかりだ。



その蔵書を、処分する。

古書店に来てもらう。

にしても。

地下室のスペースと通路には、
私の楽器もたくさん置いてある。
楽器をまず端に寄せる。
寄りきらない。
これまた大量に有る。



物を一つ移動させてはカビた床を掃除し、一歩進む。
その奥の物を整理して、床掃除、一歩前進。この繰り返し。

4つ有る通路のうち、今、3つまでほぼ掃除し終わった。

という時点で、私の身体がギブアップ。
今朝未明午前2時、目が覚めたら咽喉が痛かった。
風邪を引いたか。

我が犬ウーゴくんが薪ストーブの爆ぜる音を怖がって、
暖房が不充分になっている。
加えて、空気の澱んだ地下室での、過去に向き合う作業作業作業。
わたしまけましたわ



今日は、怖がる我が犬ウーゴくんには申し訳ないが、
景気良くストーブを焚いた。
私は積極的に布団に横になった。
疲れているのだろう、よく眠れる。
私がそばにいれば、ウーゴもなんとか耐えてくれている。



寝る前にひと作業。
今日は紙資源ごみの日だから。

亡父は小説作品を読む時に、必ずメモを取った。
本に挟まっているメモを抜き取る作業。

現代アメリカの作家なら、ノートを取っていた。
A5判の大学ノートを好んで使っていた。


こういう几帳面さは、助かる。
ひとまとめに捨てやすいから。



他にも、「開封無用」と書いた段ボール箱がたくさん積んである。
母が自分宛に送ったもののようで、
無用の開封をしてみると、ファイルがたくさん詰まっている。
おそらく、大学を退任する際に、研究室に置いていた物を
自宅宛に送ったのだろう。

開封無用の物を保管しておく意味ってなんだろう?

答え。
湿気を吸わせて湿気を蓄えるため。



ウイルスの増殖により咽喉の炎症が進むのは、
無意識の嚥下作用が止まる睡眠中である。
だから、朝起きるとのどが痛い、ということになる。
これを抑えると、風邪を引き始めなくて済むことが多い。

枕元に飲み物を用意し、夜中に目を覚ましたらゴクリと飲む。
これで、けっこう咽喉を洗うことができる。
なんなら夜更けにアラームをかけておいても良いかもしれない。
私の場合、夜更けに目を覚まして飲む、という意識をして就寝すれば、
夜更けに目が覚める。

なんとか風邪をかわして乗り越えて、
古本屋を迎えて本を送り出し、
連日の忘年会へ突入したい。
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