[あらすじ] 2020年はブギーの年。
と、私が決めた。
服部良一作曲、笠置シヅ子さんの歌った「ブギ」を何曲か歌ったり、
讃美歌をブギアレンジしたりして、you tubeにアップするのだ。
ブギーイヤーなのだ。
ついては、you tube動画の尻にくっ付ける20秒ほどの動画を作ろう。
アニメーションで文字が変わるという案を退け、
将棋の駒が成ることで文字が変わるという案がのし上がった。
庭のツツジの切り枝から駒の形を削り出し、
ひらがなは彫刻刀、アルファベットと数字はルーターで彫った。
https://www.youtube.com/watch?v=N97Y7_-bQsY
2回くらい柿渋を塗って乾かして、墨のにじみを防止する。
墨を濃いめにおろして、彫った文字の溝に入れてゆく。
うっかりはみ出ても、柿渋のおかげで木地に浸み込んではいないので、
すぐに拭えば落ちる。
光と陰で文字が見えていたのが、 墨の黒ではっきりと見えるようになっていく。
木の質感と墨が心地良くなじむ。
よく乾かして、二度塗りする。
よく乾かして、全体にまた柿渋を塗る。
※
机の上に、板で作った将棋盤を置き、その上で撮影する。
この机も、柿渋で着色して仕上げたものだ。
木目がたまらねえ。
https://blog.goo.ne.jp/su-san43/e/3cf1a279c66c4a634cb111b912378d32
三脚を机の上に立て、カメラが真下を向くようにセットする。
カメラのモニターを見つつ、全体も見つつ、 将棋の駒を動かす。
※
将棋をしないので、将棋の駒の持ち方が分からない。
いろいろな棋士の動画を見てみる。
持ち方を解説している記事も見付けた。
人差し指と薬指で挟んで、持ち上げたら人差し指を裏側にずらして、
人差し指の爪側と中指の腹で挟んで着手する。
できませんね。
すぐにはできない。
ちょっと練習したくらいでは恰好がつかない。
それに、隣の桝にも駒が置いてある状況で、
隣の駒に触れてずらしてしまわないように目的の駒を持つ、なんて芸当は まず無理だ。
仕方ないので、将棋をしない人間らしく、親指を使った。
どうも形としてはきれいではない。
動画を見た多くの将棋指しが「ケッ」と吐くことだろうと思う。
ついでに、敵陣深く乗り込んだ駒が「成る」時の動作の仕方も、知らない。
まったくの無知である。
駒を持つ所作も美しくできないのに、そこにこだわるでもないか、と
いい加減にしてしまったのがちょっと心残りではある。
※
音は、スローなブギーロックのボトムリフ的な演奏をちょろり。
ナイロン弦のウクレレばかり弾いてきたが、このバリトンウクレレは 金属弦を張っている。
珍しくチョーキングを使う。
この楽器についても今度ねちねちご紹介しようと思う。
ブギーのボトムリフの発明はチャック・ベリーということになっている。
このことについても今度ねちねち書く。
ボトムリフとチャック・ベリーについて調べる中で、
チャック・ベリーは2本の弦を同時にチョーキングするのが特徴ということを どこかで読んだ(気がする)。
ボトムリフに敬意を表して、ささやかながら2弦のチョーキングを早速やってみた。
※
「2020ねん」と並んだ駒が動いて、
「Boogie」と成る。
最後に「B」の駒を着手する音を「パチリ」と利かせたい。
作った将棋盤は12㎜くらいの厚さのたぶん杉だ。
この上ではあまり良い音はしない。
あちこちに駒を置いてみて、地下室の硬い床の上に置いた時の音が良かった。
何回か置いたのを録音して、良さげな音を選んでそれを使った。
※
たった20秒の動画を作るために、
てなことをちまちまとやっとるわけですが、
はたしてこれがチャンネル登録数増加に繋がるのか他の動画も見てもらえるのかっつうと
なんか別にそれはそれで全く関係無いのであって
なんなんだ。
https://www.youtube.com/watch?v=N97Y7_-bQsY
チャンネル登録してねー!
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます