犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

ゲゲゲの調布発信
犬のこと、人の心身のこと、音楽や自作のいろいろなものについて

皆さーん

2022年07月12日 | 椰子の実の中
自民党の宣伝ビデオで、
「わたしたちには、皆さんの暮らしを守り抜く責任があります。」
というのは、
「与党には、国民の暮らしを守る責任があります。」
という一般論の、主語を一人称に置き換えることによって
自分たちの思いを言っているふうにしているだけだ。
といったことを先日ここで書いた。

今朝、草取りをしながら、省みた。
私の書いた文中の「国民」て部分はよろしくないな。

「日本に住む全ての人」としたほうが良くないか。

国民だけが安穏であり、日本の国籍を持たない人たちが
日本に暮らしながら不安を抱えていくような社会だったら、
それは恐ろしい差別主義国家だろう。

そう考えると、
「国民」という言葉を使った私より、
「皆さん」と広い言葉を使った自民党のほうが
よほど真っ当ということになる。



では、その「皆さん」という言葉が、
「日本に住む全ての人」を指しているか、というと
大いに疑問が有る。

私は日本に住んでいて日本国籍を持っているけれど、
制度に守られていると感じる部分も有るし、
政権によっていつ人権を奪われるか気が気でない、
いや既に社会的に他の人が得られている権利が私には無い、
と感じている。

「皆さん」と言われて、自分が含まれている気がしない。

「皆さん」とぼやかさず、具体的に誰のことを指すのか、
きちんと言葉にしたほうが良いとも思う。

「皆さん」と聞いて、自分たちのことを指している、と感じる人たちが
「皆さん」と呼びかける人たちを支持するのだと思う。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« タイルの目地のヒビを埋める | トップ | 梅干しを作ることにする »

コメントを投稿

椰子の実の中」カテゴリの最新記事