犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

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おてて

2019年10月19日 | 介護ウチのバヤイ
[あらまし] 同居母86歳要介護2パーキンソン病認知症状少々。

母は若い頃から便秘がちだったようだ。
パーキンソン病やその治療薬の影響で便秘になりがちである。
また、腹圧をかける力つまり、うんこを気張る力も弱っている。

便が出ないで何日も経つことが有った。
パーキンソン病の治療薬は腸で吸収されるので、
そこにうんこが溜まっていることは望ましくない。
薬の効きが悪くなってしまう。

だから、便秘薬を処方されていた。
最初、センノシドが出ていた。
かなり長期間、センノシドを服用していた。
効いていなかった。
調べたら、長期的に使うのに適した薬ではないようだった。

医師にうまいこと尋ねて、酸化マグネシウムに変えてもらった。
一日三回、一回三錠から始めて、適宜減らせ、と言う。

ビチビチになった。

漏れてしまうので、おむつの中がえらいことになった。
介護の負担が増えた。

しかし、薬をやめるとまた便はカッチカチになった。
こうなると、肛門に指突っ込んで搔き出すしかなくなる。

「やめちゃダメです。
やめたらまた一日三回、一回三錠から始めて減らしていきます。」
と医師は言う。
それ、最初に教えて欲しかったなり。

またしても一日三回、一回三錠のビッチビチから始めた。
ビッチビチになったところで、どんどん薬の数を減らした。
しかし、やめたらカッチカチになるのは今度は分かっているから、
一日三回、一回一錠、というところに軟着陸した。



今、それで続けている。



ところがこの頃、ちょいと軟便気味なのである。
気付かずに漏れるほどではないが、
立ち上がっていると出てきちゃうくらいには軟らかい。

しかし、腹圧を自分でかけることができないから、
出ない日は出ないのだ。

だから、薬をこれ以上減らすことはしないつもりだ。



ただ、出る時はべちゃべちゃと出る。
これが厄介だ。
おむつの中で出ても厄介だし、トイレで出しても厄介だ。

本人としては、トイレで出したい。
しかし、トイレでズボンを脱ぐ動作で腹圧がかかり、
便座に腰掛ける前に出てしまったり。
出し終わったと思っても充分な腹圧がかけられていないので残っていて、
立ち上がると万有引力様のおかげで出てきたり。

とかく、便器の中ではないところにも便が出がちである。

そしてまた本人としては、それをきれいに後片付けしたい。
そして身ぎれいにしていたい。

しかし、便の付いた手で手すりにつかまったり、
ペーパーを出したり、
気付かずに踏んで、そのまま歩き回ったり
してしまうわけだ。

それは仕方のないことなのだが、
後片付けがたいへんなのは否めない。
一日に何回も出る日も有る。



手の感覚が鈍っている。と言う。
そらまあ、そういうことも起きるでしょう。

そしてこの頃は、何かをした後や触った後に、
その感覚がしばらく手に残る、ということが有る。と言う。
ふーむ。
触っている感覚が残っているのか、
感覚鈍麻の一種なのか、
話を聞いただけでは、よくわからない。



手の感覚の話を聞いた数分後、
以上の二つの話が私の頭の中で合わさった。

もしや。
手にうんこがこびり付いているのではないか?
かぴかぴの感覚なのではないか?




大丈夫でした。
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