犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

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世界旅行的青森 キリストの墓篇

2016年05月14日 | 流民の窓
[あらすじ] 青森旅行は世界旅行。

ピラミッドからは暮れゆくなだらかな山々が眺められた。
国道に戻る。
日没から、真っ暗になるまでには少しだけ時間がある。
ここから3kmあまりでキリストの墓に行ける。
中近東かここは?!

小高い場所に、土饅頭が二つ。
ひとつがキリストの墓で、もうひとつが弟のイスキリの墓だ。

イエスキリストは21才のとき日本に渡り12年の間神学について修行を重ね
33才のとき、ユダヤに帰って神の教えについて伝道を行いましたが、
その当時のユダヤ人達は、キリストの教えを容れず、
かえってキリストを捕らえて十字架に磔刑に処さんと致しました。
しかし偶々イエスの弟イスキリが兄の身代わりとなって十字架の露と果てたのであります。
他方、十字架の磔刑からのがれたキリストは、艱難辛苦の旅をつづけて、
再び、日本の土を踏みこの戸来村に住居を定めて、百六才長寿を以て、
この地に没しました。
この聖地には右側の十来塚にイエスキリストを、
左側の十代墓に弟イスキリを祀っております。
以上はイエスキリストの遺言書によるものと謂われております。

って、看板に書いてある。
まあ、根拠はどうやら竹内文書という偽書のようなので、
眉に唾つけるまでもなく、楽しく観光すればいいや。

ちょっと調べただけでも、キリストの墓はここじゃなくて奈良のどこそこだとか、
キリストはキルギスの出身だとか、本当に十字架にかかったのはイスキリだとか、
いやイスキリは弟ではなく妹だとか、
ぞくぞく出てくる。
ま、有名人だからしょうがないか。

それよりも、ピラミッドもあるしキリストの墓もある新郷村を楽しもう。
ちょっと先には「きりすとっぷ」というショップもあるよ。

ピラミッドの北側の山は戸来岳。
この戸来つまり「へらい」は「ヘブライ」から来ているとか。
子供を初めて野外に出すとき額に墨で十字を書く習わしがあるとか。
家紋がダビデの星の家があるとか。

そういえば、日本語の起源はヘブライ語だ、という説もある。
童謡「おさるのかごや」で
「エーッサエーッサエッサホイサッサ」と歌うが、
これはヘブライ語で、「担げ担げ」という意味なんだとか。

きらいじゃないわよ。
楽しみましょう。

お盆に踊る歌に、「ナニヤドヤラー、ナニヤドナサレノ」という
意味不明の合いの手が入る、なんていうのも並んで紹介されているが、
合いの手なんて大概意味不明だろう。

ひっそりと。誰が訪れるでもない。
美しい農村風景。
良い観光になりました。

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