子どもの頃、初めて飼った犬は雑種の雌犬だった。
修道女たちに育てられた、臆病な犬だった。
その次に飼った犬も雑種の雌犬だった。
亡くなった前の飼い主の男性が布団で一緒に寝るほど愛した、ひとなつこい犬だった。
雌犬はやさしい。
私はそう思ったので、次の機会の時も、雌犬を望んだ。
ある土木作業の会社で、半ノラで飼われていた雌犬が産んだ。
会社には犬好きの人がいて、宿直の時に仔犬を抱いて寝たり
していたようだ。
が、7匹も8匹も会社で飼い切れるわけもない。
「大きくなったら川に流す」なんて言うもんだから、
ボランティア団体が慌てて連れ出した。
7匹の仔犬のうち、雌は一匹だけだったので、それがウチに来ることに決まった。
結局、ボランティア団体からの依頼で、しばらくの間、
母犬と7匹の仔犬全員が一旦ウチで暮らした。
一匹は早くに貰い手が見つかってそちらへ行ったのだが、
2日後に「こんな犬飼えない」と返されて来た。
2日2晩、彼は鳴きとおしたのだそうだ。
この返された雄も、ウチで飼うことになった。
半ノラのわりには、意外に血筋は高貴であった。
このブログでも以前紹介したが、
ツヴィリンクス・アウスゲゼッツター・シェーキッガー・ヘッツフント
(zwillings ausgesetzter schekiger Hetzhund)
という種類だ。
長ったらしい名前で、意味もわからんし、憶えきれない。
ドイツ産の猟犬である。
見た目はポインターっぽい。
運動能力が優れている。
ジャンプ力がすごい。
ウチに来た雌は小柄な中型11kgであるが、
私が目の高さに持ったボールをジャンプして咥え取る。
別の家にもらわれて行った母犬は、もらわれたすぐ翌日に
脱走した。
母犬を追って家人が道を曲がると、そこは袋小路で
塀に囲まれた突き当たりだったが、犬の姿は無かった、という。
くのいちのような母犬である。
修道女たちに育てられた、臆病な犬だった。
その次に飼った犬も雑種の雌犬だった。
亡くなった前の飼い主の男性が布団で一緒に寝るほど愛した、ひとなつこい犬だった。
雌犬はやさしい。
私はそう思ったので、次の機会の時も、雌犬を望んだ。
ある土木作業の会社で、半ノラで飼われていた雌犬が産んだ。
会社には犬好きの人がいて、宿直の時に仔犬を抱いて寝たり
していたようだ。
が、7匹も8匹も会社で飼い切れるわけもない。
「大きくなったら川に流す」なんて言うもんだから、
ボランティア団体が慌てて連れ出した。
7匹の仔犬のうち、雌は一匹だけだったので、それがウチに来ることに決まった。
結局、ボランティア団体からの依頼で、しばらくの間、
母犬と7匹の仔犬全員が一旦ウチで暮らした。
一匹は早くに貰い手が見つかってそちらへ行ったのだが、
2日後に「こんな犬飼えない」と返されて来た。
2日2晩、彼は鳴きとおしたのだそうだ。
この返された雄も、ウチで飼うことになった。
半ノラのわりには、意外に血筋は高貴であった。
このブログでも以前紹介したが、
ツヴィリンクス・アウスゲゼッツター・シェーキッガー・ヘッツフント
(zwillings ausgesetzter schekiger Hetzhund)
という種類だ。
長ったらしい名前で、意味もわからんし、憶えきれない。
ドイツ産の猟犬である。
見た目はポインターっぽい。
運動能力が優れている。
ジャンプ力がすごい。
ウチに来た雌は小柄な中型11kgであるが、
私が目の高さに持ったボールをジャンプして咥え取る。
別の家にもらわれて行った母犬は、もらわれたすぐ翌日に
脱走した。
母犬を追って家人が道を曲がると、そこは袋小路で
塀に囲まれた突き当たりだったが、犬の姿は無かった、という。
くのいちのような母犬である。
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