犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

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ちじ

2016年07月31日 | 椰子の実の中

都知事の任期は4年だから、都知事選は4年に一度のお祭りのはずなんだが。
毎年やってるような気がするが気のせいじゃないというのがお粗末な話だ。

https://www.youtube.com/watch?v=L8AcSgcYyjQ

この動画をアップした2012年12月23日の、1週間前に選挙があり、
猪瀬氏が当選した。
前年の選挙で当選し、4期目を務める石原氏が降りちゃったからだ。
ここいらから都知事選祭りが始まったわけだ。

選挙の結果が出る前に、意見をひとつ書いておきたい。
ずっと前からの思いだからだ。

一番は、具体的には原子力発電所に見えるような、
東京からの地方蔑視が潜む問題だ。

福島の原発も、東京で使う電力を作るための発電所だ。
東京で使うなら、輸送のロスを考えたら東京に発電所を作るのが効率が良い。
現に、火力発電所は、使う東京に近く、燃料が届くまさに東京湾にも在る。
しかし、原発は東京には作らない。なぜか。

そこを皮肉った『東京原発』という映画があった。
2004年の公開だが、私は2011年に見た。
都知事自らが、都庁の目の前の新宿公園の敷地を利用して原発を作る、
と発案する。
それは実は、反対を引き起こすためだ。
電気はたっぷり使いたい、でも原発が近くにあるのはイヤ。
そういう東京都民の自分勝手を明らかにするためだ。

都民として、電気を無駄遣いすることは、周辺の県を
踏みにじっていることになる。
そういう思いがある。
10年近く前に一緒に生活していた子どもたちにもそう話してきたが、
選挙権を持った今、どのように考えているだろうか。

都民が、原発で作った電気は使いません、ということにしないと、
いつまでも負担は周辺県にあるばかりだ。
東京では電気が必要です、原発が必要です、危険なので東京には作りません、
事故が起きましたね津波のせいですね。
復興支援が聞いて笑う。

都民の生き方は都だけの話で終わらない。
都政は都だけのものではないということだ。


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