犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

ゲゲゲの調布発信
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さまようはけぐち

2020年12月09日 | からだ
[あらすじ] 母87歳要介護5パーキンソン病ヤール4度、
6月末に特別養護老人ホームに入居した。

10月下旬、大学病院に通院するため、4ヶ月ぶりに母に会ったら、
ひどく疲れた。
そして、副鼻腔炎や歯の痛みや久々のひどい肩こりなどが
畳みかけるように起きてきた。

歯医者に行ったら、強い噛みしめが有るので、マウスピースを作ることになった。
ストレスで免疫力も下がるので、副鼻腔炎も関係していると言える。
病気の原因を「ストレス」という言葉で片付けることは説明不足だと思う。
精神的ストレスによって、起立筋が緊張して、
それによって脈管系も神経系もホルモンも流れが悪化して、
とかなんとかいくらでも説明がつくが、
今回はその説明がテーマではない。

身体も心も、「これ」っていうストレス要因が一つ、必要だ、
ということが言いたい。



簡単に、一ヶ所のコリを取る鍼をすると、
確かにそこのコリは取れるのだが、
今度は別の所が気になる。
そしてそこを治すと、また別の所のコリが気になる。
これが、延々と続く。
コリと鍼の追っかけっこみたいなことになる。

一見コリが移動しているかのように見えるが、そうではない。
その時に一番コっている所だけを感じるようになっているのだ。

痛みもそうだ。
一番痛い所が痛い。
お腹が痛い時も、頬っぺたをギュウギュウつねられたら、
一瞬お腹の痛みは忘れる。

精神的な苦しみも、同様に思える。
一番の悩みが解決すると、次の悩みが浮上してくる。

どんなに問題を解決しても、控えていた次の問題が繰り上がってくるのだ。



そんなら。
私は考えた。

母が特別養護老人ホームに入居して、一番のストレス要因だった
母との関係が大幅に軽減された。
そして、前の飼い犬ジーロくんの看取りが一番の問題になった。
それから、次の犬を迎えることが一大事の時期が有った。

今、自分の勉強や音楽活動や作品成作に精神力を注ぐことができるが、
締め切りを負担に感じている。
何か、追われる気持ちで練習したり成作したりしている。
おかしいぞ。こんなに楽しい作業なはずなのに。

2ヶ月に一度、大学病院に連れて行くために母に会わなければならない。
午前中だけで済むのだが、ものすごく疲れる。
それがストレスになる。
が、それでいいと思った。

私が問題に思うストレスは、母との関係。これが一位。一等賞。断然トップ。君臨。
それでいい。
他の人間関係とか、自分の生活の課題とか、自分の身体管理の問題とかいったことは、
全部、雑魚。その他大勢。

ストレス上位に昇ることの無い問題は、取り組むのが楽しい問題と思えばいい。
しんどいとかつらいとか疲れるとか面倒とかは、
ぜーんぶ母との問題に負わせちゃえ。



先週触れた、才能とかセンスとか人気とか収入とかで順位づけしちゃうとシビア過ぎるから
先輩後輩関係を厳しくしている、
という説に似ている。

スケープゴートである。
しかも山羊は家の中にはいない。

試しに、こういう作戦で暮らしてみることにする。
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