小川千甕展に行ってきた。
仏画の修行をし、西洋画を学び、
結局は南画に落ち着いた、ステキなおじいちゃんだった。
14歳から弟子入りしたという、十代の頃の模写作品が展示されていた。
細密な筆遣い。
一方で、夜は洋画を学んだという、十代の頃のデッサンもあった。
面でとらえて立体を描く。
泥絵具で描く、水彩で描く、筆で描き鉛筆で描きペンで描く。
仏画、日本的漫画、南画、水彩スケッチなどなど。
一人の画家の展覧会とは思えない、
まるで技法の展示会のようでもあるけれど、
でもやっぱり小川千甕という人の全体を表す、
たった100枚ほどの作品数だが内容豊富な展覧会だった。
千甕と号し、「せんよう」と読ませる。
が、近眼だったそうで、「ちかめ」とも読む。
サインにはカタカナの「チ」と簡単な甕の図柄を並べる。
かわいい。
ヨーロッパに旅行し、後期印象派の影響を受けたような作品も
あるのだけれど、よくある猿真似な洋画(失敬!)にならない。
ごく若いうちに東西両方の技法を身に付けたからだろうか、
技法のかたよりを感じさせない不思議さ、
千甕の絵になっている。
好きだなあ。
その人が、最終的に南画に落ち着く、そこのところの
理由、本人の思いを、もっと知りたくなった。
5月10日まで。
http://www.sen-oku.or.jp/tokyo/program/exhibit.html
仏画の修行をし、西洋画を学び、
結局は南画に落ち着いた、ステキなおじいちゃんだった。
14歳から弟子入りしたという、十代の頃の模写作品が展示されていた。
細密な筆遣い。
一方で、夜は洋画を学んだという、十代の頃のデッサンもあった。
面でとらえて立体を描く。
泥絵具で描く、水彩で描く、筆で描き鉛筆で描きペンで描く。
仏画、日本的漫画、南画、水彩スケッチなどなど。
一人の画家の展覧会とは思えない、
まるで技法の展示会のようでもあるけれど、
でもやっぱり小川千甕という人の全体を表す、
たった100枚ほどの作品数だが内容豊富な展覧会だった。
千甕と号し、「せんよう」と読ませる。
が、近眼だったそうで、「ちかめ」とも読む。
サインにはカタカナの「チ」と簡単な甕の図柄を並べる。
かわいい。
ヨーロッパに旅行し、後期印象派の影響を受けたような作品も
あるのだけれど、よくある猿真似な洋画(失敬!)にならない。
ごく若いうちに東西両方の技法を身に付けたからだろうか、
技法のかたよりを感じさせない不思議さ、
千甕の絵になっている。
好きだなあ。
その人が、最終的に南画に落ち着く、そこのところの
理由、本人の思いを、もっと知りたくなった。
5月10日まで。
http://www.sen-oku.or.jp/tokyo/program/exhibit.html
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