犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

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返すもの

2020年07月03日 | 介護ウチのバヤイ
[あらまし] 母85歳パーキンソン病要介護2認知症状少々、
数日前に特別養護老人ホームに入居した。

四点杖をレンタルしていたが、返却せねば。

電話をすると、「レンタル落ちとして購入していただく、という方法も有ります。」と言う。
室内では、手すりの無い場所は家具などを伝い歩きする補助として杖を使っていた。
しかし、施設であれば、充分なスペースが有る(余計な私物が無い)ので、
室内の移動もシルバーカーを使うことができる。

杖は、いくら言ってもなかなか使わず、なかなかなじまなかった。
厳しい鍼灸師さんに杖の使い方を指導され、気持ちが進まなかったのも有ったように思う。

通院のために母と会ったついでに、杖を使いたいかどうか、聞いてみた。
「そうね、使いたいです。
遠い物を取るのに引き寄せるためとか。」

・・・イラッ

ーそんなことのためにあんなにちゃんとした四点杖は必要ありません!
(マジックハンドも以前買ってあげたはずだが、使い慣れないままどこかへやってしまったのだろうか。)

「四点杖は杖が自立するし、良い。」

イラり。四点杖が四点なのは、杖が自立するためではない。

母の場合、杖を前方につくため、フツウの四点杖ではなく、
四点の先端がちょいと斜めに曲がる「可動式」のものを使っている。
これは安価な物が売っていない。

使い続ける物なのであればレンタルではなく購入を考えるということで、
以前、ケアマネさんに相談したことが有る。
しかし、あれこれの理由(正確に思い出せない)で、レンタルを続けた。

在宅介護でのレンタルだった。
介護保険1割負担で、月150円。
借りる分には安いと言える。
長期にわたって使う場合、部品の交換が必要になったりする、
その場合はレンタルなら無償交換してもらえて良い、というのも
レンタルが勧められた理由の一つであった。

入所となると、借りることはできない。
入所しても使い続けるなら、早く買ってしまったほうが良い、というのが私の考えだった。
そして今、その状況になっている。

「定価で税込16,500円のところ、レンタル落ちで今だと9,750円です。」
ううむ。今まで積み立てしていた、ってなところだな。
しかし、安くない。

結局、モレクロ(仮名)で探してみたら1件だけ出品が有った。
6800円で買えた。
やっぱり早く買っていたら良かったのではないか、という気がしてならない。



ベッドサイドに置いてあった、コール機を返却しに行かねば。
定期巡回介護に入ってもらっていた。
このコール機を押すと、介護職員の携帯電話に繋がるのだ。
ナースコールのような物だ。
独居の方にとって、こんなに心強いものは無いだろうと思う。
ありがた過ぎる。



介護ベッドにちゃっかり寝起きしていたが、返却せねば。
私に3モーター付は必要無い。

一番高くまで上げると、65㎝の高さになる。
電球を交換するのに便利だった…。
あ、もちろん、
屈まずにシーツ交換できて楽であった。

最高に上げて、ベッド下に掃除機をかける。
ベッド本体に積もった埃を拭き掃除する。
あちこちに、母の垂涎で食べかすと薬のオレンジ色がこびり付いているのを拭く。

二人来て、手早く分解して撤去すること、
ものの10分ほどであった。
非常に作業しやすい構造になっているとも言える。
見るたびに感服する。

ベッド下からマジックハンドが出てきた。
これだよ!床に落ちた物を拾うのは、これだってば!
マジックハンドがベッド下に落ちて拾えなくなっていたのか。そうか。
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