犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

ゲゲゲの調布発信
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俺の富士

2014年11月29日 | 日々
富士山をどう描くかで、その人の出身がわかる。
富士山は、見る方角によって、形が異なるからだ。

自分の住んでいる土地から見た富士が、一番好きだ。
家の近くを中央道が切り通して走っている。
橋から富士が見える。

本栖湖から見ながら富士を称えたら、
富士宮市在住の連れが、嬉しそうに言う。
「ありがとうございます」
いやいや、おまえのものじゃないだろう。

とは言え、東京もんの私のものか、富士宮市民のものか、
本栖湖からの富士はどちらかと言ったら富士宮市民のものだろう。

特にここからだと、大沢崩れがいいねえ。と言ったらまた
「ふふん。ありがとうございます」
と、自慢げに鼻を鳴らす。
大沢崩れもやっぱり、富士宮市民のものであるらしい。

ここまでほめてもやっぱり、私は東京から見る富士が好きだ。
西から見ると、富士が傾いて見える。
いつも見ているのと左右反対側にでっぱりがあるからだろう。
東や西か見た時に見える、この北側のでっぱりは、小御岳のことだ。

それでも、富士が一番良い角度は富士宮からだろうと思う。
と言ってみたら、
「そりゃそうですよ」
と鼻高々といった様子であった。

富士宮からの富士山頂は、三つ峰があるような形に見える。
これが一番である。
真ん中のが、正真正銘の最高峰である、剣ヶ峰だからだ。

よく、富士山頂は山梨県側か静岡県側か、ということでもめる。
ずーっと、もめている。
もめた揚句に、富士山頂において山梨と静岡の県境は
定められていない。

日本一のどっちつかず。

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