犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

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富士見登山部 本栖湖~精進湖、パノラマ台と旧五千円札

2014年11月28日 | 流民の窓
富士見登山部は、富士山に登らない。
富士山の見える山に登る。

ここ数回は、富士の外輪に登っている。
手始めは、いや足始めか、毛無山だった。

毛無は、1945.5mだが、最高峰は1964mの場所が横ちょにある、という
奇妙な山だ。
富士外輪の中でも最も高く、傾斜もキツく、下山路に選びやすいコースが
迷いやすいということで、わりと難しい山とされているようだ。

が、我々富士見登山部は、そんな知識も無いので、一番に選んだ。
アホである。
翌日は下半身が全部筋肉痛だった。
連れて行った犬も見事に段差恐怖症になっていた。



それに比べるとその後はどの山もチョロい。

今回は、本栖湖の西岸から佛峠へ登り、稜線を素直に北上して
中ノ倉山、中ノ倉峠から湖沿いに稜線を東進、パノラマ台に寄り、
すぐに北の分岐から精進湖畔へ下山した。

コースのほとんどで富士山が見られるが、
西側に南アルプスが眺められ、八ヶ岳もくっきり、奥秩父辺りも見えて
眺望に優れている。

途中の中ノ倉峠近くは、旧五千円札に使われた写真を撮った場所として
知られている。

そして、パノラマ台はその名のとおり。

ムカシムカシ、富士山の北西部は、剗の海(せのうみ)という大きな湖だったが、
そこに貞観の大噴火による溶岩が押し寄せ、西湖・精進湖・本栖湖の三湖に
わかれたのだそうだ。

その溶岩の流れが、一望できる。
この樹海の景色が圧巻である。

もちろん、南アルプス方向や、伊豆~駿河湾も見えるし、吉田側の山々も見える。
足元には本栖湖と精進湖が見え、西湖の向こうに河口湖も垣間見える。

なんとも豪華な眺めだ。

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