実を削って発芽させたのは、7年前のことだ。
https://blog.goo.ne.jp/su-san43/e/08b1d94e57e2fdbafef94312a7888f08
2013年5月はかなりせっせと庭をいじっていたようだ。
心の余裕を感じられるなあ。
ブログも月の半分が庭ネタだ。
他にも、柿、銀杏、唐辛子、瓢箪、稲、
と書き並べてみると、食う物が多いな。
つまみ、薬味とその容器。
あ、柿は柿か。柿の種を播いたが、つまみではないな。
神代植物公園の東京山草会の展示に行って、
種をあれこれ買い込んで発芽させたりしている。
またやりたい。
ギンヤンマのヤゴを何匹も育てていたのも、この年だ。
またやりたい!
※
蓮の実は、どこかの蓮から採ってきた物だったか。
町田の薬師池公園のおみやげでもらった物だったか。
町田の物ならば、大賀ハスだ。
大賀ハスとは、古代の蓮なのである。
千葉県の湿地の草炭の中から、丸木舟などが発見され、縄文時代の物と判明した。
発掘調査をしたところ、明日で終わりという日に、蓮の実が1個見つかった。
延長して調査をしたらもう2個見つかった。
この実を、ハス学者の大賀一郎が発芽させたものが、
今では殖えてあちこちに植えられているのだ。
※
葉が伸びてきた頃、池の中に鉢を沈めて置いた。
ところが、池の鯉が泳ぐせいで、幼いハスはダメになってしまった。
鯉め。
そんな頃、ある親戚から大きな甕をもらった。
深さが60㎝くらい有る。
おあつらえ向きだ。
土を入れ、水を貯め、発芽させた蓮の実を入れた。
それから何年も経った。
甕を庭の奥に置いたのがいけなかった。
日陰になるのだ。
今年、甕の水をあらかた抜いて軽くし、
ガスボンベを運ぶときのように甕を転がして、1メートルほど移動させた。
今までの位置よりは日当たりが良い。
※
5日前、立ち葉の陰からひょっこりと蕾が見えた。
期待通りだ。
やっとだ。
やはり、日当たりの良い所に移したのが良かったのか。
今年は葉も大きく育っている。
その大きい葉の陰になっているのが気がかりだったが、
それから毎日1㎝あまりづつ、花柄が伸びた。
※
友人I曰く、「咲くときに音が鳴るらしいよ。早起きだから聞けるでしょ」
夜明け前後に目を覚ますので、たしかに開花は見られるかもしれない。
友人V曰く、「カメ爺と行田に行った時に聞いたよ。池じゅうからポンポン、騒々しかった。」
そりゃあ、行田の蓮池くらい広い所なら、蕾の数も多いしね。
しかし。
蕾1個の我が家の場合、チャンスは1回ではないか。
厳しいな。
※
wikipediaを見ると、大賀一郎博士はNHKに依頼して早朝の蓮池を録音してもらったが、
開花音は聞けなった、という。
運が悪いのか。
you tubeで検索したら、ハスの開花の音の動画は多数有った。
見てみると、開花の瞬間に「ポン!」と一発、というのではなく、
花弁が一枚ほぐれるたびに「ポサッ」と鳴るような感じだ。
花びらの数だけチャンスは有るということか。
そんなら、蕾1個だけの我が家でも聞けるかもしれない。
※
朝4時過ぎ、目が覚める。
ほぼ同時に、犬も目を覚ます。
とうとう、老犬と同じ睡眠サイクルになってきたのか…。
雨音が聞こえないので、すぐに散歩に出てやる。
外に出たほうが、気分良くオシッコとウンチを出せるようだからだ。
外に出てみると、静かに雨が降っていた。
20分ほどで帰宅した。
しまった。
咲いている。
しかも、完全に開ききっている。
中の黄色い花托がもう見えている。
聞きそびれました。大マイ賀っ
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます