犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

ゲゲゲの調布発信
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蓮花始めました

2020年07月28日 | うつろい

実を削って発芽させたのは、7年前のことだ。
https://blog.goo.ne.jp/su-san43/e/08b1d94e57e2fdbafef94312a7888f08

2013年5月はかなりせっせと庭をいじっていたようだ。
心の余裕を感じられるなあ。
ブログも月の半分が庭ネタだ。

他にも、柿、銀杏、唐辛子、瓢箪、稲、
と書き並べてみると、食う物が多いな。
つまみ、薬味とその容器。
あ、柿は柿か。柿の種を播いたが、つまみではないな。

神代植物公園の東京山草会の展示に行って、
種をあれこれ買い込んで発芽させたりしている。
またやりたい。

ギンヤンマのヤゴを何匹も育てていたのも、この年だ。
またやりたい!



蓮の実は、どこかの蓮から採ってきた物だったか。
町田の薬師池公園のおみやげでもらった物だったか。
町田の物ならば、大賀ハスだ。

大賀ハスとは、古代の蓮なのである。
千葉県の湿地の草炭の中から、丸木舟などが発見され、縄文時代の物と判明した。
発掘調査をしたところ、明日で終わりという日に、蓮の実が1個見つかった。
延長して調査をしたらもう2個見つかった。
この実を、ハス学者の大賀一郎が発芽させたものが、
今では殖えてあちこちに植えられているのだ。



葉が伸びてきた頃、池の中に鉢を沈めて置いた。
ところが、池の鯉が泳ぐせいで、幼いハスはダメになってしまった。
鯉め。

そんな頃、ある親戚から大きな甕をもらった。
深さが60㎝くらい有る。
おあつらえ向きだ。
土を入れ、水を貯め、発芽させた蓮の実を入れた。

それから何年も経った。
甕を庭の奥に置いたのがいけなかった。
日陰になるのだ。
今年、甕の水をあらかた抜いて軽くし、
ガスボンベを運ぶときのように甕を転がして、1メートルほど移動させた。
今までの位置よりは日当たりが良い。



5日前、立ち葉の陰からひょっこりと蕾が見えた。
期待通りだ。
やっとだ。
やはり、日当たりの良い所に移したのが良かったのか。
今年は葉も大きく育っている。

その大きい葉の陰になっているのが気がかりだったが、
それから毎日1㎝あまりづつ、花柄が伸びた。



友人I曰く、「咲くときに音が鳴るらしいよ。早起きだから聞けるでしょ」
夜明け前後に目を覚ますので、たしかに開花は見られるかもしれない。

友人V曰く、「カメ爺と行田に行った時に聞いたよ。池じゅうからポンポン、騒々しかった。」
そりゃあ、行田の蓮池くらい広い所なら、蕾の数も多いしね。

しかし。
蕾1個の我が家の場合、チャンスは1回ではないか。
厳しいな。



wikipediaを見ると、大賀一郎博士はNHKに依頼して早朝の蓮池を録音してもらったが、
開花音は聞けなった、という。
運が悪いのか。

you tubeで検索したら、ハスの開花の音の動画は多数有った。
見てみると、開花の瞬間に「ポン!」と一発、というのではなく、
花弁が一枚ほぐれるたびに「ポサッ」と鳴るような感じだ。
花びらの数だけチャンスは有るということか。
そんなら、蕾1個だけの我が家でも聞けるかもしれない。



朝4時過ぎ、目が覚める。
ほぼ同時に、犬も目を覚ます。
とうとう、老犬と同じ睡眠サイクルになってきたのか…。

雨音が聞こえないので、すぐに散歩に出てやる。
外に出たほうが、気分良くオシッコとウンチを出せるようだからだ。

外に出てみると、静かに雨が降っていた。
20分ほどで帰宅した。

しまった。
咲いている。

しかも、完全に開ききっている。
中の黄色い花托がもう見えている。

聞きそびれました。大マイ賀っ

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