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犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

ゲゲゲの調布発信
犬のこと、人の心身のこと、音楽や自作のいろいろなものについて

勿来~富岡そして郡山へ

2014年05月27日 | 椰子の実の中
昨日は、里美を出て海岸線へ。
勿来からひたすら北上。
(しまった、五浦を見そびれた。)

時折雨粒が落ち、海は陰鬱だ。

日頃、私の持っている線量計で、自宅の室内では0.07μSV/h前後。
雨天だと、0.1μSV/hくらいに上がることもある。

福島第一原子力発電所の25km南の、広野あたりで空間線量は
高くて0.18μSV/hとか。
この辺りから、除染で出た汚染土壌を大きな黒い袋に詰めたものの置場が
ちょくちょく現れる。

町に人の気配はほぼ無い。
店はだいたい閉まっている。

さらに北上。
第一から15kmたらずの、第二を過ぎた辺りから、線量がどんどん上がる。
0.2μSV/hくらいが、そこから3kmの通行止め地点には1.2μSV/h。
この先は一体どうなっちゃってんのかとつくづく思う。

私の持っている線量計は、0.35μSV/hを超えると警告音が鳴る。
激しくピーピーピーピー鳴り続ける。
ここに居続けてはいけない、と知らせる。

道には除染の作業車がはげしく往来している。
しかしキリがあるまい。

人のいなくなった富岡の町を抜け、県道36号線で内陸へ向かう。
沿道では除染作業をしている。
そして、いたるところに汚染廃棄物の大きな黒い袋の置場がある。

休耕田に、道端に、家の敷地に、空き地に、川べりに、
とにかくそこここに置いてある。
しかし、道沿いと住居周辺を除染しても焼け石に水だ。
国道からそれて少し山森に入ると、線量は突如上がる。

原子力発電は環境を破壊しない?クリーンなエネルギー???

こんなにたくさんの廃棄物をそこいら中に置いておきながら、
原発再稼動とはまったく馬鹿げている。

先日、再稼動を認めないという、原発関係で初めての判決があった。
基本的人権に則った、まっとうな内容だった。
希望が持てた。

政府は憲法に違反し、国民から平安を奪っている。
司法による監視に期待したい。


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