友人のご両親が飼っていた犬が、逝ってしまった。
彼は勇敢にも、闖入したハクビシンを退治したことがあるという。
ウチの2匹も猟犬である。
獲物と見たらじっとしていられない血が流れている。
しかし、飼い犬の身、自由に行動できない。
友人宅の犬がどうしてハクビシンと対峙できたのか、
詳しく聞いてみたいところだ。
さて、屋根の上の動物の足音を、老母が天井裏と思ったのも無理は無い。
以前、ウチの天井裏は一時期にぎわったことがあるのだ。
棲み付かれちゃあこまるんだが、そこはイキモノタチの勝手だ。
天井裏だけでなく、壁の中からも足音が聞こえた。
複数の、軽い足音が、走って行く。
ネズミどもの足音だ。
夜になるとパタパタと走り回る。
壁をドシンと叩いてやると、静かになる。
しばらくネズミの足音がしていたが、ある時いなくなった。
いなくなってしばらくすると、今度はミィミィと声が聞こえるようになった。
なるほど、母猫が天井裏を産褥と決めたのだろう。
しかし、仔猫たちの声はすぐに聞こえなくなった。
どうしたのか。
引っ越したのだろうか。
もとより猫は慎重で軽やかなので、親猫も足音などは立てない。
いるのかいないのか、分からない。
そう思っていたら、雨樋のところに蛇の抜け殻を見つけた。
蛇の抜け殻はめでたいものとされている。
財布に入れておくと金に困らないなどと言う。
そもそも美しい物なので、気を付けて取って、
室内の本棚に飾った。
蛇は足音を立てない。
這う音もしない。
天井裏は、何も棲んでいない時よりも不気味に静かになった。
そう思っていると、その蛇だろうか、庭にいた。
若いアオダイショウのようだ。
池をくねくねと泳いで渡っている。
と見るや、さっと空から何かが舞い降りた。
水面で、時間にすればものの数秒の間であろう、
アオダイショウもちょっと抵抗したが、飛ぶものには敵わず、
連れ去られて行った。
そうして天井裏は空き家になった。
彼は勇敢にも、闖入したハクビシンを退治したことがあるという。
ウチの2匹も猟犬である。
獲物と見たらじっとしていられない血が流れている。
しかし、飼い犬の身、自由に行動できない。
友人宅の犬がどうしてハクビシンと対峙できたのか、
詳しく聞いてみたいところだ。
さて、屋根の上の動物の足音を、老母が天井裏と思ったのも無理は無い。
以前、ウチの天井裏は一時期にぎわったことがあるのだ。
棲み付かれちゃあこまるんだが、そこはイキモノタチの勝手だ。
天井裏だけでなく、壁の中からも足音が聞こえた。
複数の、軽い足音が、走って行く。
ネズミどもの足音だ。
夜になるとパタパタと走り回る。
壁をドシンと叩いてやると、静かになる。
しばらくネズミの足音がしていたが、ある時いなくなった。
いなくなってしばらくすると、今度はミィミィと声が聞こえるようになった。
なるほど、母猫が天井裏を産褥と決めたのだろう。
しかし、仔猫たちの声はすぐに聞こえなくなった。
どうしたのか。
引っ越したのだろうか。
もとより猫は慎重で軽やかなので、親猫も足音などは立てない。
いるのかいないのか、分からない。
そう思っていたら、雨樋のところに蛇の抜け殻を見つけた。
蛇の抜け殻はめでたいものとされている。
財布に入れておくと金に困らないなどと言う。
そもそも美しい物なので、気を付けて取って、
室内の本棚に飾った。
蛇は足音を立てない。
這う音もしない。
天井裏は、何も棲んでいない時よりも不気味に静かになった。
そう思っていると、その蛇だろうか、庭にいた。
若いアオダイショウのようだ。
池をくねくねと泳いで渡っている。
と見るや、さっと空から何かが舞い降りた。
水面で、時間にすればものの数秒の間であろう、
アオダイショウもちょっと抵抗したが、飛ぶものには敵わず、
連れ去られて行った。
そうして天井裏は空き家になった。
ここ数年で見たのはハクビシンとヘビとタヌキとモグラの穴だけれど
お隣が空き家になってからはヘビが住み込んでいる感じです。
この地に住むようになった40年以上前は
動物園からクジャクが飛んできたりしてました。
家の前の道を羽をふさふささせて歩いてましたよ。
ここらは空き家が無く、緑も次第に減っています。
お隣の農家がクジャクを飼っています。
クジャクを飼う、というのが農家の間で「カッコイイこと」だった時があったようで、子どもの頃は周辺の農家数軒で飼っていたと記憶します。
その頃やっぱり、裏の道をはぐれクジャクが歩いていたことがありました。
思い出。
ひさしぶりに多摩ZOOに行きたくなりました。