[あらすじ] 自宅の前は通る人も少ない砂利道だが、
そこに連日、小型犬とおぼしき犬のうんちが放置されていて、
私は怒りながら埋めている。
もう少し、説明しよう。
※
まず糞の状態だが、
前回も書いたように、ゆるい。
犬のあさましき悪癖と思われるものに、食糞がある。
糞を食うのだ。
自分の糞でも、他の犬の糞でも、食う。
ただ、好んで食う糞と見向きもしない糞とがある。
この、放置糞はたいへん . . . 本文を読む
住まいの前は、細い路地だ。
路地と言っても、郊外のこと、
この道沿いにあるのは我が家一軒だけなのだから、
ほとんど通る人もいない。
通る人がいれば、わかる。
砂利敷きなので、足音がする。
自転車ならばジャーーーと音がする。
足音で、大体誰なのか、わかる。
裏の農家のお母さんは、年配ながら軽いけれど歯切れの良い音。
隣の酒屋のおばちゃんは、なんだか前のめり。
グシャ、グシャ、と音がするので、足を . . . 本文を読む
[あらすじ] 母と娘の関係は、癒着する。
と、よく言われる。
述語では、共依存などと言う。
雑に言やあ、相手のせいにし合ってる、なんてなことになるだろうか。
私は今、老母82歳と同居している。
母は絶対に口ごたえをしてはいけない「おとうさま」のもとに育った。
質問することは、相手に疑問をぶつけることと感じ、
文句を言うことになってしまうので、してはいけない。
ましてや、相手に「こうして . . . 本文を読む
[あらすじ] 母と娘の関係は、癒着する。
と、よく言われる。
述語では、共依存などと言う。
雑に言やあ、相手のせいにし合ってる、なんてなことになるだろうか。
私は今、老母82歳と同居している。
母は絶対に口ごたえをしてはいけない「おとうさま」のもとに育った。
質問することは、相手に疑問をぶつけることと感じ、
文句を言うことになってしまうので、してはいけない。
ましてや、相手に「こうして . . . 本文を読む
なぜかあたたかな低反発マットのおかげで、
夏用寝袋の上に薄い銀マットをかぶせてなんとかなってきた。
このまま1月を乗り切ったら冬制覇だぜ、と思っていたが、
ついに今年も冬将軍が東京にお目見えになった。
将軍の足下にひれ伏します。
降伏。
参りました。
足の指先がちぎれそうに冷たいです。
※
子どもの頃、足がしもやけになったものだ。
学校の白の上履きは、足の甲が大きく開いていて、
横に広いゴム . . . 本文を読む
[あらすじ] 母と娘の関係は、癒着する。 と、よく言われる。
述語では、共依存などと言う。
雑に言やあ、相手のせいにし合ってる、なんてなことになるだろうか。
私は今、老母82歳と同居している。
医者に現状を説明できないのも、疑問について質問できないのも、
病気に関しては医者の考えが絶対、という父権主義が原因だ。
それというのも、「おとうさま」には口ごたえできない、
明治の家庭に育ったからだ . . . 本文を読む
[あらすじ] 気の合う本は、最初の1,2ページでわかるものだ。
http://blog.goo.ne.jp/su-san43/e/ff39bd2d0840bef6fc48174eacc64264
逆もまたシンナリしちゃうのだが、
気の合わない本も、最初の1,2ページでわかる。
かと思うと、そうでない時もある。
いや、わかっているのかもしれないのだが、
まさかな、と思って確認のためにもう少し読み進 . . . 本文を読む
人生は短い。
時間は限られている。
知りたいことは多い。
知っておかねばならないことも多い。
本を読むのが遅い。
ページを繰るのがもどかしい。
・・・速読セミナーにでも行くか・・・
くだらぬ本など読んでいる時間は無い。
本当は本を読んでいる時間など無いと思っているくらいなのに。
そう言うのは口先だけで、私の部屋は壁も床も窓も本で埋まっている。
一度は、本を並べてその上に板を敷いて床にしようかと考 . . . 本文を読む
小学生の頃、同級生が「花とゆめ」なんか買ってて、
キャーキャーおもしろがって読んでいた頃は、興味が無かった。
少女マンガの絵柄やコマ割りの仕方は、
私には見にくく感じた。
中でも魔夜峰央の画風は、くどくどしく感じ、
読んでみたいと思うところまでもいけなかったものだ。
が、いつの間にか私の本棚は『パタリロ!』で埋まっていった。
おもしろい。
おもしろさには様々な要素がある。
その中のひとつにど . . . 本文を読む
ジジイかと驚き笑われるのだが、
実際、根がジジイなのだろう。
小銭はズボンのポケットに入れる。
お札は左の尻ポケットだ。
左手でポケットから出して、
右手で選び出す。
気に入った財布が見付からなかった、というのもある。
気に入った服など無い、ということを書いたことがあるが、
財布も同様だ。
http://blog.goo.ne.jp/su-san43/e/70b7ffee9b4c8f3f8e . . . 本文を読む
[あらすじ] 母と娘の関係は、癒着する。
と、よく言われる。
述語では、共依存などと言う。
雑に言やあ、相手のせいにし合ってる、なんてなことになるだろうか。
私は今、老母82歳と同居している。
昭和8年生まれだ。
母の母は私が8歳の時に75歳で亡くなったから、
たぶん明治36年頃の生まれだろう。
夫婦は十何歳だったか年齢が違ったというから、
母の父は明治20年頃の生まれだったのだろう。 . . . 本文を読む
母と娘の関係は、癒着する。
と、よく言われる。
述語では、共依存などと言う。
雑に言やあ、相手のせいにし合ってる、なんてなことになるだろうか。
私は今、老母82歳と同居している。
私自身はトランスジェンダーを自覚しているが、母にカムアウトはしていない。
この人にはなかなか受け入れられないだろう、と尻込みするうちに
何十年経ってしまったという感じだ。
何十年経ってみると、10年、20年前だったら . . . 本文を読む
一年半くらい前から筋トレを少し始めて、
ここ数ヶ月サボっていた。
ちょっと飽きてしまっていたのもあると思う。
やろうという気になれるくらいには楽で、
やってやろうという気になれるくらいには課題で、
やってみようという気になったものは取り入れると良いのだろう。
続けるコツにはもうひとつ、私の場合、
サボったことを気に病まない、というのがある。
あーあ、昨日もサボっちゃった。と気にすればするほど、
. . . 本文を読む
三が日、法螺を吹き続けた。
正月早々、嘘ばっかりつくのだから、せめて縁起の良いものを、と考えた。
正直に白状すれば、元ネタがある。
落語に「ぞろぞろ」という噺がある。
もとは上方の噺だそうだ。
よくある正直爺さんと隣の欲張り爺さんの話だ。
信心深い爺さんの店は、客もあまり来ないので、品揃えが悪い。
http://blog.goo.ne.jp/su-san43/e/058ff5d1d8af530 . . . 本文を読む
老母82歳パーキンソン病は、寒さも加わって体の動きがこの頃良くない。
一時期は良かったのだが、このところまた洋式便器に腰掛けにくくなって
いるようで、小用の後、ちょっと汚れが残る。
自分でも掃除しているが、行き届かない。
私も掃除するが、なかなか日々の積み重ねの汚れというのは、
すっきり落ちないものだ。
「あら、そんな時は神頼みよ。」と
友達は熱い甘酒をふうふう吹きながら言った。
http:/ . . . 本文を読む