凱得來大飯店 (高雄市新興區)
民國95年11月27日星期一(月曜日)。高雄のホテルで目覚める。テレビをつけると「おはよう日本」をやっている。全く台湾にいることを忘れてしまう。階下の餐廳へ降りて、朝食をとる。先客はいない。朝食は中式(中華)または西式(洋食)から選べるのだが、何も聞かれずに西式の朝食が用意された。ちなみに前回は聞かれたので西式を選んだ。トースト、目玉焼き、サラダなど、内容はごく普通である。コーンスープがあるのだが、これが塩気が無くて微妙な味である。台湾料理は塩味控えめなんだそうだが。口に合わないスープだったが、残さず平らげる。コーヒーはミルク、砂糖入りで供されたので、普段は砂糖を入れない自分にはちと甘い。餐廳には蚊がいたので気になっていたが、脚を喰われてしまった。
部屋に戻りテレビを見る。総合テレビそのままだなと思ったが、「生活ほっとモーニング」が終わると別内容となり、「みんなの体操」や「もっと知りたい」の放送はなく、「おはよう日本」の再放送となった。もう午前9時半のつもりだが、台湾のテレビに変えると午前8時半である。双子の姉妹が朝の情報番組をやっている。「もっと知りたい」も双子の兄弟だし、ちょうどいいか。午前9時過ぎにホテルをチェックアウトする。
高雄願景館 (高雄市三民區)
列車に乗る前に駅前を散策。高雄車站の旧駅舎である高雄願景館。昭和15年(1940)の建築で帝冠式。高鐵(新幹線)、捷運(地下鉄)の整備に伴い、民國91年(2002)には82.6mも駅舎を移動させている。そこまでして保存する高雄の人々には頭が下がる。
高雄車站の駅頭 (高雄市三民區)
建設中の高雄捷運高雄車站 (高雄市三民區)
高鐵左營站や高雄國際機場が結ばれる予定。工事は遅れている。
剪票口(改札口) (高雄)
切符に鋏を入れてもらい入場する。僅か30分余りの乗車なので便當は買わない。月台には列車を待つ人たち。若い女性の旅行者2人が日本語で話している。恐らく日本人だろう。何か場違いな気もするが、違和感がない気もする。やがて自強號が入線してきた。
台鐡 縦貫線 自強號 1012次 (高雄)
車内に入り、席につく。希望通り窓側の席である。高雄9時28分発。愛河を渡り、北へ向きを変え、高鐵左營站との接続駅、新左營を通過していく。電車のような乗り心地である。快適な車内だが、もう降りなければならない。台南10時01分着。今日は先ずこの街を観光するつもりである。 (つづく)
台鐡 車票
いずれも民國95年11月27日撮影