旅日記

旅の記録と紀行文を紹介する事でしょう。
写真は私が撮影したものを使用しています。

台湾3泊4日 西螺散策

2018-03-17 09:00:00 | 台湾日記

西螺大橋廣場 (臺灣省雲林縣西螺鎮)

西螺のバスターミナルより西螺大橋を目指す。関東では先週は雪が降ったというのに、台湾は春のような陽気である。まことに過ごしやすいが、夏に来ていたら暑くてやれなかったろう。


広場にはわんこが!


歴史建築 西螺大橋 SILUO BRIDGE


西螺大橋碑記


中央管河川 濁水溪 經濟部水利署

「一級河川 江の川 国土交通省」のような看板がある。


雲林縣縣…

恐らく下の方が埋まっていて、文字が見えない。


立哨小屋に兵隊さんが!

宮脇先生の本で、台湾の鉄道のトンネルや橋梁に若い兵隊さんが配置されていた事を知る。重要な橋梁の西螺大橋にもかつては兵隊さんが詰めていたのだろう。10年位前から台湾の鉄道に乗っているが、もう実際に兵隊さんのいるトンネルや橋梁を見掛けた事がない。


西螺大橋(1,939m)









路線バスで通りたかった西螺大橋だが、バスは新橋の溪州大橋経由で渡る事は叶わず。見たところ歩道はないようだし、2km近い長大橋を歩いて往復するのはどうかと思い、今日は渡るのを諦める。いつの日か渡ってみたいものである。


flag1 日本の国旗も掲揚されている!

中華民國(台湾)だけでなく、美國(米国)と日本国の旗も掲揚。


文化資産 西螺大橋 建築特色與時代背景

 猶如紅色鋼鐵巨龍般 西螺大橋横跨濁水溪下游的「嘉南穀倉」 聯絡雲彰二縣 由於濁水溪河闊水急 彷彿「天塹」 一旦溪水暴漲 南北交通中斷 因此昭和11年(1936)本地成立「西螺架設濁水溪人道橋同盟會」 上書總督府 三年内完成32座橋墩 卻因珍珠港事件爆發 鋼材移作軍用 工程中輟 直到民國41年(1952)在美援與配合款續建下終於完工 歴時十五年

 西螺大橋採華倫穿式 鋼鐵作架 水泥作墩 桁樑引孔 全長1939公尺 是當時僅次於舊金山金門大橋的世界第二大橋 也是遠東第一大橋

  早期曽併設糖業鐵軌 遂有汽機車與五分仔車在橋上並馳的奇景 後因容易肇事及糖軌重要性日減拆除 (説明版より ※一部、文字が異なります)

戦前に工事が始められた西螺大橋だったが、日米開戦で工事は中断。戦後に米国の支援で工事は再開し、15年掛かって完成した。当時はサンフランシスコの金門橋に次ぐ世界二位の大橋で、極東では一位だったそう。製糖鉄道の軌道も併設されていたが、そちらは廃止。




濁水溪の河川敷、下流方を望む!


台灣高鐵(新幹線)が見える! (嘉義-雲林)

昨日は車内より西螺大橋を眺めた。


西螺大橋を後にする…

昨日、高鐵(新幹線)で訪れた雲林駅の案内所で貰った西螺のガイドのいの一番に載っているのが西螺大橋。次に書かれている泰山石敢當を目指す。




環島1號線
Cycling Route No. 1


鉄道では島を一周したが、自転車ではちょっと…


泰山石敢當 (臺灣省雲林縣西螺鎮)

清道光7年(1827)に建造された石敢當。日本国内で民家にある石敢當を見掛けた事があるが、台湾で見るのは初めて。


泰山石敢當遷移紀念碑文



せっかくなので、ちょっと失礼して中を覗かせていただく。



「是全省最大的泰山石敢當」だそうで、168cmもあり大きい。




延平老街へ…

泰山石敢當の次に延平老街が紹介されている。




西螺は醤油屋さんが多い!

お醤油が西螺の特産だそうで、昨日訪れた雲林駅でも売っているのを見掛けた。お醤油は山口県のものがいいので、よそで買って行く事はない。


延平老街にはレトロな建物が軒を連ねる!


東市場


廣合商行

写真を撮ろうとしたら、真ん前に車を止められてしまった。


3棟から成るバロック様式の建物

その左側の1棟に注目。


金玉成商行鐘樓

枠のデザインがフクロウになっていて、不苦労とか掛けているのだそう。



廣合商行を車を避けて撮影。




捷發乾記茶莊




安源商店




西螺福興宮 (臺灣省雲林縣西螺鎮延平路)

大きな廟がありお参りしてゆく。



媽祖さまをお祀りする。創建は清雍正元年(1723)だそう。




保生堂




凝った意匠








火力雞 嘉義火雞肉飯 (臺灣省雲林縣西螺鎮健興路)

そろそろお昼ご飯に。昨年、嘉義で食べた雞肉飯を思い出し、こちらのお店へ。チェーン店のようである。ここの建物も草臥れているが、レトロなデザインである。麦酒はないか尋ねると、コンビニエンスストアでと言うので(恐らく)、持ち込み可能と判断し、向かいの全家へ。


全家 FamilyMart 西螺延平店 (臺灣省雲林縣西螺鎮延平路)

コンビニエンスストアもレトロな建物。台湾啤酒金牌(35元)を購入。


注文した料理が運ばれてきた! ※台湾啤酒は持ち込み。


火雞肉飯


そしてもう一品♪

火雞肉飯の方はターキーらしいが、こちらの肉もそうなのか、鶏肉なのか。タレの味もよくて実に旨い。麦酒によく合う。火雞肉飯の方が薄味なので、こちらをおかずにしてご飯を食べる。ごちそうさまでした。代金は90元だった。




佳聲唱片行

この先に蛭子さんの泊まった宿があったのだが、この時は知らず訪れていない。




老盛行

店先の子供さんを見て、こちらの建物を撮っていて気付いた。


路面に名称と建築年代が埋め込まれている!

子供さんがいた建物は昭和10年の建築だった。


再び廣合商行へ

また別の車が画面に入る。延平老街は歩行者天国ではないので仕方がない。確認したかったのはローマ字の屋号。


RIN□ŌGŌSHAUKŌ 行商合廣


賣景商店



昭和16年建築の七十號街屋は上の建物だったか。レトロな建物が多くて分からなくなった。


いずれも中華民國105年11月28日撮影

月曜日だからか、観光客は多くないようだったが、そこそこ車で訪れる人は見られ、自転車で訪れるグループも見掛けた。日本人は他に見掛けなかった。ガイドに載っている旨そうな西螺三角大水餃のお店に行ってみたが閉まっていた。月曜日だからか。人が多いかも知れないが、休日に訪れた方がいいかも知れない。他にも閉まっているところは多かった。そろそろ西螺を後にするべく、バスターミナルへと向かう。 (つづく)