旅日記

旅の記録と紀行文を紹介する事でしょう。
写真は私が撮影したものを使用しています。

台湾3泊4日 高鐵南港站・南港線

2018-03-19 00:00:00 | 台湾日記

西螺轉運站 (臺灣省雲林縣西螺鎮中山路)

13時発のバスがあるので、これに間に合うようにターミナルへ帰ってきた。コインロッカーから手荷物を取り出す。鉄道駅でなくてもコインロッカーが設置してあっていい。身軽に西螺の街を散策出来た。國光客運の窓口に行き、台北までの切符を買う。料金は350元。出発時刻前なのに停車しているバスに乗るよう言われる。台北行のバスは西螺始発ではなく、高雄とかから来るバスが高速を降りて立ち寄っている。すでに何時間も車内にいる乗客もいるし、もう乗る人がいないのなら時間前に出発したいのかも知れない。それか遅れてきた1本前のバスだったのか。7-ELEVENで飲み物を買う時間もない。運転士に「大橋頭」と言うが、発音が悪いのかなかなか伝わらない。何とか停車するバス停を確認。車内は一人掛+二人掛の座席。一人掛に空席があったので、何の気兼ねもない。12時54分、西螺をバスは出発する。


西螺→台北轉運(350元)
※切符ではなく控えですが…


西螺交流道(IC)より國道1號(中山高速公路)に流入!

省道の台1線を走っていたバスは西螺ICより高速に入る。別に高速に乗らないルールの旅ではないので、構わない。西螺から乗ったのは高速バスの國光號である。台北市まで高速を走る事になる。服務區(サービスエリア)への入口が見える。西螺ではICより西螺SAに寄ってから本線に入る事が出来る構造となっている。ちなみに山陽自動車道の龍野西ICより龍野西SAに寄ってから本線に入る事は出来ない。


西螺服務區 (臺灣省雲林縣西螺鎮振興里)


写真の焦点が合っていないが、この辺が中心か?


加油站(給油所)も見える!

一度、台湾のサービスエリアに行ってみたいが、未だに機会がない。


中沙大橋で濁水溪を渡る!

雲林縣より彰化縣に入る。


台灣高鐵(新幹線)が横切る! (北斗IC-西螺SA)

烏溪を渡り、臺灣省彰化縣より臺中市に入る。


建物に隠れているが、高鐵台中站(駅)付近! (南屯IC-王田IC)



くどいようだが、高鐵台中站(新幹線駅)と臺鐵台中車站(在来線駅)は別の駅で、離れた場所にある。臺鐵(在来線)の列車で8kmの道程。


台中交流道(IC)を通過!

この辺が台中。高い建物が多く見える。しばらく行くと、昨日の宿に近い豐原交流道(IC)を通過。豐原から西螺まで高速を使えば1時間も掛からない。それではローカル路線バスには乗れないが。大安溪を渡り、臺中市より臺灣省苗栗縣に入る。山間部をバスは走る。


大都市もあれば、山の中も! (三義IC-泰安SA)


三義交流道(IC)を通過!



臺灣省新竹市や臺灣省新竹縣を通過し、桃園市に入ってきた。


平鎮系統交流道(JCT)を通過!


機場系統交流道(JCT)を通過!

この下の高速は空港から桃園駅に向かう時に通っている。國道2號が十字に交差し、空港や國道3號に連絡している。


走って行く高鐵の列車! (林口IC-桃園IC)

何度か高鐵の線路と交差したが、走っているのが見られるのはいい。


開業前の機場捷運の軌道が見える! (林口IC付近)

もう設備はすっかり出来上がっているように見える。この路線が開業すれば、台北駅と桃園空港は鉄道で結ばれる。バス以外の選択肢が広がる。


見えている駅は長庚醫院站(当時は未開業)


この辺りは高速道路が二段になっている! (泰山轉接道-林口IC)

桃園市より新北市に入る。



写真で分かるだろうか。在来の高速道路がある上に高架のバイパスを建設しているのだ。平面の在来道と高架のバイパスは所々で連絡していて、高架の方がICの数が少なく、林口、桃園で流出する事は出来ない。鉄道の複々線で快速線と緩行線みたいな感じになっている。台北に直行するこのバスはもちろん高架の方を走っている。五股轉接道で高架より平面の在来道に入り、淡水河を渡り、新北市より臺北市に入る。台北交流道(IC)で流出し、重慶北路にある各停留所で客が降りてゆく。自分も終着の台北轉運站まで行かず、台北の定宿の最寄りの捷運大橋頭站で降車する。


國光客運 〔國光號〕 (捷運大橋頭站)

バスは高速道路内は停車せず、運ちゃんの休憩もなかった。お疲れさまでした。西螺が休憩か、交代場所だったのだろう。何やら三ヶ日のようでもある。

國光客運 西螺站(12:54頃)→捷運大橋頭站(15:26頃) 票價350元


バス停は路面電車のように道路中央部にある!


台北捷運 新莊線 大橋頭站 (臺北市大同區民權西路)

バイクの多さを見て、台北に帰って来たなとホッとする。今回の台湾旅行で初めて台北だが。


馴染みのある風景!


東呉大飯店 東呉ホテル Dongwu Hotel (臺北市大同區延平北路)

国内外問わず、一番居心地のよいホテル。宿泊回数の多さも影響しているだろう。一昨日の宿で貰ったネーブルをここで食べ、部屋で暫し小休止。




單程票 自由座車廂 台北→南港(35元)

ホテルでゆっくりしていたいが、時間がまだ早い。捷運に乗って台北駅にやって来た。高鐵(新幹線)の切符を購入。でも遠くに行く訳ではない。

新莊線 大橋頭(16:34)→民權西路(16:36) 3420
淡水線 民權西路(16:41)→台北車站(16:46) 2035
◆大橋頭-台北車站間の電子票證(IC運賃)16元


台灣高鐵 台北站 (臺北市中正區黎明里北平西路)

月台(プラットフォーム)に降りる。いつの間にやらホームドアが設置されている。比較的プラットフォーム幅が狭く、利用客の多い台北駅では必要なのだろう。


台灣高鐵 654次列車 [700T型] (台北)

北上列車が入線。かつての終着駅の台北でほとんどの人が降りていった。今から乗るのはこの列車。中華民國104年(2015)12月に開業した苗栗、彰化、雲林の3駅は昨日利用してきたが、これらの駅は台北-左營間の開業済の区間に設置された新駅。この他に民國105年(2016)7月に新たに開通した区間があり、それが台北-南港間である。高鐵(新幹線)の延伸区間を乗りつぶししようという訳である。


700T型の標準車廂(自由座)車内の様子!

がらがらの車内。博多で博多南線に直通する新幹線を思わせるが、博多南行の方がもっと乗客が多い。もっとも博多南線の運転本数はあまり多くないのだが。


標準車廂の座席

三人掛+二人掛で、日本の一般的な新幹線と同じ。標準車廂はJRで言えば普通車。自由座は自由席。標準車廂には指定席となる對號座があるが、車両は同じ。特別車両(グリーン車)に相当する商務車廂も連結している。そこは利用した事がない。


ほとんど新幹線!


metro 高鐵で台北站開車symbol5

高鐵の列車は台北を出発。台北は地下駅で、このまま地下トンネルを走り、地下駅の南港に至る。もちろん車窓は楽しめない。9km位のところを8分で到着した。運賃は僅か35元。参考までに自分の両替した時のレートで日本円にすれば、127円75銭である。ちょっと坊ちゃんを思い出した。

「ごろごろと五分ばかり動いたと思ったら、もう降りなければならない。道理で切符が安いと思った。たった三銭である。(夏目漱石『坊っちゃん』より抜粋)


台灣高鐵 654次列車 [700T型] (南港)


metro 高鐵で南港站到了symbol5

高鐵 654次 台北(17:02)→南港(17:10) 130-12 票價35元

8分の乗車とはいえ、これで台灣高鐵(新幹線)の全線乗車を再び達成した。この1年の間に北陸新幹線延伸区間、北海道新幹線部分開業区間と乗って来たので、本家日本の新幹線の方も全線乗車している(ミニ新幹線を除く)。括弧書きが気になるが、あれは在来線だし、狭軌の頃に特急に乗っているし、標準軌になって普通列車に乗っているし。


3面6線の広々した構内!



在来線の駅に入り込んだような台北に比べて、南港はゆったりした造りとなっている。地下駅、地上駅の違いはあるが、高鐵左營站を思わせる。しかしここ南港は利用客が少ない。


改札内に7-ELEVENあります!


驗票閘門(改札口)


きれいな構内

設備は充実しているが、如何せん人が少ない。


台灣高鐵 南港站 (臺北市南港區南港路)
臺灣鐵路管理局 縱貫線 南港車站 (臺北市南港區南港路)
台北捷運 南港線 南港站 (臺北市南港區忠孝東路)

新幹線、在来線、地下鉄の3路線の集まる駅。これから発展するのでしょう。




駅頭の様子!


構内に飾られた絵画



南港からは臺鐵(在来線)、または捷運(地下鉄)に乗って帰るつもりだったが、捷運南港線の終点が隣の駅なので、そこまで歩いて見る。地図は持っていないが、南港路を東に行けばいいだろう。日が暮れて暗くなってきたが、大通りなので、街灯や商店等の灯りで問題ない。南港駅には新しい高層ビルが建っていたが、駅を離れると少し年月のいった低層の建物が多い。時間柄、家路を急ぐ人たちで活気がある。飲食店も何軒も見掛け、こうゆう普通の街で食事をするのもいいと思うが、もう予定の店は決めてある。


台北捷運 南港線 南港展覽館站 (臺北市南港區研究院路)

南港駅から暫く歩いて南港展覽館の駅が見えてきた。こちらは地下鉄の駅。板南線と案内される。


台北捷運 内湖線 南港展覽館站 (臺北市南港區南港路)

南港路を挟んで向かいにある高架駅は内湖線の駅。文山内湖線、文湖線と案内される。捷運は殆どの路線が地下鉄のようだが、この路線は新交通システムの路線となっている。


驗票閘門(自動改札機)

日も暮れてしまったが地下鉄の乗りつぶしだからいいだろう。台湾では高鐵(新幹線)、臺鐵(在来線)の乗りつぶしは一応終わったので、あとは捷運と阿里山森林鐵路の乗りつぶしが残る。臺鐵の線路付け替え区間も乗っておくべきか。


月台(プラットフォーム)

比較的新しい駅なので、天井まである月台門(ホームドア)が設置されている。閉塞感がある。車両の写真も撮れないが、仕方がない。


metro 捷運板南線で南港展覽館站開車symbol6

市政府に到着。これ以西の南港線には既に乗っているので、これで南港線の乗りつぶしは終了。地下鉄ではあまり感慨もない。そのまま乗車して列車は更に西へ。


metro 捷運板南線で善導寺站到了symbol6

初めての駅で降りてみる。ここの月台門は後から設置したもので、高さも低く、開放感がある。

南港線 南港展覽館(17:47)→善導寺(18:06) 3160 電子票證24元


構内の様子!

台北捷運では他でも見掛ける構造の駅。


台北捷運 南港線 善導寺站 (臺北市中正區忠孝東路)


善導寺駅の前には善導寺!

境内には木造ではなく近代的な高層建物が見える。


台北101が見える!

まだ6時過ぎだが、暗くなったので晩御飯にしてもいいだろう。目的のお店に歩いて向かっていたら、上方の言葉を話すご夫婦らしき二人を見掛ける。一昨日、桃園空港を出てから久しぶりに日本人の話す日本語を聞く。台北には多くの日本人が滞在しているのだろう。


18天台灣生啤酒

目的のお店に入る。日本語が通じるので、何の問題もない。麦酒の販促の衣装を着たお姉さんがやって来たが、その銘柄ではなく、台湾啤酒を所望すると持ってきてくれた。別に衣装の銘柄を頼まなくてもいいらしい。注文通り、瓶詰から18日以内にという麦酒で間違いない。台湾啤酒の中でも実に飲みやすい。18日以内という事で日本では見掛けないので、台湾に来たら飲んでおく。


白飯

白いご飯は無料だったはず。自分で炊飯ジャーからよそってくる。


綜合生魚片

お刺身の3点盛り。


醤油とワサビ

白いご飯にお刺身。旨い。また麦酒にもよく合う。サーモンを台湾啤酒で流す。


宮保雞丁

鶏が好きなのでこちらも。ご飯に合い、麦酒にも合う。旨い。唐辛子はちと辛い。


空芯菜

空芯菜も好きなので頼む。旨いけど、一人で食べるには量が多い。どの料理も本来は複数人で取り分けてるのだろう。でも好きなので全部平らげてしまう。


ごちそうさまでした!

申し訳ないが、唐辛子だけ残す。代金は450元だった。日本円で1,642円50銭くらい。


鮮定味生猛海鮮 長安店 (台北市中山區長安東路)



この店には3年前に来て、同じものを食べている。安心出来て失敗がないのはいいが、他の店にも行ってみなければ。松江南京の駅まで歩き、捷運でホテルに戻る。部屋に戻るとネーブルの匂いが漂っている。皮をビニールに入れて、屑物入れに戻す。

新莊線 松江南京(19:20)→大橋頭(19:27) 3160 電子票證24元


UCC BLACK無糖黒咖啡飲料(25元)

ホテルの隣の全家 FamilyMartで缶コーヒーとアイスを買って帰った。いつものUCCコーヒー。日本のコンビニエンスストアで買うより少し安い。


小美 香草冰淇淋(20元)

アイスは台湾メーカーのもの。これも3年前に食べている。



台湾旅行最後の晩をホテルの部屋でまったり過ごす。


tv お休み前にニュースをチェック!あれっ、大成さんは?

大成さんはお休みだった。


横綱、優勝おめでとう!


sun 三宅さんのお天気を見て…


今夜は三宅さんに席を勧めている!

そろそろ日本では日付が変わるが、台湾ではまだ1時間ある。まだ何か番組を見ようとチャンネルを変える。


tv 台湾のチャンネルにすると日本ロケの番組だったが…


もう終わるところだった…
いずれも中華民國105年11月28日撮影(切符の画像を除く)

他に見たいような番組もなかったので、もう寝る事にした。 (つづく)